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この時期になると思い出すことがあります。『12歳の少年が世界を変える』という小説。国連本部で世界平和実現を提案したら?という思いで小説を作りました。 あれから4年が経ちました。閲覧が多いのか少ないのかわかりませんが(笑)小説の中で世界平和提案書を作りました。誰かが国連本部で提案書を読んでもらたいです。 小説の閲覧情報は下記の通りです。 初回投稿日2016年 11月15日 11時14分最終部分掲載日2016年 12月21日 13時00分PV42,453アクセス ユニーク24,477人◆PVページの総表示回数です。二重アクセス防止はしていません。◆ユニークアクセス実際の読者数に近い計測方法です。 お金の流通から愛の流通へ小説「12歳の少年が世界を変える!?」http://ncode.syosetu.com/n3484dq/小説「ユーチューブ用」https://www.youtube.com/watch?v=FlHQy_KQfQQ&list=PL9UJQ57g66PEB7zZpGHYsvNzZJPCl_3ct
2020年11月18日
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2016年11月から一ヶ月かけて初めて作った「12歳の少年が世界を変える!?」という小説は読者が2万3千人を超えたそうです。小説のお陰で世界平和実現の方法を理解してくれる人が増えてきました。 お金のない社会を実現するためには世界平和を実現しなければいけないという小説です。「小説家になろう」という小説投稿サイトです。 考えてみれば「12歳の少年が世界を変える!?」以外にも投稿しています。小説ではないんですけどね(笑)単なる会話集です。 せっかくだからアドレスを貼っておきます。気が向いたら見てやってください。すべては楽天ブログから転載したものです。 「父と子の会話」https://ncode.syosetu.com/n3956fw/ 「心の中にタイムカプセル」https://ncode.syosetu.com/n0621dy/ 「近未来テレビ番組「地球一家」」https://ncode.syosetu.com/n4763dw/ 「未来を語り合う」https://ncode.syosetu.com/n1712dw/ 「12歳の少年が世界を変える!?」https://ncode.syosetu.com/n3484dq/
2020年06月12日
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「どうなる?宇宙船地球号」という題名の小説はこれから起きる世界情勢がすべてのストーリーになります。毎日のニュースを見ていると小説の物語が進んで行きます。と前回書きました。今日のヤフーニュースで海外と国内の見出しだけ箇条書きに転載してみました。 (海外ニューズ) イラン 10分に1人新型で死亡加州で外出禁止令 全米初シルクドゥソレイユ95%解雇へ新型治療で80歳以上除外案 伊米大統領「原油戦争」介入へ新型 伊の死者が世界最多に米 国民に渡航中止と帰国勧告NYで「コロナヘイト」相次ぐ感染 サハラ以南で初の死者苦境の航空業界 支援動く各国トランプ氏 国防生産法発動へNYの料理宅配員 休めず不安英、全土の学校を閉鎖へ米 カナダとの国境一時封鎖へ休校拡大 8.5億人学校通えず米経済ショック 見えぬ明日(以上) (国内ニュース) 一斉休校 来週にも一部解除へ強風に消えた空に描いた五輪聖火到着式 五輪相ら遅刻日中韓 水際対策の必要性一致政府 一律2万円以上給付検討百日裁判へ 案里氏失職の可能性自粛必要性 感染状況で判断を(以上) 何をきっかけに世界平和とお金のない世界は実現するのか?それがこの小説のハッピーエンドになります。そのきっかけ作りに貢献したいですね。 「国会議員さんにお願い投稿」https://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/5025/「メディアにお願い投稿」https://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/5024/
2020年03月21日
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「どうなる?宇宙船地球号」という題名の小説。これを書いてみたいと思ったきっかけが今問題の新型コロナウィルスの世界的感染による株価暴落と経済活動混乱による経営破綻や国民生活の困窮という状態が改善されないということです。 お金がないと何も出来ない社会だから政府の政策は国民にお金を配ることや経営が破綻しない方法をお金で解決しようとします。それを疑問とも思わず何とか乗り越えようと努力することを良しとしています。 お金はなくても人間社会は成り立ちます。それは本当のことなのに信じない人は多いです。「お金のない世界は理想であって非現実的だ」と言う声は多いです。 「どうなる?宇宙船地球号」という題名の小説はこれから起きる世界情勢がすべてのストーリーになります。僕が作るのではないんです。毎日のニュースを見ていると小説の物語が進んで行きます。 しかし僕がいま考えている計画があります。それは未来日記のように物語を作ってみたい。それを賛同者と一緒に考えてみたいと思っています。 インターネットを活用して世界を変えようという小さな行動で大きな効果を期待して♪ その第一弾として僕に質問して欲しいのです。なぜなら多くの人からこんなことを聞いたからです。それは「お金のない社会の話をしたらバカにされた」「質問されてもどう答えてよいかわからない」などです。 15年以上こういう話題を経験しているので僕なりに答えを用意しています。だから「自分ならこんな質問をしてみたい」とか質問されたら答えられない質問を書いて下さい。 一緒に考えてみたいです。よろしくお願いします。 参考小説「お金を知らない子」https://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/4019/
2020年03月20日
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新しい物語を考えてみました。「どうなる?宇宙船地球号」という題名です。現実の諸問題を考えたら新しい社会システムを作って行かなければ人類の危機は免れないと思う。 これからは「地球がどうなるか?」と言うより「人類がどうなるか?」が最大の不安ですよね。世界平和実現が生き残る唯一の方法と思うけど。それを実現するためにはどうすれば良いのか?映画のように物語を作ってみたらどうだろう?とりあえず映画スターウォーズの最初の解説部分のように書いたらどのような書き出しになるのか?書いてみた。 銀河系の中を旅する小さな宇宙船地球号ではせっかく世界がつながって助け合っていたのに経済競争で不公平を訴え始めた国々が自国主義に変わり、各国の分断が加速し始めた。 そして人類の経済活動が原因と見られる気候変動が起き、異常気象による自然災害が多発して水不足や食糧不足がこれからの存続の危機を迎えていた。 この危機を脱却するためには世界が一つにならなければ地球号には人類が存続しなくなる。 しかも地球号は生命体であった。人類のわがままを聞いていた地球号は人類以外の仲間たちのためにも人類の生き方を変えてもらう必要に迫れてていた。 それに気付いた人類は地球から離れて火星への移住を計画した。しかし地球を住み良い惑星にするべきだと主張する人達と火星を住み良い惑星にしたほうが良いと主張する人達に分かれた。 その矢先に地球上では新種のウィルスが発生した。全人類の危機が訪れていた。他の惑星に移住するどころではなくなった。しかも経済優先が人類の生存を苦しめていた。それはお金の流通が人類の生活に不可欠であった。 これから地球と人類はどうなるのか?すべてはこれからの人類の生き方にかかっていた。これからもお金を使って人類を救うのか?それとも地球と共に助け合いの世界を作っていくのか?
