**「今日の授業は?」-別館-**
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先月、私は、母の誕生日プレゼントにと、横浜・八景島シーパラダイスの「Good Morining! ドルフィンファンタジー」に参加しました。このイベントは、簡単に言えば『ドルフィンファンタジー』に一泊する、というものだったのですが、その際に水族館の館員の方とお話をする時間があり、日ごろ疑問に思っていることを聞いてみました。今日はその中でもなぜイルカショーのイルカのジャンプはそろうのかについてです。---------------------------あの、いつも疑問に思うんですけど、どうしてショーのイルカのジャンプはそろうんですか?館員の方(以下、館)「まず、一頭ずつ、ジャンプができるように練習するんですよ。サインを出してジャンプができるように練習をして、みんながジャンプできるようになったら、みんなそろえておなじタイミングでジャンプのサインをだして、同時にジャンプができるようにします。」なるほど、『ジャンプ』のサインを覚えてから、みんな一緒のときにジャンプのサインを出して同じタイミングでできるようにするんですね。でも、『同じタイミングで』というのは、それでよくわかるのですが、なぜ、高さまでそろうのかが解りません。館「同時にジャンプができるようになったら、その中で一番高くジャンプをした子にだけごほうびの餌を上げるんです。すると、『あのぐらいの高さのジャンプをしないと、ほめてもらえないんだ』と解るので、次にジャンプをしたときに、高さが出てきます。そしてその中でまた一番高くジャンプをした子にだけ褒める。これを繰り返すと、高さがあるジャンプを飛べるようになってきます。そして、次に高さのある同じジャンプをした子たちを褒めるようにしていくと、みんなのジャンプがそろってくるんですよ。」!! そうやってショーのイルカさんたちのジャンプは出来てくるんですか!話しを聞くと、そろうまで簡単そうな印象を受けるが、実際は、ショーに出れるまで数年を要するとのこと。ちなみに『ご褒美』としてあげている餌は、一日に与える餌の総量のうちから割り振っているそうなので、実は『ご褒美』ではなかったというのは、おもしろかった。ただ、ベテランの域に達してくると、「飛ぶんだ!」という使命のようなもので飛ぶそうなので、『ご褒美』を上げなくても立派にこなすのだそうだ。このほかにも、ママイルカがジャンプが上手いと、その子供もジャンプの覚えが良いとか、ドルフィンファンタジーにいる白イルカは、生まれはロシアの海だとか、色々と面白い話がきけて楽しかった。その他の話しは、また次の機会に!
2006/10/26
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