文豪のつぶやき

2005.07.21
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カテゴリ: 新撰組
伊東の近藤暗殺計画は新撰組の間者、斉藤一に知れ、またたく間に近藤、土方の知るところとなった。
近藤暗殺計画とは、手練れの斉藤一が近藤勇を暗殺し、同時に残りの高台寺党を二つに分け一方は新撰組幹部を襲い、一方は隊士を説得し高台寺党に引き入れるというものだった。
だがこの近藤暗殺計画がもし実行されても、こんなちゃちな策謀が百戦錬磨の新撰組に通用するかどうか。
伊東の腹がわかった以上、今度裏に躊躇はない。
斉藤はすぐさま新撰組に帰隊し、伊東暗殺の策を練った。
策はこうだ。
新撰組幹部が、伊東甲子太郎から講義を聞きたいということで、料亭に呼び出す。そして、散々酒を飲ませ、不明にさせる。
その帰路惨殺するという計画である。
立案者は土方らしいが、こんなことで伊東がひっかかるかという意見が新撰組幹部から出たが、土方は自信を持っていた。

伊東は文武両道の達人であり、弁舌もさわやか、無論策士でもある。
その自信が、新撰組ごとき多摩の百姓上がりの壮士などはたいしたことはない、と思わせたのであろう。





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最終更新日  2005.07.21 06:52:34
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