初めての産婦人科


たんぽぽ 初めての産婦人科 たんぽぽ



私が初めて病院に行こうかな?と思ったのは、2003年2月末。

その前の年の12月末で、赤ちゃんを授かりたい思いが強く
フルで働いていた仕事を辞めてまでいたので、
「どうしてできないの?」と少しウツ状態に陥っていました。

「病院に行けば、先生がなんとかしてくれるかもしれない。」 
そんな私の中の希望が、翌月、行動に移しました。

行ったのは、隣の市の 有名で大きな総合病院。
「ここなら、検査だって十分やってくれるだろうし。」
勝手にそう思っていました。(→あさはかでした。)実際は違ったのです。


まず、産婦人科の受付事務の女の人に不妊で来たことを告げたけど
愛想も無くやっつけ仕事。
きっと患者が多すぎるからなのでしょう。
それでもガマンしました。
待ち時間も待ちました。気がつくと3時間は待たされていました。

その後、名前が呼ばれて、いきなり内診でした。
初めての診察台。ドキドキしながら内診台へ上がりました。
いきなり先生が第一声で「最終生理はいつでしたか?」と。
なんだか悲しかったです。

他の人も周りにいるのに、なんで今聞かなきゃいけないの?
他の人はみんな「赤ちゃんの心音、聞こえますか~?」 って質問なのに!って思ってしまって。。
そういうことでもナーバスな時期ってあるんですよね。

そしてまたしばらく外で待たされました。そして名前が呼ばれたました。
中で先生とお話できる、そう思っていました。女医さんでした。
基礎体温表も見せました。
先生に、言いたかった事、いろいろあったような気がするけど、
最初だし、結局緊張していて何を話したらいいかわからなかったんです。

先生も、患者さんが大勢いるため、話をさっさと終わらそうとします。
覚えている事は・・・
私:「先生、ホルモン検査とかしなくて大丈夫ですか?」
先生:「大丈夫でしょう。体温が2層に分かれてますから」
そう言われると、無知な私は信じるしかないのです。
私:「それと~・・うちはちょっと特殊かもしれないんですけど、
主人とうまく性交渉できなくて・・」
私が一番気になっていることでした。
うちの旦那は、お恥ずかしながら「射精」できないことが多かったんです。
こんなこと言いたくはなかったけど
思いきって、先生に聞いてみようと決めてきていました。
何か、方法はないものかと・・・藁をもつかむ思いで。

でも、先生の反応は
先生:「こればっかりはね~、性交渉してもらわないと、妊娠はしませんから。
頑張ってください。」

あっさりそう言われました。ショックでした。。。
じゃあ、うまく出来ない私たちは、一生子供はできないの??
思いつめて、その為に相談に行ったのに・・・
悲しくなって泣きそうでした。
それでも次の患者さんのために、部屋を追い出されました。
先生:「次は、排卵日前の○月○日に来てくださいね。」

外で待っていても、待合は妊婦さんばかり
その中、私は涙をこらえるのに必死でした。
でも、次は排卵の前に卵の様子を診て貰える。
これが私の遠回りの始まりだったのかもしれないです。

今になると『病院選び』は大切だと痛感します


1度目の病院・2回目の検診へ


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