ここは、キング牧師が滞在した棟の外観だけを残して建て替えられ、今は「The National Civil Rights Museum」(公民権博物館)になっている。 モーテルの前の駐車場には、暗殺された夜(1968年4月4日)、キング牧師を迎えに来た友人の車(Dodge)とキング牧師が南部の州を回るときに使っていたキャディラックの2台が置かれ、当時を再現している。 キング牧師が銃弾に倒れた場所、宿泊していた306号室の前のバルコニーの手すりには、 リースが掛けられている。
改装して博物館と合体したモーテル↓ ここが宿泊していた部屋と暗殺現場↓
ロレイン・モーテルの看板には、「I HAVE A DREAM MLK (Martin Luther King Jr.)」とある。
ケネディ司法長官は、アラバマ州とミシシッピ州の両知事に「州警察が暴徒からフリーダム・ライダー達を守ることを約束するのであれば、連邦政府は、ライダー達が州の人種隔離条例に違反して逮捕されたとしても、一切介入しない」と取引をする。 アメリカは自治の権限が高いことから、各州独自の軍隊や警察を持っており、南部の州では、連邦政府が人種統合を進めている中、それに対抗して独自に人種隔離を容認する条例を作っていた。 勿論、両知事の言う「人種隔離条例に違反したら逮捕」というのは、連邦裁判所が1960年に出した判決(Boynton v. Virginia)に反するものなのだが。