2020年03月19日
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優希は心と稔の会話を聞きながら稔に聞いてみたいことを見つけた。そして稔に聞いてみた。 「ねえ稔君。稔君の夢って何?」「夢ですか~?いま思っていることはね。社会の 役に立つものを何か発明したいってことです」「なんだかすごい話だね」「すごくないですよ。アイデアを出すことが好き なんです。学校の授業でもアイデアを出し合う 授業があってみんなと話し合うのも好きです」「へ~僕たちはお金をたくさん稼いで大きな家に 住んだり高級車に乗ることが夢にしている友達 が多いよ」 「やっぱりお金をたくさん稼ぐことなんですね」「お金持ちになることが成功者だと言ってるよ」「へ~、お金持ちにならないと成功者になれない の?尊敬される人だけじゃないんだね」「夢や目標を持って実現することが成功だって」「それは僕たちは達成者たと聞いたよ」「なるほどね~表現のし方がちがうんだ~」 優希はお金の要る世界とお金のない世界の違いは何度も聞いて理解したつもりだったが生き方まで違うとは想像できなかった。 「稔君の世界では人生が楽しくなる気がするね」「うん。おもちゃのお金で遊ぶ人生ゲームをやっ てみて思ったんだけどね、お金がないと出来な いなんて大変だな~って思ったよ」「そうだよな~。お金を稼ぐことで精一杯だよ」「なんだか中年のおっさんが愚痴を言ってるみた いだな~(笑)」 健司が話の途中で口を挟んだ。稔の世界の話はみんなが興味を持ったがこれ以上稔を預かっていては親御さんが心配するであろうと健司はこれで終わりにしようと思った。 「さあ、今日はこれくらいにして明日は晴れるか ら山に行くよ。稔君も一緒に行くか?」「はい。一緒に行ってお父さんに連絡します」「よし。わかった」 その日の夕飯は稔も心も一緒に稔との送別会と称してお別れパーティをやった。優希も心も「稔君の世界に連れて行って」と稔に頼んでいたが、もちろんそれは出来ることではなかった。 翌朝優希は学校へ出る前稔に言った。 「稔君、すごく楽しかったよ。ありがとう。僕は こちらの世界で少しでも稔君のような世界にな れるように頑張るよ」「うん。僕もすごく勉強になったよ。ありがとう。 毎日の当たり前の生活が素晴らしいことにも気 が付いたよ。いつまでも元気でいてね」「うん。ありがとう。稔君もね。じゃあバイバイ」「バイバイ」 二人の別れが終わって健司は山の上のレストランに稔と向かった。途中、稔は涙ぐみながら健司に言った。 「健司さんありがとうございました。すごく良い 勉強になりました。今の生活に感謝しなければ いけないな~って思いました」「そうだねー。お金の要る世界は苦労が多いけど どちらの世界も生きていることに感謝だね」「はい。本当にありがとうございました」 稔は山上レストランに着くと父親に電話をした。 「お~!稔か?もう良いのか?」「うん。いっぱい楽しんだよ」「そっか~。良かったね。じゃあ気を失った所で 待っててくれないか。帰れるようにするから」「うん。わかった」 稔は健司と店員にお別れの挨拶をして約束の場所に向かった。そして周りが光った途端、人が多いスキー場に戻った。なぜそのようになったのかは稔にはわからない。それより元の世界に戻れたのが嬉しかった。 その後稔が社会人として働く頃嬉しいニュースを見た。「一つ前の世界が世界平和を実現しました」という内容であった。 そして世界平和が実現するきっかけは「12歳の少年が世界を変える」という小説で主人公は稔という少年だった。稔はそのとき思った。「健司さんや優希君が頑張ったに違いない」と。 「12歳の少年が世界を変える!?」http://ncode.syosetu.com/n3484dq/「ユーチューブ用」https://www.youtube.com/watch?v=FlHQy_KQfQQ&list=PL9UJQ57g66PEB7zZpGHYsvNzZJPCl_3ct おわり
2020年03月12日
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「ただいま~」「優希君おかえり~」「稔君まだいてくれたんだね」「うん」「友だち連れて帰ったよ」「こんにちは。僕は稔です」「こんにちは。私は心。優希君の幼友達よ」「稔君の話をしたら稔君に会いたいんだって」「そうですか」 心は稔が自由に暮らせる世界の人だと優希から聞いて興味本位で稔に会って話をしたがっていた。子どもたちは居間に行って温かいココアを飲みながら会話の花を咲かすことになった。そして心が会話の口火を切った。 「ねえ、稔君本当にお金って無いの?」「うん、そうだよ。ここに来て初めて知ったよ」「へ~、やっぱりそうなんだ~(笑)」「だろ?稔君の世界はいいな~って思うよ」「じゃあ、聞いてみたいことがあるんだけどね」「何です?」「バレンタインチョコなんてもらったりする?」「バレンタインチョコって何?」「女子が好きな男子にチョコレートをあげるの」「何で?」「愛の告白ね(笑)」「へ~そうなんだ」「な~んだ知らないの?」「愛の告白なんてすごいね」 稔は子どもでも愛の告白をするのに驚いた。そして興味本位で逆に聞いてみた。 「愛の告白ってなぜするの?」「自分が好きだということを知って欲しいのよ」「へ~そうなんだ」「稔君たちはどうしてるの?」「僕たちは時々パーティをやってるよ」「好きな人達だけで?」「いろいろだよ」「いろいろって?」「クラブの仲間とか冒険仲間とかクラス仲間とか」「冒険仲間って優希君から聞いた冒険旅行ね?」「うん、そうだよ」 「パーティがいっぱいあるとお金が大変ね・・・ あっそうかお金は要らないんだった(笑)」「ごちそうはたくさん無いけど楽しいよ(笑)」「いいな~。その中で告白出来るんだ(笑)」「好きな人も自然とカップルになってるよ」「こういうのって大人の人たちもやってるの?」「そうだよ。恋人を選ぶのにも良いみたいです」「そうよね~結婚も子育てもお金は要らないんだ し、安心して恋愛ができるってわけよね」 心は稔の話を聞いて住みたい世界であった。そういう世界が早く実現すれば良いのにと願った。そして次の質問を投げかけてみた。 「ねえねえ、結婚相手ってどうやって決めるの?」「そんなの子どもにわかるわけないじゃないか」優希が口を挟んだ。「結婚は自由だって言ってたよ」「なんだ、答えるんかい(笑)」「そうだろうね~。お金のために我慢しなきゃい けない私たちの世界より自由なんだと思う」 心はうらやましそうにつぶやいた。
2020年03月11日
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健司は思い出したようにキッチンへ行った。いつも飲んでいるサプリメントを取りに行った。 「健司さん、何ですか?それ」「サプリメントなんだよ」「サプリメントって?」「栄養補助食品のことだよ」「錠剤なのに食品って言うんですか(笑)」「そう言われれば変だね(笑)」 「食事で足らない栄養をそれで補うんですね」「そうだよ。稔君の世界ではこんなの無いの?」「似たものはありますよ」「似たものって?」「薬品を作ってる工場が農業と漁業と一緒に健康 を維持するための食品を作って病院へ持って行 くんです」「そう言えば稔君が言ってたよね。病気にならな いように病院へ行くんだって」「そうなんです。体の調子が悪くなったら原因を 調べて、もしも栄養不足が原因だったら不足す る栄養を補う飲み物をもらうんです」「そりゃあ良いね~」 健司はレストランのオーナーだが毎日立って仕事をするために腰や膝に支障が出ているようだった。 「稔君の世界ではテレビコマーシャルってあるの?」「コマーシャルって何ですか?」「生産者が消費者に買って欲しくてテレビで宣伝 して商品の素晴らしいことを知らせるんだよ」「へ~そうなんですか。僕たちの世界にもありま すよ。買ってもらうためじゃないけど(笑)」「だよね(笑)」「こんなものを作りましたよって知らせるんです」 「なるほどね。売るためではなく知らせるためか」「はい、それを見てアイデアを募集するんです」「いろんな人の意見を取り入れて新しい物を作る んだね。消費者参加型の製品作りなんだね」「そうなんです。だからいろいろあるんです」「いろいろって?」「車なんか色もデザインも好みが違うでしょ?」「だね。でも資源を使い過ぎるんじゃないの?」「でも、すべてリサイクルセンターで回収して資 源を無駄なく使うんですよ」「そう言えば大規模リサイクルセンターですべて を再利用するって言ってたね。納得(笑)」 会話が盛り上がっている時に優希が帰ってきた。幼友達の心(こころ)という女の子と一緒だった。
2020年03月10日
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健司は稔の話を聞き終わって現実の生活を考えた。今はお金の要る世界でなんとか生きていかなくてはならない。息子の優希のために働かなくてはいけないし、進学のために貯金もしなければいけない。父親の老人ホームへ入るための準備金は要るし、自分たちの老後のためにもお金を貯めなければ。頭を抱えながら稔に聞いてみた。 「なあ稔君。小学生の君に聞いたところでどうに もなるわけじゃないけどね」「何ですか?」「お金の要る世界を稔君のような世界にするには どうすれば良いと思う?」「え~、そんなこと僕にはわからないです」「だろうね~」 「世の中からいきなりお金を無くすなんて出来な いんでしょ?」「そりゃあダメだよ。混乱すると思うよ」「それなら世界平和を実現するのはどうです?」「世界平和なんて実現しないだろう」「どうしてですか?」「人類史上で世界平和なんて実現しなかったんだ から、簡単に実現できるとは思えないよ」「でも平和活動はあるんでしょ?」「そりゃあ国連というのがあって平和活動はやっ ているよ」「国連って?」「世界中の国がお金を出し合って困っている人た ちを助けている団体だよ」 「それを活用すれば良いじゃないですか」「だから困っている人たちを助けてるって」「それを大きくするんですよ。困っている人たち を助けることも大切だけど誰も困ることのない 世界を作るんです」「どうやって?」「今より人を増やして世界中の技術を使えば良い と思うんですけど」「そりゃあとんでもないお金が要るね(笑)」「そうでしたね(笑)」 健司はそのときあることをひらめいた。世界平和が実現すればお金のない世界は実現する。そうだとしたら今あるありったけのお金を使えば良いじゃないか。 「稔君。君の考えた作戦は成功するかもしれないよ」「どう言うことですか?」「お金のない世界を実現するためにありったけの お金を使えば良いじゃないか?」「そうですね(笑)」 健司は世界平和は実現出来るかもしれない、そして稔の世界のようなお金のない世界も実現出来る可能性を感じていた。
2020年03月09日
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健司は政治の違いを知って次の疑問が湧いてきた。日本国内の状況はなんとなくわかったが世界との関係について聞いてみたくなった。 「稔君。君の話はとても参考になるんだけどね、 世界との関係はどうなってるんだろう?」「世界との関係って?」「日本は平和な国なんだよ。その平和を守るため に自衛隊という軍事力を持っているんだけどね 世界とは表向きは平和な経済活動をしているの に領土を奪われないように軍隊があるんだ」「怖い話ですね。僕が習った歴史でも戦争や軍隊 の話は知ってます。でも今は戦争になることが ないから警察だけあります」「警察だけ?」「社会に迷惑をかけたりする人はいますから」「そうだよね」 警察の必要性はなんとなくわかったものの軍隊が無くなるってどういうことなんだろう?領土問題なんか無くなるはずはない。そんな疑問が湧いてきた。 「なあ稔君、どうして軍隊が要らないんだ?」「平和だからですよ」「そりゃあ日本だって平和だけど領土の侵略って 心配ないの?」「侵略してどうするんですか?」「そりゃあ・・・・」 健司はそれから先の言葉に詰まった。稔には言い難い言葉だと思ったからである。稔は健司の気持ちを察して話し始めた。 「平和って互いを必要としあってるんです」「世界が助け合うとか言っているけどね」「僕たちもそう習いました。助け合うということ は助けてもらうという内向きの気持ちになる人 もいるって聞きました。だから『みんながいな いとこの世界は成り立たない』と言うことが良 いんじゃないかって言ってました」「なるほどね。互いの国も互いの国民も必要とし あう関係なら相手に困ることはしないね(笑)」「国境はあるけど自由に行き来できるんですよ」「そりゃあ良いね」 稔は子供たちの国際交流も話した。 「年に何回か世界中の友だちとホームステイをす るんですよ。言語を習ったり文化交流もしたり して楽しいです。日本文化に興味を持っている 外国の人は多いです」「それなら戦争なんて有り得ないよな~」「はい。国境はあるけど無いようなものですね」「それでも国境はあるの?」「はい。文化を守るんだって言ってました」「なるほどね。地方の良さを大切にする文化だね」 健司は軍事力で平和を守る方法に疑問を持った。日本の平和は世界平和で守られるのではないか?
