映画



■邦題『セントラル ステーション(中央駅)』
 1998年第48回ベルリン映画祭金熊賞(グランプリ)
 サンダンス映画祭国際賞受賞

という心温まる映画があるんですね。
これはお母さんを交通事故で失った少年が、意地悪な代筆屋のおばあさんと
自分の父親を探して、広大なブラジルを旅して行く中で、二人の友情が
めばえていく。。。というお話です。

ブラジルの雄大な景色、都会と田舎にともにある貧困、文化、問題、友情
など、色々な角度から楽しめるとても良い映画です。

主人公の男の子は、本当の貧困層の男の子です。
2000人以上オーディションをしてもイメージどおりの少年が見つ
からず、困っていた監督がたまたま街を歩いている時に『荷物を持つから
金をくれ』とお金をせびってきた少年がイメージにぴったりで、そのまま
主役に抜擢したエピソードがあります。

また冒頭の『手紙を代筆するシーン』
これは全て本物です。この手紙の内容は、字が書けない人が自分達の
田舎においてきた家族達にうったえている生の声です。
なんとも言えない、愛情と心がこもった手紙です。


。。。ちょっと紹介が長くなってしまいました。(^^;

もともとこの映画は、私の複数の友人から、『すごく良い映画だから、
絶対に見た方が良い』と勧められて見た映画なのです。


1人の友人の奥様は、ブラジルへの赴任が決まってから、ブラジルが
どんな所かつかむために、この映画のビデオを手に取ったそうです。

”映画を見た当時”のことを、その奥様は振り返って言いました。

『私、この映画を、見て、とにかく涙が止まらなかったの。。。。
映画がすごく感動的だったというのもあるんだけど。それ以上に、
映画の舞台の広大で雄大な景色を見て、私、小さな子二人もつれて
(うち1人は赤ちゃん)、こんな(犯罪の多い、荒れ果てた貧困の)国に
行くんだ。。。と思ったら、本当に涙が止まらなかったよ(笑)。』


最初は本当に大変なんだけど、特に前述の奥様のようにお子さんがいる
家庭は、日本との学習レベルの差が大きいので本当に深刻なのです。

でも帰る頃には、『ブラジルに来て本当に良かった。もっと住みたい』
と誰しもが思うほど、好きになって帰国するんです♪

その奥様も、とてもブラジル生活をエンジョイして、無事に任期を終え
無事に帰国されました。(お疲れ様でした(^^))





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