文豪のつぶやき

2005.08.04
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カテゴリ: 新撰組
新撰組が闇を得て、白兵戦を展開したため形勢が逆転した。銃を主装備にしている朝廷軍は、まさに恐れおののきながら闇夜のざわめきに無差別に銃を撃っている。
その音を聞き、新撰組はそっと忍び寄り、次々に敵を斬っていく。
朝廷軍は一時パニックに陥った。
しかし新撰組に不幸が襲う。
本陣である伏見奉行所で火の手が上がったのである。大火事である。
朝廷軍の砲弾が原因か、理由はわからない。
広壮な伏見奉行所は高く火柱を上げ、中にあった武器庫の火薬に引火し次々に爆発していく。
これで伏見市街は、まるで昼間のように明るくなった。
はるか西方の鳥羽からもこの火は見えたというからよほどの大火事だったのだろう。

朝廷軍は再び、勢いを取り戻した。
狙い撃ちである。
新撰組たちは寄る辺の本陣、伏見奉行所を失い撤退をせざるを得なかった。
土方率いる新撰組は会津兵とともに最終的には大阪城へ落ちた。
ここで再びやり直せばよい。大阪城は天下一の名城だ、と土方は思ったに違いない。
しかし土方は大阪城について腰が抜けるほど驚かされることになる。





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最終更新日  2005.08.04 06:42:08
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