2020年03月08日
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家の中に入ると停電は回復していた。居間のテレビでは国会中継が放送されていた。大雪に対する対応を議論しているようだった。国家予算が足りないから除雪作業も行き届かない。国会中継は予算委員会だった。 健司は稔に政治に興味はあるのか聞いてみた。 「なあ稔君」「はい」「君たちは政治に興味はあるの?」「はい、お父さんが僕にも意見を聞きますよ」「お父さんが子供に意見を聞くの?」「はい、子供の意見も聞いたほうが良いって」「どうしてだろう?」「大人は政治家に提案することになってるんです」「それは僕たちの世界でも同じだな~(笑)」「テレビ画面には予算委員会って書いてあるけど 予算委員会って何ですか?」「限られた予算でお金の使い方を議論するんだけ どね。政策が正しくされているかのチェックで もあるんだよ」「お金の使い方で政策が決まるんですか?」「早い話がそういうことだろうね」 お金の要る世界ではやるべきことがなかなか出来ないことに気が付いた。そして健司に聞いてみた。 「それならやって欲しい政策はなかなか出来ない ってことなんですか?」「そうなんだよ。政策の違う議員を選挙で選ぶこ とでやって欲しい政策をやってもらうんだ」「僕たちも民主主義とか国民主権とか習いました」「そうだろうね」「でも、やるべきことはすぐにやっています」「それがお金の要る社会と唯一の違いなんだね」「誰もが困ることのないように子供たちの意見も 聞くようにしているんだって言ってました」「いいな~。お金の要る社会では困った人を助け るシステムなんだよ」「困ったら助けるのは当たり前ですもんね」「でも、お金がなくて困ってる人は多いんだけどね」「複雑な社会なんですね」 「で、子供の意見を聞いた大人はどうするの?」「地区の議員さんに提案書を出すんです」「それで?」「議員さんが似たような内容の提案を一つにして 国会で議論して急ぐことと急がないことに分類 してから実行するって習いました」「なるほどね。予算というものがないから必要と 思われることはすべて出来るんだね」「はい。これが国民主権だと言ってました」「政党なんてあるの?」「政党って?」「同じ考え方を持っている議員の集まりだよ」「そんなの無いですよ」「どうして?」「みんな国民のために働いているんでしょ?」「そう言われてみればそうだよな~(笑)」 健司は小学6年生から学ぶことが寂しかった。
2020年03月07日
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帰路の途中で健司は病院での会話を思い出した。稔の進学はどのようにして決めているのか?自分の息子の進学は大丈夫だろうか?そして稔に質門をしてみた。 「さっき稔君は進路を考えるのが楽しいって言っ ていたよね。進学はどのように決めてるの?」「お爺ちゃんから体験談で聞いたお仕事とか学校 で習った社会の仕事を参考にするんです」「それだけで決めるの?」「それだけじゃあわからないから冒険旅行でいろ いろな会社に行って体験したりするんです」「それなら決めやすいね」「はい。でも働いても転職する人もいますよ」 「それだけしっかり決めても転職する人いるの?」「はい。違うのもやってみたいって言ってました」「会社は困らないのかな~?」「必要な量を生産すれば大丈夫だそうです」「そりゃあそうだよね。利益を上げる必要なんか ないんだから。会社に迷惑なんてかけないね」 誰にも迷惑をかけずに転職できる自由さに健司はうらやましくもあった。 「それで進学はどのようになってるの?」「中学を卒業したら専門学校へ行く人が多いです」「どうして専門学校へ行くの?」「自分がどんな仕事が向いているのかを専門的に 学校へ行って体験するんです」「社会に入る前に技術を身に付けるんだね?」「専門学校でも転校できるんですよ」「それじゃあ専門の意味がないじゃないか?」「いろんな技術を身に付けておくのも良いんです」「マルチ的人間だね(笑)」「え?」「何でもやれる人になるってことだよ」「あ~そうですね。そういうことです」 「稔君の世界では教育費も無いから良いよな~」「そうですね。何でも体験できるから楽しいです」「入学試験ってあるの?」「入学試験って?」「学校には入る人数が決まってるんだよ。だから 試験を受けて点数の高い人から決まった人数だ け学校に入れるんだよ」「へ~。そんなことをするんですか」「そうだよ」「僕たちの学校では自由に入れるんです。でもね 卒業する時試験があるんです。知識や技術が身 に付いているかの試験です」「ほ~そのほうが納得できるな~(笑)」 健司はコックとして働いていてそう思った。専門学校で一人前になって欲しいと。 「それ以上の学びを望む人はどうなるの?」「専門学校へ行ってももっと上を目指す人は大学 とか行ってもっと高度の勉強するんです」「そっか~惰性で大学行くんじゃないんだね」「惰性でって?」「みんなが大学行くから自分も行くって感じね」「そうなんですか。自分は自分なのにね(笑)」「そうだね~」 会話が弾んでいる間に車は自宅に着いた。
2020年03月06日
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健司は父親の気持ちを考えて稔に聞いてみた。なぜなら健司は父親と同居していないからだ。 「稔君の世界も核家族なの?」「核家族って?」「結婚したら親と離れて家庭を作るんだよ」「お爺ちゃんやお婆ちゃんとは別に暮らすの?」「そうだよ」「なんだか寂しいですね」「結婚したら別の巣を作る。鳥みたいだね(笑)」 「僕たちはお爺ちゃんやお婆ちゃんと一緒だよ」「そういえば昔は大家族だったな~」「大家族って?」「稔君たちのように年寄りから赤ちゃんまで同じ 家で一緒に暮らすことなんだよ」「どうしてそういうのをしないんですか?」「夫婦でも喧嘩するんだからお婆ちゃんと嫁さん が一緒に暮らすとトラブルが多くなるからね」「そうなんですか。ほとんどのお家では台所やお 風呂は二つずつあるんですよ」「それじゃあお金は・・・・」 健司はお金のない世界の話だったと思い出した。誰もがストレスのないような生活をするにはどうすれば良いのかを考えられる世界だと思った。 「稔君はお爺ちゃんと遊んだりするの?」「はい。お爺ちゃんの体験話を聞くのが好きです」「そっか~、僕は親父とはあまり話さないな~」「どうして?」「親父の自慢話を聞くのはストレスかな?(笑)」「そうだろうな(笑)」 そこへ父親も会話に参加した。父親も自慢話が多いのは知っていた。そしてお爺ちゃんの体験話が好きな理由を聞いた。 「どうして体験話が好きなの?」「それはね、僕が大人になってどんな仕事が僕に 向いているのか考えるのがワクワクするんです」「なるほどね~。お金を稼ぐ必要がないからね」「それがわかると自分の進路がわかるでしょ?」「どんな学校へ行ったら良いかってことね」「そうなんです」「大家族には良い面が多いんだね」 「とろこで、親父のことは安全だとわかったから ひとまず家に帰ろうか」「はい」「来週は退院だから迎えに来てくれよ」「うん。大丈夫だよ」「じゃあ」 健司と稔は病院をあとにした。
2020年03月05日
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健司は入院中の父親のことが気になった。 「停電だと入院してる親父は大丈夫かな?」「そうね、病院は停電に対応出来るだろうけど」「長時間停電だと困るんじゃないかな?」「チョット行ってみようか」「そのほうが良いんじゃないの?」 稔は深刻に話し合っている健司夫婦の会話が気になって健司に聞いてみた。 「健司さんのお父さんはどんな病気なんですか?」「糖尿病と肝臓を患っているんだよ」「重い病気なんですか?」「いや。来週退院するから大丈夫だよ」「僕も付いて行って良いですか?」「良いけど、病院だよ」「はい、いろんな所を見てみたいんです」「わかった。じゃあ一緒に行こうか」「はい」 道路は除雪したので通れるようになっていた。病院へ向かう途中、健司はお金のない世界の病院について聞いたみた。 「稔君の世界では治療費も入院費も要らないから 患者さんは多いんだろうね?」「いえ、少ないですよ」「え~、どうして?」「病気にならないように気を付けているんです」「どうやって?」「健康を害するものは作ってはいけないって習い ました。それとストレスが溜まらないように仕 事も自由に変えることが出来るんです」「なるほどね、お金を稼ぐんじゃないからね」 「誰でも体の調子が悪かったらすぐ病院へ行くん です」「じゃあ患者さんは多いんじゃないか?」「病気にならないように行くんです(笑)」「ものは言いようだな(笑)」「でもほとんどの人は治療しないんです」「じゃあどうするの?」「整体やお灸やハリなどに仕分けするんです」「なんだか予防医療みたいな感じだね」「はい。病気にならない工夫って言ってました」「それじゃあ、本当の病人は少ないんだね」「はい」 話をしている間に病院に着いた。病院の中では非常用電源を使って明るかった。二人で病室に行くと4人部屋の窓際のベッドに座って健司の父親が新聞を読んでいた。 「親父元気そうじゃないの」「お~来たか。おや?優希じゃないのか」「あ~、わけあって預かっている子だよ」「こんにちは、稔といいます」「はい、こんにちは。君はどこから来たの?」 健司も稔もどうやって説明したら良いのか?悩んでいたけど簡単にいきさつだけ伝えた。 「俺はよくわからんが(笑)ゆっくりしなさい」「はい、ありがとうございます」「ところで健司、老人ホームの広告を見ていたん だけどな、今の預金ではかなり足らないじゃな いかと思うんだよ」「老人ホームはまだ先で良いんじゃないの?」「今のうちから予定を立てておかなくっちゃお金 の都合があるだろ?」「それもそうだね」「ところで稔君、君の世界では老人ホームなんて あるのかな?」「あるけど老人ホームというより、老人世帯専用 の団地で小さな病院と幼稚園が同じ敷地にある んです」「そりゃあ安心だね。しかも幼児も一緒だし」「お年寄も元気で遊んでますよ(笑)」
