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井上尚弥
と挑戦者 ルイス・ネリ
のタイトルマッチは6日夜、東京ドームで行われ、井上が6ラウンドTKOでネリを下しました。
Amazonプライムで試合を見た感想です。
私M-65の予想は右ストレートか左ボディで井上の5R(T)KO勝ちでした。1Rの井上のダウンは予想外でした。
試合はスリリングでした。1Rの井上はパンチの振りが大きく強引でした。油断したというわけではなかったのでしょうが、クリンチからの離れ際に左アッパーから右フックを出したところにネリの左フックを見えない角度からもらい、アマ時代を含めて初のダウンを喫しました。ダメージはさほどないようでしたがまだ残り時間が1分20秒くらいあったので、肝を冷やしました。井上は試合後の会見で「出だしは気負っていた部分があった」などと振り返っています。
東京ドーム、約4万人超の大観衆の前ということで力み、入れ込んでしまった結果、冷静さを欠いたのかもしれませんね。東京ドームに 魔物
がいたということです。
ただし、ここからネリは井上をダウンさせたことの代償を払うことになります。井上は2Rから冷静に立て直し、スピードのある左ジャブと、右ストレートのカウンターをよく当てて、主導権を握りました。
2Rに、ネリの足がそろったところに左フックを決めて、ダウンを奪い返しました。
5Rにロープ際で左フックで奪った2度目のダウンは、WBSS準決勝のエマニエル・ロドリゲス戦をほうふつさせるものでした。
ガードが下がるネリは顔面に井上のパンチを何度ももらって消耗し、最後はロープに追い詰められたところに右アッパーから右ショートストレートを被弾、糸の切れたマリオネットのように、ロープを背に崩れ落ちました。
東京ドームで見たお客さんは満足したでしょう。でも井上にしては荒っぽい、緻密さにやや欠けた試合だったように思います。ネリはまあ勇敢に戦ったと思います。
アマチュア時代を通じて初めてダウンを喫したことが、プラスマイナス含め、井上の今後のキャリアにどう影響してくるのか、あるいはまったく影響しないのか、注目していきたいと思います。
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