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2012年12月06日
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さて、前回、続きです。




「・・・

そして、豊かで(とくに働かなくてもみんななんとなく)「食えてる」というのも、スペインとイタリアの皆さんが他人に意地悪しない性格、という大きな理由だと思います。


あくせくしなくても、別に他人の足を引っ張って妨害しなくても、十分豊かに食べていける、という意識が大きいのでしょうね。




あんまり働かなくても、どんどん作物が育つし、食べ物は豊富にあるし、ワインは水みたいに安いし、食費がとても安くつくのですよ。


食べ物がとても安いことに、日本人から見たら驚くばかりです。・・・というか、日本とかイギリスの食べ物、野菜・果物が高すぎるのだな~と気が付きます。もしかして、スペインやイタリアの食物の物価が普通なのかもしれないですよね。」

・・・と書き込みましたことについてです。







一行目の、


  ↓
(四十六時中あくせく仕事に追われて長時間働かなくても)、というのがもっとふさわしい表現だと思います。




スペイン人とイタリア人はあまり働かない怠け者、というイメージも日本では強いと思います。



一般的には、会社やお店で働く人々は、確かに日本と比べるとそうです。

彼らは日本人よりも労働時間が短めでバケーションが長い(1年に1ヶ月間、まとめても取れるし、2回とかに分けて取ることもできる)のです。


日本で1年に1ヶ月もの間、バケーションを取っている人はなかなかいませんよね。そんな行動を取ろうとしたらすぐクビですよね。


そしてキリスト教カトリックでは日曜日は休息日(孫から祖父母までその家系の家族全員で会う)とされているため、スペインでは一般的に、日曜日にお店を営業したり働く人がほとんどいないのです。(大型デパートは日曜日も開いています。)きっとイタリアもそうなのだろうな~と想像します。



そしてスペインでは、

「毎年新年1月1日には上から下まで、下着でもワイシャツでも全部新品を、家族全員分、そろえる」

「クリスマスには家族全員が必ず実家に集まり、みんなで1年で一番豪華なご馳走を食べる、その全員分のプレゼントを買って用意しておく」

・・・など、ほかにもまだありますが、わけのわからない、一見、そこまでするのは無駄なんじゃないかな?と思えるような習慣があります。





街中の人々が色んなお店で食物、服、下着、プレゼントなど、地元のお店で買い物をしまくるので、そのせいでその街の消費が上がるのです。


おそらく、大昔は、スペインではこれで十分、みんな街中、まんべんなくどの職業・お店の人も1年に1回は盛大に潤っていたのだろうな~と思います。

今は十分、まんべんなく行き渡って潤うというのは難しいかもしれないですが、ある程度は潤いますよね。

皆、お互い様になりますよね。



多分その習慣も、結局、街中のどの職業の人々も、自分と他人を比べて劣等感や優越感を持つことが無い原因の一つでしょうね。





常に「自分と神との対話」だけがあるのです。

「自分と周りの人々との対話(自分と他人を比べる)」は、スペインには無いです。




長くなりますので、続きは次回!





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最終更新日  2012年12月06日 14時57分52秒
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