2020年03月04日
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お金のない世界が自由なのか?お金の要る世界が自由なのか?健司はもう少し深く考えてみた。 「なあ稔君、稔君がこの世界を見て何を感じる?」「何を感じるって?」「僕たちはお金のお陰で便利になったと思ってい たんだけどね、稔君の世界の話を聞いていると なんだか不自由を感じるんだよ」「そうですね。僕もそう思います」 健司はお金のお陰で交換システムを便利にしたことは人類の叡智だと信じていた。稔は思い付いたように健司に聞いてみた。 「さっき物々交換が便利になったって言ってまし たよね。お金のお陰でって」「そうだよ。あ~そうか」 健司は何かに気付いた。 「稔君の世界では交換システムはないんだ」「僕もそう思いました(笑)」 健司はパソコンのスイッチを入れた。インターネットで何かを調べようと。 「何か調べるんですか?」「うん。お金の役割を調べて見るんだよ」「お金の役割って知っているんじゃないですか?」「まだわからないことがあるんじゃないかってね」「簡単なことじゃないんですね」「ハハハハ・・・お!これはどうだ?」「何かわかりましたか?」「経済学者がこんなことを書いてるよ」「どんなことですか?」「お金は自由を得るための道具であるって」「お金がないと自由になれないってことですか?」「そういうことらしい(笑)」 現実としてお金がないと何も得ることが出来ない。交換システムだからである。稔は交換システムの必要性を健司に聞いてみた。 「どうして交換システムがあるんですか?」「そうだよな~。交換システムは昔からあったか らね。それが当たり前だと思っていたから疑問 にも思わなかったな~(笑)」「僕たちが習った経済とは違うんですね」「そうだね。経済活動ってお金の流通がメインだ からお金のない経済活動って考えられないね」「だからお金がないと何も出来ないんですね?」「そうだよな~やっぱり不便だよな~」「お金を持っている人だけが自由って感じ?」「そう思いたくないけどそうかもしれないね」 稔は自分なりにお金の要る社会を考えてみた。この社会では分かち合いは簡単ではないこと。健司にはその思いを伝えなかった。
2020年03月03日
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二人が話に夢中になっていると突然テレビの画面が真っ黒になって照明も消えた。 「あれ。停電になったんじゃないか?」「そうね。近所のガソリンスタンドの照明も消え てるから停電みたいよ」 稔は夫婦で右往左往している状況を見て聞いた。「停電ってすぐ治らないんですか?」「電力会社の作業次第だね」「このお家は自家発電してないんですか?」「我が家はお金にゆとりがなくてね(苦笑)」「ゆとりのあるお家は自家発電してるんですか?」「そうだよ。太陽光発電とかやってるね」「そうなんですか」 健司は自分の世界と稔の世界の電気はどのように違いがあるのか聞いてみた。 「稔君の世界では電気はどうなってるの?」「ほとんどの家は自家発電していますよ」「やっぱり太陽光発電なの?」「いえ、それは少ないです」「じゃあ、どんな自家発電なの?」「フリーエネルギー発電って言ってます」「どんな仕組みなの?」「僕は詳しく知らないんですけどね。空間にある エネルギーを使っているんだって習いました」「へ~、それなら害もなく無尽蔵に使えるんだ」 健司はよくわからないのになんとなく納得した。そして気になる原子力発電のことを聞いてみた。 「原子力発電ってあるの?」「学校で習ったことがあるけど、原子力発電が作 られる前にフリーエネルギー発電が実用化され たそうです。原子力発電って放射能が怖いって 言ってました」「そうだろうね。現実の世界では原発事故で本当 に困っているんだよ」「僕たちの世界では子ども達が水力発電を作って 遊んでますよ」「小川でも水利権というのがあって勝手に水力発 電を作ってはいけないんじゃないの?」 健司は言い終わってふと気が付いた。お金のない世界では水利権なんてあるわけがない。案の定、稔はなんとなく意味がわかったので 「誰でも勝手に水力発電を作っても良いんですよ でもね、周りに迷惑をかけてはいけないけど」「田舎の小川では手作りの発電機が活躍だね?」「はい。街灯とか害獣を寄せ付けない照明の電気 とか田んぼに水を汲み上げるポンプとかにね」「やっぱり電気って自然の恵みなんだな~」「お金の要る世界って不自由なんですね」 健司は稔にそう言われると自由って何だ?と思った。
2020年03月02日
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健司はお金のない世界の仕組みに興味を持つ一方、今回のように自然災害の対応に興味を示した。 「なあ稔君、大雪が降った時は自宅待機だけど、 大震災や大洪水の時なんかどうしてるんだ?」「震災や洪水はあるけど大きな被害はないです」「大きな被害がないのはどうしてなんだい?」「それは簡単ですよ。震災や洪水が起きそうな所 ってあらかじめわかっているでしょ?、だから 安全な場所で住んでいるんです」 「安全な場所でも危険になることもあるだろ?」「はい、そういう時はまた場所を変えるんです」「そんなに自由に変えることは出来るの?」「はい、できますよ」「所有権はどうなってるんだ?」「所有権って?」「家も土地も自分以外の人に使ってはいけないの」「あ~それなら使用権というのを習いました」「使用権って?」「自分が使っているものは守られるって」「あ~なるほどね」「だから誰も使っていない土地や建物は使いたい 人がいたら自由に使って良いんです。でも管理 義務はあるって言ってました」 所有権が無くても使用権はある。たしかに使用権だけでも成り立つに違いない。健司はなんとなく納得した。 「やっぱり考え方が一歩進んでいる気がするね」「この世界では自由に移転が出来ないんですね」「そうなんだよ。せめて公民館に避難するくらい だから長期間になれば不自由な生活だよ」「それは一時的に避難する時ですか?」「そうだよ」「僕たちの世界では避難場所は多いですよ」「どんな所が避難場所になってるの?」「ホテルでしょ、旅館でしょ、映画館でしょ、ゲ ームセンターでしょ、演芸場でしょ・・・」「チョット待ってよ。こんな場所が避難場所?」 健司は避難場所が娯楽設備であることにびっくりして思考が止まってしまった。 「なんでこんな所が避難場所になるの?」「それはね、多くの人が不安にならないようにっ て言ってました。それに退屈しないでしょ?」「そやあそうだけど。まいったな~(笑)」 健司が驚いたのも無理はなくお金の要る世界ではありえないことであり、行政が率先してやっても「税金の無駄使い」だと非難されることは想像出来ることだった。
2020年03月01日
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健司は稔の言葉に唖然とした。からかっているとは思わないけど何だかなぞなぞの問題を投げかけられているような気になった。 「仕事は少ないけど多いってどういうこと?」健司は改めて聞いてみた。 「やらなければいけない仕事は少ないんですよ」「やらなければいけない仕事って?」「生活に不安がないように必要なものを生産して 流通させることが大切なんだって習いました」「あ~、そういうことね」健司は納得した。そして改めて聞いた。 「たしかに必要なものだけなら労働者は余るね。 それで労働時間が減るのは納得するんだけど、 多い仕事って何だろう?」「それは、みんなが楽しく暮らせるように新しい 仕事を工夫して作るんです」「新しい仕事ってどんな仕事?」「それは冬なら冬のレジャーとか人によって楽し み方が違うでしょ?それをみんなで考えるんで す。自分の趣味や楽しみ方を一緒に考えること が仕事としているんです」「なるほどね~。遊びや趣味がみんなの暮らしに 役立つから仕事として成り立つんだね(笑)」 生活に必要な生産と流通が満たされれば、残りの時間を楽しく生きていけるようにみんなが考えることで時間を有効に使う。健司は労働という概念が違うことに驚いた。 「それで通勤ラッシュというものがないんだね」「通勤ラッシュって?」「あ~、さっき言った朝の通勤の混雑だよ」「そうなんですか」「会社員って朝出て夕方まで働くのが仕事だから 毎日出勤することに義務感を感じているんだよ」「それで給料をもらって生活するんですね」「お金がないと生きていけないからね」「お金って大切なんですね」「お金は便利な道具だと昔から言われてきたけど 稔君の話を聞いていると情けなくなるよ」 稔は「情けなくなる」という言葉に反応した。なぜ情けなくなるんだろう?お金のない世界のほうが便利だと思うけど。稔は健司に聞いてみた。 「どうして情けなくなるんですか?」「今までお金を使って助け合うことが素晴らしい と思って生きてきたんだけどね。なんだかな~ って感じなんだよ」「なんだかな~って?(笑)」「お金のある世界って物々交換の世界なんだよ」「物々交換って?」「昔はね、自分が欲しい物は自分が持っている物 と交換しないと手に入らないんだ。それを物々 交換と言っているんだけどね、それでは不便だ から物の代わりにお金というものを使って交換 しているんだよ」「それで人生ゲームの理由がわかりました」「どういうふうに?」「お金が無くなったら借金してでもゲームに参加 しなくっちゃいけないって」「そういうことだね(笑)」
2020年02月29日
