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京都のうまい酒「脱兎」

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2006年07月31日

昼休みにクリーニング店

店に入ると、女性の先客がいました。受け付け（レジ）は女性店員１人です。

店員はこの受け付けに結構手間取っていまして、決して気の長くない私は、少しイライラしながら待っていました。

待っている間に、若い女性客が１人、やってきました。当然、私の後ろ（厳密には横）に並びます。女性客は何となく挙動不審です。

先客が帰って、いよいよ私の番になったところ、後から来た女性が受け付けのカウンターに自分の荷物（クリーニングを依頼する衣料）を置いて、私に向かって「急いでいるんで先に受け付けさせてください」と言ってきました。

字にすると微妙なニュアンスが出ませんが、女性の態度と物言いに少しカチンと来た私は「急いでいるのは私も同じです。お断りします」

限られた昼休み。程度の差こそあれ、忙しいのは皆同じ。時間に余裕を持って来店しない方がいけないのです。

その女性がもっと誠意を込めて話し掛けてきたら、私は快く（多少渋々ながら？）ＯＫしたかもしれません。

もしかすると、彼女は、就職試験の面接に着ていくスーツのクリーニングをしたかったのかもしれません。そして、面接は明日なのかもしれません。あるいは、明日のパーティーに着ていくドレスのクリーニングを頼みたかったのかもしれません。

仮にそうだとしても、店は近くに複数ありますし、目前の生死に関わる問題ではありません。

そして、彼女より悪いのはクリーニング店です。

出勤前や昼休み、退勤時間帯などに客が増えるのは当たり前。そういう時間帯になぜ、受け付けに１人しか置かないのでしょう。

失礼な女性客が一度店外に出た時に、私は女性店員に「もっと人はいないのですか？」と尋ねました。女性は「きょうは１人でやることになってまして…」と答えるのみ。

この店は工場も併設されていて、人はそれなりにたくさんいるのです。

「２つあったレジが１つになってしまったので…」と申し訳なさそうに言います。気付きませんでしたが、以前２つあったレジの１つが撤去されていました。

合理化なのか何なのか、一時的な措置なのかは分かりません。しかし、サービスが悪くなったのは確かです。

元々、手際や愛想のいい店でははなく（仕事そのものはまずますです）、元々悪かったサービスが一層悪くなって、客離れが進むかもしれません。

私としては、失礼な客が離れていくのは歓迎なのですが、私自身にも迷惑が及んでいるので、店替えを検討することにします。