文豪のつぶやき

2005.09.02
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カテゴリ: 新撰組
大鳥圭介を司令官とする旧幕軍は、日光を目指している。
日光は天然要害の地で、日光東照宮は城郭として作られている。
日光東照宮は、徳川家康が天下を取った時、いずれ朝廷と手切れになることもあるかもしれないということを見越して、家康の墓所がある東照宮を根城にして戦うために作られている。
フランス式洋式軍隊の訓練を受けた大鳥圭介と、経験豊富な土方歳三、2000人からなる最新鋭の軍隊、天然要害の地日光、堅牢な城郭東照宮、官軍を相手に十分に戦えるのではないか。かれらはそう思った。
日本最強の大鳥幕軍は日光に向かう各地で官軍を撃破していく。
途中、下野小山の宿(栃木県小山市)で土方は300人の隊を分け宇都宮城に向かう。
宇都宮城には、土方個人の遺恨がいる。
近藤を捕らえた有馬藤太と香川敬三が駐屯しているのである。
(かたきをとってやる)

だが、このとき近藤がすでに斬首されていることを土方は知らない。
慶応四年(1868年)4月19日土方は小山から七里先の宇都宮城を攻めた。
迎え撃つ官軍も300人、しかもこの時代最弱といわれた彦根兵である。





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最終更新日  2005.09.02 07:30:21
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