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その晩は稔はたくさんお話して疲れて熟睡した。翌日健司と妻の声で目が覚めた。 「大雪じゃないか。今日は山には行けないよ」「また~?」「これじゃあ世間も困るんじゃないか?」「世間より我が家でしょう? 収入激減よ」「・・・・・」 レストランの経営者の健司は唯一の収入源であるレストランにお客が来ないことが死活問題だった。 稔は目をこすりながら優希と二階から降りてきた。「おはようございます」稔は夫婦の困った顔を見ながら聞いてみた。 「どうしたんですか?」「大雪が降ってるんだよ」「何か困るんですか?」「これじゃあレストランにお客が来ないよ」「ゆっくり休めて良いじゃないですか」「休んでいたんじゃお金にならないじゃないか」「あ~。そうでしたね。すみません」「稔君が誤ることじゃないけどね(笑)」 中一の優希は学校へ行く準備をしていた。そこへお母さんが「食事が出来ているから早めに食べて行ってね」 稔は不思議そうに聞いてみた「こんなに大雪なのに学校へ行くの?」「そうよ。病気なら休むんだけどね」「え~。僕たちの学校は休んでも良いよ」「休むとみんなから遅れると困るからね」「稔君の学校は教え合うから大丈夫だったね」健司は思い出したように口を挟んだ。 優希が学校へ行ったあと健司がテレビのスイッチを入れてニュースを見入って一言つぶやいた。「都会の出勤は大変だな~。みんな遅刻だな」都会の電車は遅れて駅の構内では大混雑だった。 健司はゆっくりの朝食を食べたあとコーヒーを飲みながら稔に聞いてみた。 「なあ稔君、君の世界ではこんな混雑あるの?」「いえ、ないですよ」「どうして混雑しないの?」「大雪や台風の時は出勤しないんです」「出勤しなくても大丈夫なの?」「大丈夫って?」 健司は何が大丈夫なのか返事に困った。しばらく考えて「会社員は会社に行って働くことが仕事だよ」「家に出たら危ないのに出勤するんですか?」「出勤しないと働いたことにならないしね(笑)」「大雪も台風も2,3日で収まるでしょ?」「そう言われればそうだよな~(笑)」 「僕たちの世界では働く時間は少ないですよ」「普通一日8時間だろ?週休二日制で」「僕たちの世界では一日4時間ですよ」「どうしてそうなるの?」「生活に必要なものを生産して流通させるって、 学校で経済の勉強しましたよ」「経済の勉強でもまるっきり違うんだね」「人生ゲームをやってみて少しわかったんですけ どね。お金を使う経済はお金がないと成り立た ないんですね」「ほ~、そこまでわかったんだね。さすが!」 健司はもう少し質問してみた。「稔君はまだ小学生だから知ってる範囲で教えて くれるかな?」「はい」「仕事って多いの少ないの?」「少ないけど多いです」「何それ?」
2020年02月28日
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優希は稔に学校について質問してみた。 「稔君の学校は楽しいの?」「うん。楽しいよ」「僕は行きたくない時もあるんだよ」「どうして行きたくないの?」「勉強についていけなかったり・・・」「それと?」「仲間はずれにあったりね」「そうなの?」 「だからね、学校が楽しいってすごいなって」「僕たちの学校はみんなが教え合うんだよ」「先生が教えるんじゃないの?」「先生だけではみんなに教えられないでしょ?」「そう言われればそうだけど」「だからね、わかった人がわからない人に教える の。時々上級生と一緒に勉強することもあるよ」「上級生と下級生が同じ教室で?」「そうだよ。上級生は教えることを学ぶんです」「そっか~。本当に理解しないと教えることが出 来ないんだね。伝えることも学べるんだね」「だから勉強するのが楽しくなるんだよ」 「それならいじめも無いんじゃないかな?」「いじめって?」「人に嫌がることをするんだよ」「僕たちは小さい頃から『人が喜ぶことをしよう』 って習ったよ」「僕たちは『人様に迷惑をかけてはいけません』 って習ったよ」「『してはいけません』と『しましょう』と真反 対だね。でも同じことのような気がする」「迷惑をかけてはいけないと思うから話しかけな いようにすることは多いね」「そうなの?」 優希はこの会話でお金のない世界をイメージした。 「小さい頃から人の喜びをしようって言ったよね」「うん」「今思い出したんだけどね僕も小さい頃お父さん やお母さんのお手伝いをしたくてね、喜んでく れる笑顔を見るのが嬉しかったよ」「僕たちもそれを大切にしようと習ったよ」「やっぱりね。ご褒美はお金じゃないんだね」「自分が役に立つと思ったらすっごく嬉しいね」 子どもたちが通う学校での助け合いの学びは社会に出てからも充分活かされる教育であった。
2020年02月27日
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車は店長の自宅の車庫へ静かに入っていった。そして玄関を開けると 「ただいま~」「おかえりなさい。あれ?この子は?」店長の息子の優希(ゆうき)君が出迎えた。「あ~。稔君だ」「こんばんは」「こんばんは。君は何年生?」「僕は小6です」「そっか~。僕は中一よろしくね」「こちらこそよろしくお願します」「さ、どうぞ」 稔は居間に通された。そこで稔は店長に質問した。「まだお名前聞いていなかったんですけど」「そうだね(笑)僕は大空健司よろしくね」「僕は希望稔です。よろしくお願いします」「お母さん。お風呂沸いてる?」「沸いてるわよ」「稔君、優希と一緒にお風呂にはいっておいで」「はい」 稔と優希がお風呂から上がると食事の準備が整っていた。「さあ。一緒に晩ご飯を食べよう」「ありがとうござます。美味しそうだ」 店長は、美味しく食べながらさっきまでの経緯を妻と子供に説明をした。妻は半信半疑ではあったが素直な稔を見て疑いの気持ちは薄らいでいた。夕食が済み店長がお風呂に入っている間稔と優希は人生ゲームをすることになった。それはお金のことを稔に理解してもらうことだった。 「人生ゲームっておもしろそうだね」「うん。おもしろいよ」「これ、な~に?」「これがお金なんだよ。でもおもちゃだけどね」「ゲームのときだけ使うお金なんだね?」「そうだよ。じゃあ始めるよ」「ゲーム版の中にいろいろ書いてあるんだね」「そうだよ。人生っていろいろお金が要るんだ」「へ~。怪我とか病気とか入学とか結婚とかい ろんなことが書いてある。投資で儲かるとか」「お金の要る社会はお金がないと何も出来ないん だよ。だから働いてお金を稼ぐんだよ」「それでレストランで食べるのもお金が要るんだね」「そうだよ」 少しずつ理解した稔はゲームを楽しんでいたが。何度も怪我や病気をしている所に入ったものだから、ついに手持ちのお金が無くなってしまった。 「お金が無くなったけどゲームセットなの?」「そうじゃないよ。借金をするんだよ」「借金って?」「銀行からお金を借りて、あとから利息と一緒に お金を返すんだよ」「借金しないとゲームが出来ないの?」「それが人生ゲームなんだよ」「生きることと遊びと同じなんだね」「お金がないと生きていけない社会だからね」「なんだかお金の要る世界って辛そう」 稔はお金のない世界のほうが楽しく生きていけると真剣に思った。
2020年02月25日
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店長の質問が続いたあと稔が質問をしてみた。生い茂る山の坂道を下りながら林の中を指差して 「何かあるみたいだけどあれは何ですか?」「あ~あれは不法投棄のゴミなんだよ」「ゴミって?」「誰かが電気製品や廃タイヤなんか捨てるんだ」「へ~悪い人がいるんですね」「稔君の世界ではこんなことはないんだろう?」「はい。ないです」「要らない物はどうしているんだ?」「生ゴミのように循環社会になっているんです」 生ゴミ以外の循環はどうなっているんだろう?店長は改めて稔に聞いてみた。 「稔君の世界ではどのように循環してるの?」「この間、大規模リサイクルセンターに学校から 見学に行ったんです」「大規模リサイクルセンターって何?」「すべての要らない製品を回収する所ですよ」「すべての要らない製品って?」「さっきのような電気製品や家庭用品すべてです」「それは無料?あ!お金は無いんだった(笑)」 「それらは回収するの?それとも・・・」「持って行くのもいいし定期的に回収しますよ」「それなら資源が無駄なく使えるから安心だね」「不法投棄を回収する労力がもったいないですね」「そうなんだよ。何をするにしてもお金が要るん だから初めからセンターを作ったほうが良いね」 「一つ気になったんだけどね車も回収するの?」「はい。車も回収して中古車が新品のようになる んです。でも新型がよく作られますよ」「それはどういうこと?」「いくつかモデルを作って人気投票するんです」「人気投票で多かった物を生産するってこと?」「はい。そうなんです。みんな楽しんでいます」「何だかそっちの世界のほうが楽しそうだな~」「でも、好みに合わせて改造車もありますよ」「ますます憧れるな~(笑)」 店長は現実の世界との違いを感じていた。そろそろ店長の家に近付いた。
2020年02月24日
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山から下りる道中、店長はどうしても聞いてみたいことを稔に質問してみた。 「レストランはどんな経営をしているの?」「経営って何ですか?」「そうか、お金が無いのなら経営は無いな(笑)」「でも、レストランはいっぱいありますよ」「レストランではどんな食事を出しているの?」「店長さんの所と同じですよ。でも臭くないです」「え?臭くないって?」「レストランに入る前に臭かったです」「あ~あれは厨房の裏にある生ゴミが原因だね」「どうして生ゴミがあるんですか?」「あれはゴミとして定期的に業者に出すんだよ」 店長は生ゴミは業者に処分をしてもらっていた。 「稔君の世界では生ゴミはどうしてるの?」「学校で習ったんだけどね、ファームシティって 言っていました」「ファームって農場とか農園とか言うんだろ?」「はい、レストランや家庭の生ゴミはすべて農家 に送って肥料にして野菜を作っているんです」「なるほど。循環システムってやつだね」「生産された野菜はレストランやスーパーへ送る んです」 「料理の種類は多いのかな?」「はい。少ないです」「それじゃあ寂しいじゃないか?」「いえ、レストランは毎日人がいっぱいですよ」「どうして?タダだから?(笑)」「そうじゃなくて、料理教室があるんです」「レストランで料理教室やるの?」「はい」 店長はお金を稼ぐために美味しい料理を作る。自分の技をわざわざお客さんに教えるなんて。思い付かなかったのです。 「どのような方法でやってるの?」「家庭菜園で作った人は、自分の野菜を持って行 き、それを使った料理を教えてもらうんです」「野菜を持って行かない人はどうするの?」「お店で余った材料を使って料理をするんです」「なるほど、それなら無駄なく使えるね(笑)」 店長はレストランの仕組みの違いに驚いていた。そして次のような質問をしてみた。 「さっき稔君が来たように子供だけで来るの?」「はい、お腹が空いたらレストランに行きます」「家ではお母さんが作らないの?」「料理の苦手なお母さんもいますからね(笑)」「そっか~。それじゃあお母さん達も楽だね」「ストレスが無いって言ってましたよ」「稔君のお母さんも?」「はい!(笑)」
