ぶらぶらブラジル日記

< 新しい記事

新着記事一覧(全597件)

過去の記事 >

April 21, 2005

ブラジル人がこだわるビールの温度　

(21)

テーマ：食べ物あれこれ(51289)

カテゴリ：食べたものの画像シリーズ

こっちの人はビールを飲む。とにかく飲む。

街角の飲み屋のテーブルの上にはテーブルクロス代わりに紙が引いてあり、4人掛けの机であれば、4辺にそれぞれ1から50迄の番号が振ってある。

「何じゃ、この数字は？」と最初は不思議に思っていたが、生ビールを一杯頼むごとに机の上の番号をボールペンで消していく、つまり一人50杯飲むまではきちんと管理できる実に効率的なシステムなのだ。

欠点は紙なので、コップの汗で机が濡れてしまうと、たまに管理表の部分が破れてしまうことだが、そこは大らかなブラジル人、1-2杯の誤差は気にしない。

そんなブラジル人も「ビールの温度」には大変こだわりを持っている。

「ビールは冷えてなくてはならない」。それも凍る直前の温度を好む。4度以下ならば良いらしい。

瓶ビールが運ばれてくると、ほとんどのブラジル人はまず瓶を握り、温度を確かめる。ちょっとでもぬるい場合はつき返す。

beer

自分自身、瓶ビールが運ばれてくると、すぐ瓶を握って温度チェックする癖がついてしまい、「いつか日本に帰る前には直さねばならない癖だなぁ」とちょっと反省したりする。

中国では常温でビールを飲むことが多い。冷たい=陰の気であり、体に負のエネルギーを入れるのは健康上よくないとされている。だから夏でも熱いお茶をゴクゴク飲んでいるのだと説明を受けたことがある。
中国を訪問したブラジル人は口々に、「中国のビールの温度、且つ、その温度で乾杯を強要されるのはブラジル人にとって何よりも辛い拷問だと」と言っていた。

ブラジルでは青い空と海のビーチを眺めつつ、ギンギンに冷えたビールを飲むのが一番合っている。

【おまけ】
コパカバーナの砂の城。感動したらお金を横に置いてある缶に入れる(↓）。　

castelo