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2010年10月10日
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カテゴリ: lab 活動報告
以前も少し触れましたが

区内の障害者の有志が集まり、国連の障害者権利条約について

定期的に勉強会を開いています。


私は参加したことはなかったのですが、その方たちが

障害者権利条約についてのシンポジウムをするので

「保護者からの発言」ということで話しませんか~とお誘いを受けました。


去年くらいから「障害者権利条約」や「インクルーシブ教育」について

意見を求められることがありましたが、よく判っておらず

この機会にちょっと勉強^^




書き出すとブログレベルでは説明できないのですが

国連が提起した「障害者の人権を手厚く保障する条約」と

署名したけど批准してない日本政府

(軽い気持ちでサインしたら こんなに国内法に抵触すると気づかなかった! というところ)


障害児にとって一番関わりのあるのは

教育関係の条項(19条、24条) インクルーシブ教育について。

しかし、なんでこんなメジャーじゃない表現を使うのかな~

一瞬、「ピクサー映画?いやいやあれはMrインクレディブル」と

ひとりボケ突っ込み^^

素直に「全員参加教育」とか「排他的でない教育」と

日本語にしてもいいのに。




この条約、読めば読むほど面白い!

いろんな訳がネット上で公開されているから興味のある方は見てみてください。

介護する家族のレスパイトケアや、リハビリを受ける権利、

障害を理由に保険加入拒否してはいけない、レクリエーションに参加することの推進なども

織り込まれ、かゆい所に手が届くこと。




正反対の思惑の人が一つの言葉を自分に都合のいいように咀嚼する

ありがちな問題が発生しています。

解りやすくいうと、

「子どもは地域社会で教育を受けるべき」という条項を果たすためには

地域の学校にバリアフリー工事や加配を施した上での話なのに

それをしないまま子どもを地域に戻す~後は親がよろしく

となる可能性もあるわけで。

養護学校も見方によっては人権侵害の隔離施設と捉えられかねない。


でも、基本的にはこんな社会が実現したらいいな、

と思わせる条約なので

内閣府の皆さま、文部省、外務省、厚生省の皆さま

がんばってください。反対ばっかりしないでね^^


前回の「大田フォーラム」に続き

主催の方々には大変お世話になりました。

付け焼刃な知識と意見で偉そうにすみません^^

おつかれさまでした。





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最終更新日  2010年10月11日 01時57分15秒
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