2020年02月23日
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稔はレストランに近付いて違和感を感じた。異様な臭いであった。それは建物の裏側から漂う生ゴミの異臭である。気になっていたが「とりあえず何か食べよう」と。 入り口に立つとドアが開かない。何度かかかとを上げたり下ろしたり。しばらくすると店員がやって来てドアを開けた。「このドアは自動ドアじゃないの?」「停電になったら困るから自動じゃないんだよ」「山の中だから?」「そうなんだよ。ところで一人なの?」「はい」「食事をするの?」「はい。お願いします」「お金は持ってるの?」「お金って何ですか?」「え~?」 稔はレストランでは「食事をお願いします」と言えば食べることが出来ると思っていた。 「店長」「何だ」「この子はお金を持っていないんですけど」店員はお金を持たない子どもの対応に困っていた。 店長が近付いて「坊や、お金を払わないで食べるつもりだったの?」「お金を払うって?」「どうなってるんだこの子は」 稔は次元が違うことは知っていたけど、お金の話はまったく知らなかった。ましてやお金という物が無いと食事が出来ない。何を話してよいのか稔には思い付かなかった。 信じてもらえるかわからなかったけど稔は本当のことを話すことにした。 「あの~。僕はお金のない世界から来たんです」「え~!何言ってるんだ君は?」店長と店員は驚いた。「本当なんです」これ以上聞いたところでどうにもならないと判断した店長は「とにかく座りなさい」と稔に言って店員は稔をテーブルに案内した。
2020年02月21日
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稔君は「希望稔」という小学6年生の男の子です。家族でスキー場に遊びに来て、一人でスノボーを使って遊んでいたところ凹地に落ちて気を失い気がついて元に戻ってみたら誰もいない。 「スキー場に誰もいないなんてどういうこと?」焦った稔はさっそくスマホを取り出して父親に電話してみた。「あ!お父さん?」「稔どこへ行ったんだ。みんな心配してるぞ」「スキー場には誰もいないじゃないの」「あ~そうか」 お父さんにはすぐわかったようです。「あのね、心配しなくて良いよ」「僕はどうなったの?」「違う次元に行ってるんだよ」「え~!そうなの?」「心配しなくても戻れるから安心して」「すぐ戻れるの?」「すぐ戻れるけど、どうする?」「どうするって?」「違う次元でいろいろ冒険してみるのはどう?」お父さんは稔に体験して欲しかったようです。 「何を冒険するの?」「そっちの世界は一つ前の次元だと思うんだよ」「それが僕にはわからないよ」「学校で歴史を学ぶより体験で学んだほうが良い と思うんだよ」「なるほどね」「帰るのはいつでも出来るから心配しないで」「うん。わかった」「でも、スマホだけは無くさないでくれよ」「疑問に思ったんだけどね何で電話できるの?」「最近通信技術が新しくなったんだよ」「へ~そんなんだ」稔はそれが何だか聞く気にはなれなかった。聞いたところで理解するはずが無かったらである。 電話を切った稔は「さて、これからどうすれば良いの?」とつぶやきながらゲレンデのレストランに向かった。
2020年02月20日
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電気製品に囲まれて便利な社会で育った子どもが江戸時代に行ったとしたら?便利なスマホも役には立たないですよね。 今まで住んでいた社会のシステムがまったく違うシステムの社会に行ったとしたら?そんなドラマや映画はいっぱいありました。 今回は未来で実現するであろうお金のない社会からお金の要る社会へ子どもが迷い込んでしまう話です。 主人公は男の子が良いのか女の子が良いのか?何歳が良いのかを考えていたら「12歳の男子」と思い付きました。 「12歳の少年が世界を変える」という小説に合わせました(笑)社会のシステムはなんとなくわかる男の子です。名前はやっぱり「稔君」にしょう。(笑) 迷い込んだ場所はどんな場所にする?そしてどんなことに不思議を感じるんだろう?
2020年02月19日
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お金のいらない国に行ったお話の小説。お金の要る世界へ行った別次元の映画。それは「お金のいらない国」と「美しき緑の星」という小説と映画のお話です。 お金の要る世界からお金のない世界へ行ったら?どんなことに疑問を持つのだろう? お金のない世界からお金の要る世界へ行ったら?どんなことに疑問を持つのだろう? お金の要る世界では交換システムがあります。お金のない世界では交換システムはありません。 もしもお金のない世界の子どもが迷子になって行きついた所がお金の要る世界だったとしたら?という設定で小説を作ったらどんなお話になる? それは生まれる前と生まれた後の人間と同じですよね。親は生まれてきた子にお金の必要性を教えます。 でも小説ではお金がないのが当たり前の世界で育っています。それなのにお金がないと何も出来ないことに困惑している。 そんな物語を作るといろんな疑問がわかるかも?多くの人に考えてもらえるように考えてみよう。と思っています。「お金を知らない子」とい題名の小説。
2020年02月18日
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国連本部では世界平和提案書が読まれたあと全員が賛同しました。いまの社会システムはすぐに変えることが出来ず徐々に変えて行く方向に議論は進みます。 二人の神さまは人々が地球のために行動すること人類の成長を考えていくことを確認して一安心。 このあとは世界平和提案書の内容が実践され地球の気温上昇は治まるものの海面上昇と森林火災の面積が多く居住地域や農業生産地域が少なくなります。 しかし今だけ自分たちだけという発想が無くなりすべての人が幸せに暮らせる方法を考えるようになります。 さて物語の流れは書きましたが・・・。この物語の設定はどうすれば良いんだろう?いくつか考えてみました。・二人の神さまを主人公として人間成長を書く。・お爺さんが孫に二人の神さまの話をする。・二人の神さまの存在を知らない人間物語にする。他にもいろいろ考えられるでしょうが・・・僕の思考では限界です。(笑) おとぎ話として作ってみました。とりあえずこれで終了です。気が向いたら作ってみますが・・・どなたか興味のある人はこれを題材にして作ってみませんか?
2020年01月09日
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人々は今まで損得勘定でものごとを考えたり優位になるための行動をしていたけど共通目標で人や国が一つになります。 一つの目的のためにすべてが動き出す。きのうまでの自分たちがより良くなるために。それはお母さん神さまの望んでいた成長でした。 それは成長方針がお父さん神さまからお母さん神さまに変わった。そう思えるような人間の行動でした。 人間の行動は思考で決まります。しかし感情は思考の一部である直感を刺激します。お母さん神さまの意向で人々の感情を変化させていたようです。「地球の自然は生きるために必要なんだ」と。 人々の行動はどうなっていくのか?人間世界をまとめるには国連が活躍します。それは世界中の国と地域が参加して政策を決めます。 国連本部では世界中の首脳とボランティア団体が集結してこれからの活動を決めていきます。会合の参加者にはヘッドホンが着用しています。同時通訳が目的ですが会合が始まる前に心を穏やかにする音楽が流れ、あるメッセージが流れていきます。 「あなたやあなた方の民が平和に暮らすためにはあなたの周りの人や周りの国の平和を守ることが唯一の方法です。地球の自然を健康にするために必要なことは世界平和実現だと知ってください」 それはお母さん神さまのメッセージでした。その後日本の代表から世界平和提案書が読まれました。
2020年01月08日
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人間を変えるために地球はどう変わるのか?それは人間が住みにくい環境になるということでした。 お母さん神さまの想いは地球や自然を大切にしながら成長して欲しい。それをお父さん神さまが人間に気付いて欲しくて環境を変える作戦です。 海水温の上昇で台風や洪水、干ばつの極端化。人間の力では対処できない状況になっていく。これ以上住環境が破壊されたらどうなるのか?人口が増えているのに農業生産が出来ない。人類の食糧不足が危機的な状況になります。 今までは人間同士の競争で生き残ることだったけどこれから必要なのは人類が生き残るために知恵を出し合うことです。 きのうまでの敵は今日の友です。共に対応しなければ個人も国も滅んでいきます。世界が一つにならなければいけません。そして「ワンチーム」というスローガンで始まります。「世界平和を実現しよう」と。 さあ!これからの地球はどうなるのか?人類の未来はどのように変わっていくのか?世界平和が実現するために人類はワンチーム。それで地球は変わっていくのだろうか?
