文豪のつぶやき

2014.06.29
XML
カテゴリ: 人間
グズタケはもてない。
若いころ、たかってばかりで日ごろお世話になっていたクズマツはグズタケに恩返しをしようと、街を歩いていたとき女の子を難破した。
髪の毛まっ黄っ黄のギャルの二人連れである。
さっそくグズタケに電話をかけた。
人気のない、冬の凍てついた夜の街にクズマツとギャル二人が待っているとやがてむこうから原付すくーたの音が聞こえてきた。
クズマツが見るとバイクに乗っていたのは、ベレー帽にマフラーをなびかせリクルートスーツにサンダルのグズタケであった。
彼としては精いっぱいのおしゃれだったのであろう。
瞬間、クズマツは女の子にを残し、夜のとばりに消えた。
「あんな恥ずかしい恰好でくるなんて。俺速攻で逃げましたよ。女の子も放り出して」





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2014.06.29 21:50:14
コメント(0) | コメントを書く
[人間] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: