お別れ

縄文杉から帰ってきた晩は、テツママが焼肉を用意してくれていました。
あした帰る私たちとのお別れ会でもあります。

「足、ガクガクやろう?」「ばてたやろう?」
テツママ、何度も聞きます。
が、私たち、「No problem!」「平気です!」
(こう言った時に、テツママは私が
「鼻の穴をおっぴろげていた」と言ってますが、ここできっぱり!
神様に誓って、もののけの森の木霊にも誓って、
絶対私の鼻の穴、広がってませんでした!)

強がりを言ってるわけでも若ぶっているわけでもありません。
「思ったより大変ではなかったな。」というのが正直な感想です。
本当に、足、痛くなかったんです。

話を聞くとテツママが6年前に登った時よりも
ずっと登山道が整備されていて
階段ができていたり、トロッコ道に板が敷いてあったりして
うんと歩きやすくなっているようでした。
時間さえかければ、誰でも登れるのではないでしょうか。
皆様も、ぜひぜひ、登ってみてください。

焼肉を食べながら、テツパパに気功のお話を伺いました。
以前から気功にとても興味があったのです。
テツパパ、ゆっくりと静かに話されます。
お話し方そのものが気功のよう、
穏やかで、すうっと通ったものがあって。

テツママ、気功の先生の話をします。
テツママの日記に登場した、例のはな○そをほじくるケーキ屋さんです。
その話がメチャメチャおかしくて、ダ~リン
ワハハハワハハハ、笑います。
そう言えば、きのうコテージでも
ダ~リン普通にテツママと話してました。
いつの間にか、聴解力アップ。
テツママの早口大阪弁が聞き取れるようになっていたのでした。

お食事の後、テツパパに気功の手ほどきを受けました。
若返りの気功。
テツパパ、これを始められてから、髪が濃くなられたそうです。
ダ~リンのため、しっかり覚えました。

さて朝が来て
ついに屋久島ともテツパパ、テツママともお別れです。

テツママ、朝からキッチンで大忙し。
私たちがフェリーで食べられるようにと
自慢のちらし寿司を作ってくれていたのでした。
これも以前、テツママの日記に登場した時に
私が食べたい、と言っていたものです。

折箱に詰めたちらし寿司、ブタの軟骨煮、いかなごの釘煮
テツパパが奈良の畑で作られたお野菜
その他もろもろのお土産をいただき
本当はハグとキスでお別れしたかったけれどさすがに恥ずかしく
しっかり握手して、再会を誓って、お別れしました。

何もかもが、素晴らしく満ち足りた旅でした。

この場を借りて、改めて申します。
テツママ、私の鼻の穴、広がってませんでした。
・・・間違いました。

テツママ、本当に、どうもありがとう!

旅行をすると、1度行って気がすんだ、と思うところと
繰り返して何度も行ってみたい、と思うところがあります。
私の場合、屋久島は後者。
ぜひ、また行きたい。というより、また帰りたい、そんな感じです。

さて、あしたから4月です。
お休み気分もここまで。
あしたからは頭と心を仕事モードに切り替えなくちゃ。

これからはどんなに大変な時でも、
あの縄文杉が支えてくれるような気がします。













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