2020年01月06日
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お父さん神さまはお母さん神さまの指摘を受けて競争による成長を真剣に考えています。 こんなに荒廃してしまった人間社会をどうすれば新しい進化の道に進むことが出来るのか?それは新しい生き方をすることが望ましい。今までの進化ではなく新化して再スタートする。 新化した人間社会はどんな世界が良いんだろう?人間が成長しながら地球の健康が守られる世界。それは「より良くなるため」が良いということ。地球も人間もより良くなるために何が必要か? そのためにはやはり競争の仕方を変えたほうが良い。それは他と競い合うのではなく自分と競い合うこと。昨日の自分より成長すること。それが本来の進化のあり方ではないか? 自他を分けて競争させるより自分が成長するために他の成長を助ける方法。それは親が子育てをする方法に似ています。「子どもは親を成長させる」という話ですね。 宇宙が成長するためには人間が変わらなければ。そう思ったお父さん神さまは地球を変えます。それが人間がより良く進化するための新化ではないか。 人間って本当に困らないと変わらないんですね。
2020年01月04日
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お父さん神さまの活躍で何が起きたのか?地球の人々は成長のことを進化と言っているようです。ところが気になることが多くなってきました。 二人の神さまは地球が気になって仕方がないようです。「地球が元気ないようだけど」「自然のリズムが変わったようね」「どうしてリズムが変わるんだろう?」「なんだか生態系のバランスが壊れたんじゃ」「原因は何なの?」「どうも人間に原因があるらしい」「チョット調べてよ」 お父さん神さまは人間社会の問題点を探ってみました。地球を困らせている理由は何なのか? 人間社会は富める者と貧しい者、勝者と敗者に分かれ、雇う者と雇われる者と分かれてしまった。それは奴隷制度が廃止されても同じような状態が続く。 人間社会は人間同士の戦いの中で騙し合い奪い合い殺し合い多くの犠牲者が出てしまった。競争は自然を破壊してまで勝ち負けを競った。それが地球よりお金を大切にしてきた理由であること。 二人の神さまは改めて成長の方法を考えるようになります。成長することが悪いわけではない成長する方法が間違っていたんじゃないかと。
2020年01月02日
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おとぎ話の筋書きを考えています。お父さん神さまはお母さん神さまと同じように人間の成長を望んでいます。 ところがお母さん神さまは自他のない成長を求めているのに対してお父さん神さまは自他を分離して成長を促している お母さん神さまは自然の中で助け合って育ったほうが良いと言いお父さん神さまは人間社会を作って制限を設けたほうが良いと言う そこでお父さん神さまが人間成長のためにある提案をします。物々交換を便利にするためにお金を使うこと。そしてお金は交換以外にも自由に使うことが出来る。だからお金は魔法の道具として使えるようになる。 お母さん神さまはこのやり方に大賛成ではありません。そこでお父さん神さまは競争を正当化するために公平性を考えます。頑張った人は頑張らない人より得るものが多い。 しかしお母さん神さまはこう聞きます。「頑張れない人は?」お父さん神さまは「みんなが支える社会福祉をやれば良いんだよ」と。お母さん神さまは納得させられます。(笑) これからはお父さん神さまの力が発揮されていきます。それでどうなったかは誰もが知ることですが。
2020年01月01日
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おとぎ話を作ろうと思った動機はもしも宇宙を作った神さまが本当にいるとしたら「神さまは地球を見て何と思うんだろう?」ということでした。おそらく「こんなはずではなかった」と思うかもしれない。 そして二人の神さまの役割はお母さん神さまが産みの親でお父さん神さまが育ての親ですが、お母さん神さまは人間の右脳を司りお父さん神さまは人間の左脳を司る。人間は宇宙の両親と一緒に生きていきます。 ところで右脳と左脳の役割を書いておきます。<右脳>図形などを読み取る力、音楽などを聞き取る力、全体を見渡す力、空間認知力、直感力<左脳>言語を読み書きする力、物事を分析する力、計算する力、論理的に考える力 お母さん神さまは誰もが健康で楽しく生きて欲しいと願いお父さん神さまは誰もが賢くたくましく生きて欲しいと願う。 そこでお父さん神さまが力を発揮していきます。競争こそが学びの中で成長させることが出来る。「ウサギとカメ」の童話が良い例ですね。 競争は自分と他人に分離して考えます。自分のものと他人のものとは共有しない。だから物々交換というシステムが作られる。 そして自他共に良くなるということが無いんです。他より勝ることで成長が促されるということ。敵と味方に分かれて競争し戦い合うんです。 人々は仲間を作り地域や国を作り共通の価値観でシステムを作っていきます。それが共産主義とか資本主義とか言われます。 ところで童話にしては難しい話になりそうですね(笑)内容的にはこんな感じで進みますが・・・
2019年12月30日
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2019年12月25日明け方のことです。まだ暗い早朝の布団の中で目が覚めて、頭の中で地球を眺めながら気候変動のことを考えていると「小説を書いてみたら?」という言葉が浮かんできました。 でも「12歳の少年が世界を変える」という小説を書いたあと、もう書かないと思っていたので、「なんで?」と聞くと「おとぎ話なら?」って。そのあと頭の中でいろいろ考えたことを書いてみます。 どんなおとぎ話にするんだろう?題名は「二人の神様」でした。子ども向けのおとぎ話なら神様でなく神さまの表現が良いんじゃないの? しかも神さまを一人二人というのは間違っている。一柱二柱と言うが普通ですよね。でも子どもたちには一人二人のほうが馴染みやすい。じゃあそういうことにしよう。 二人の神さまってどんな神さま?まず1つ目を考えたのが「宇宙を作った神さまと宇宙を管理する神さま」これはある人から聞いた話を思い出した神さまです。 2つ目の二人の神さまはどんな神さまか?「宇宙を産んだ母さん神さまと父さん神さま」これは宇宙=神という考え方です。人間は人間の両親から生まれます。だから神さまも神さまの両親から生まれるという考え。 まずは2つ目の神さまのほうで考えてみます。お母さん神さまが産みの親でお父さん神さまが育ての親です。 このあと続きますが・・・・これはおとぎ話ですから(笑)
2019年12月29日
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「自費出版しようと思うんだけど」という話があって、「一緒に出さないか?」という話になってどんな本が良いのか調べてみたくて図書館へ行ってみました。何冊か手に取って見たけど、どれが良いのか?「これならどうだろう?」と思って見たら「この世でいちばん大事な「カネ」の話」著者:西原理恵子さんという本でした。(笑)ザッと読んだけど、素晴らしい本でした。お金の要る社会だからこそ読んで欲しい本です。インターネットで検索すると多くの人が賛辞のコメントが書いてありました。その一部を紹介しますね。中にはあとがきの一部を書いたのもあります。>お金の貯め方ではなく、お金ががないと生きて いけない世の中で、お金とどう付き合うのかの スタンスの話>自由と自分の居場所を手に入れるために お金を稼ぐ。>どんなときでも、働くこと、 働き続けることが希望になるって言うことを。 時には、休んでもいい。 でも、自分から外に出て、手足を動かして、 心で感じることだけは、諦めないで。 人が人であることをやめないために、 人は働くんだよ。 働くことが!生きることなんだよ。素晴らしいでしょ?僕はあとがきに書かれている「働くことは生きること」が好きです。ここでは働くこと=お金を稼ぐことです。僕が目標とするお金のない社会では働くこと=社会の役に立つことです。お金を稼ぐ必要がないから。ところで自費出版する本はどんな本にするのか?第一志望は「12歳の少年が世界を変える!?」です。http://ncode.syosetu.com/n3484dq/「ユーチューブ用」https://www.youtube.com/watch?v=FlHQy_KQfQQ&list=PL9UJQ57g66PEB7zZpGHYsvNzZJPCl_3ct 第二志望は「世界平和とお金のない世界」というブログ。https://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/
2019年03月02日
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「企画力 人間と組織を動かす力」という本があります。田坂広志著 (ダイヤモンド社:PHP文庫)サブタイトルは「優れた企画書は、最高の推理小説だ」です。 世界平和を実現するためにどうすればいいか?それを考えていた時に検索して知った本ですがまだ読んでいません。 本の解説にこんな文言があります。「魅力的な企画書とは、どういう企画書なのか。それは、あたかも優れた推理小説のように、読み始めたら一気に読ませてしまう」 企画書に限らず提案やアイデアを伝える時シナリオの結末までワクワクすると良いですね。 小説「12歳の少年が世界を変える!?」http://ncode.syosetu.com/n3484dq/の次に「世界平和が実現するまでのシナリオ」という小説はまだ出来ていません。頭の中には出来上がっているんですけどね。シナリオが文章にならないんです。(笑)世界平和実現へのシナリオです。https://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/5034/【正規品】トゥルースリーパー プレミアケア スタンダード 半額6点セット(シングル×シングル)【True Sleeper】【マットレス】【低反発マットレス】【日本製】【寝具】【低反発】【ベッド】【ショップジャパン公式(SHOPJAPAN)】価格:37584円(税込、送料無料) (2018/5/6時点)
2018年05月07日
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生きることを楽しむ社会が出来上がると他国のことにいままで以上に関心を持ちます。 (話の流れ14) いままでお金を得るための経済活動が自然環境を汚染したり焼畑農業での森林減少やサンゴの乱獲サイのツノや象牙を得るためにサイや像を殺害したり資源の奪い合いのために紛争したり。 それらをなくすためにお金を必要としない資源を分かち合うシステムを確立します。 互いの国、民族間で信頼関係ができれば国境があっても自由に行き来ができ安心して暮らしていくことができます。 そして軍隊も兵器も核も要らない世界が一つの家族のような世界平和の実現が出来上がっていきます。 すべての人々は互いの文化や風習を尊重しあい楽しく交流を深めていきます。 以上で話の流れは終わりです。 「世界平和提案書」https://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/5018/「ユーチューブ用」https://www.youtube.com/watch?v=B0F-eObp8UA
2018年01月31日
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困らない社会になれば不安はなくなります。旅行も楽しくなります。 (話の流れ13) 夏休みになれば子供たちの天国です。「お母さん、チョット北海道まで行ってくるよ」「気を付けてね」旅費は無料、ホテル代も無料、外食も無料。「子供は社会みんなで育てる」というキャッチフレーズを実践している社会です。 少子高齢化は危機的状況であり人口減少は日本の未来がないと言っていたけどまったく問題ないという考え方になっています。それは異常気象により世界の食糧が減っていき人口減少は食糧不足を解決していきます。 経済活動のために労働者は必要だったけど生活を支えるための労働者がいればいい。そういう視点で考えるようになったからです。 農業、漁業、林業でも高齢者は今まで以上に若者と一緒に汗を流して健康に暮らせるようになります。 医療の分野では治療医学以上に予防医学が進み病気にならない体作りに力が入ります。それにより介護施設や病院の長期療養患者が減り自宅療養や自宅で最後を迎える人が増えます。 生きることを楽しむ社会が出来上がってきます。 (話の流れ14)に続きます。 「世界平和提案書」https://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/5018/「ユーチューブ用」https://www.youtube.com/watch?v=B0F-eObp8UA
2018年01月29日
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生活が安定してくると自然環境への対応を考えます。 (話の流れ12) 今の地球は温暖化だと言う人がいれば寒冷化になると言う人もいる。異常気象であることは間違いない。 火山の噴火や大地震、大津波は身近な問題。人力ではどうにもならない災害への対応は災害から避ける方向へ考えるようになります。 地震の可能性が高い所から低い所への移住。大津波の可能性のある所から高台への移住。耐震構造へのリフォーム促進。 台風などの一時避難場所を映画館や演芸場、ゲームセンターなどの娯楽施設を開放して不安解消に努めるなど大人も子供も一人ではないことを実感します。 困った人を助けることは大切ですが困る人がいない社会作りも大切だと多くの人が実感する社会になっていきます。 (話の流れ13)に続きます。 国際支援団の活躍https://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/5022/
2018年01月27日
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生きることと働くこと。楽しい人生とは何なのか? (話の流れ11) 機械化が進み生産効率が上がって一人当たりの労働時間が半減し「時間をどう使えばよいのか?」と考える人たちが増えていきます。 いままでは趣味は楽しいのに仕事は楽しくなかった。仕事を趣味のように働く人もいるが趣味が仕事になったら楽しいかもしれない。そう思う人も多くなっていきます。 学校教育でも知識を蓄える授業に加えて知識を使って社会のために何をしたらいいのか。そういう授業が普通になっているので多くの大人たちが「自分を社会のために活かしたい」そう願うようになります。 働くことは何かを生産するだけでなくいろいろな文化を継承することも仕事として取り上げていきます。 そこで昔からある「祭り文化」の話が持ち上がります。祭りは神仏や祖先、自然への感謝と共にコミュニティの和を保つ役割もあります。 そして漫画やアニメ、映画や音楽なども素人の趣味から専門家の作品まで世界との文化交流として担うことになります。 お金を稼ぐために働くのではなく自分を社会のためにどう活かしていくか?それが楽しく生きていくことであり楽しく働くことであることを実感します。 (話の流れ12)に続きます。 国際支援団の活躍https://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/5022/
2018年01月25日
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貧困と飢餓をなくすにはどうすればいいか?環境破壊を止めるにはどうすればいいか?それを考えたらお金のない世界を実現すればいいと思いました。 お金のない世界はどうすれば実現するか?それを考えたら「世界平和が実現すれば出来るかもしれない」これが始まりでした。 そのシナリオを考えたら「12歳の少年が世界を変える!?」http://ncode.syosetu.com/n3484dq/という小説ができました。 その小説の中で国連本部で演説するために「世界平和提案書」https://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/5018/ができました。 世界平和提案書の内容を実行するために新しい小説を考えています。題名は決まっていませんが仮称「人類が進化するきっかけ」として話の流れを書いています。https://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/5034/ 自力でなんとか書いてみようと思っていますが小説を書くのが好きな人に書いて欲しいです。漫画を書くのが好きな人に書いて欲しいです。
2018年01月24日
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ついに所有権の話が持ち上がりました。働き方にも興味はあるけど所有権が無くなったら? (話の流れ10) 所有権の目的「自由に使用・収益・処分する権利」を考えたとき占有権(使用権)さえあれば良いとわかります。使っている間は他人は侵害してはならない。ということです。 管理できなくなった物や土地はみんなのもの。すべては共有財産と言うわけです。財源はみんなが共有して大切に使う。多くの人がそういう視点に変わっていきます。 そうすればすべての空き家は大切に活用され耕作放棄地も活用されて自給率が向上します。 そして農業生産はAIの機械化が生産効率を上げ都会でも空きビルや廃工場などを利用して土地の要らない野菜つくりが普及して海外にも技術提供して貢献していきます。 すべての人に衣食住が保証されれば働くことの意義が変わっていきます。いままで働くことはお金を稼ぐことだと言ってきたのに「働くことは何だろう?」と。 昔は趣味が仕事になったら幸せだと思った。実益がないと仕事にならなかったからである。 新しい生き方は新しい働き方に変貌していきます。自分を活かすことの喜びを知っていきます。 (話の流れ11)に続きます。 国際支援団の活躍https://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/5022/
2018年01月23日
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国際支援団の活躍が浸透すると人々の意識が変わってきます。お金を使う交換システムに疑問を持ち始めます。 (話の流れ9) 「国民の生活が保証されるならみんながボランティアでも良いじゃないか」そう言い始めたのはすでにボランティア活動をしている人たちです。 海外に限らず国内でもすべての製品が無償で提供することが出来るなら「報酬がなくても働くことは出来る」という意見が多くなってきます。 人工知能の機械化が進んで人間生活に必要なものが生産されれば働くことも交換システムも変わざるを得ない。資本主義社会の崩壊が始まっていきます。 そして資本から資源の必要性に視点が移ります。身近な資源といえば宅地と土地です。日本国内では空き家数が800万戸を超えており耕作放棄地面積は40万㌶にも及び所有権の必要性にまで議論が広がっています。 所有することに疑問を持ち始めます。所有者の管理義務が果たせなくなり手放す人達も増えて新しいシステムへの議論が高まっていきます。 (話の流れ10)に続きます。 国際支援団の活躍https://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/5022/
2018年01月21日
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国際支援団に参加していない企業と国際支援団に参加している企業の差がそろそろ出始めてきます。 (話の流れ8) 一般企業で働く人たちの中から国際支援団参加企業への転職希望者が増えていくようになります。子どもたちの憧れの職業になっているからです。 安定収入が保証されていることが最大理由です。そのほかに世界の人達が必要とするものを作るということ。働くことがお金儲けのためではないこと。環境・健康に良いものしか作らないので罪悪感を感じないで働けるということ。そういった理由があるようです。 国際支援団への参加希望者が増えて多くの企業が国際支援団に参加すると利益を上げ、税金で成り立つ経済活動に支障が起きるようになります。 その頃から「どうしても利益を上げなければいけないの?」「必要なものだけ作ることは出来ないの?」そういった疑問が湧き始め「必要量以上に作る必要はないじゃないか」「薄利多売が資源を無駄にしてるじゃないか」「売り上げを気にしないで働きたいね」などの声が上がり始めます。 そして人工知能の機械化が進み人々の労働時間は減り収入のない人が増え始めるとベーシック・インカムの導入が始まります。しかし財源が乏しい中で税金を増やすことも出来ずお金の必要性に疑問を持ち始めます。 人々に行き渡るものが生産されるのなら「すべてが無償で良いじゃないか」と。 (話の流れ9)に続きます。 国際支援団の活躍https://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/5022/
2018年01月19日
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国際支援団は海外組と国内組にわかれます。さて国内組の支援団は何をする? (話の流れ7) 国際支援団の海外活動が始まると世界はひとつだと感じるようになります。支援団の国内組は海外のために働くからです。海外で必要なものが無償で生産されます。 今までは国内や海外で売って利益を上げるための生産。買ってもらうために作っていたんです。それがすべてが受注生産のようなものです。だからすべてが無駄なく生産されるということですね。 日本国内では海外のお手本になるために大規模リサイクルセンターが建設されます。循環システムのベースになる施設です。 あらゆる生産物の要らなくなったものが回収され再利用するための施設です。それと同時に効率的に機能されるために多くの規格が変更されます。 今まで生産物は同業他社との競争に勝つために差別化を図り独自の規格や製品を作りました。これからは他社製品に部品が転用できるようにネジやボルト・ナット、小さな部品は規格を統一して資源を無駄なく使うことです。 製品の進化は他社との競争で開発するのではなくより良いものを作るという信念で開発します。もちろん環境に良いもの健康に良いものが中心です。利益を求める必要がなくなるからです。 大規模リサイクルセンターは海外でも同類のものを作るようにし世界中で循環型社会を作ります。 (話の流れ8)に続きます。 国際支援団の活躍https://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/5022/
2018年01月17日
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国際支援団の話題は多くなります。具体的に何をするんだろう?どんな効果があるんだろう?そういう疑問を持つ人は多いです。即刻、難民はいなくなりますよ。地元で楽しく生活できる環境を作るから。 (話の流れ6) 国際支援団が平和のカギを握っています。一部の民族が不満を持っていれば内部紛争が起こる恐れがあります。だからこそ世界中の少民族の人達の意見に耳を傾けなければなりません。 幾度の分科会でやるべきことが決まります。海外派遣組と国内貢献組にわかれます。そして各分野の仕事には多民族でチームを作ります。民族同士の交流を深めるためでもありますが、「互いの国が必要とし合う関係を持つ」それが最大の目的です。 世界平和の実現を真剣に考えたとき「世界平和はすべての国を必要とし合う関係」そう思うからです。 海外チームの活動はどのようにするか? 医療チームは建設チームと行動します。現地の医療チームの要望に応じて病院内に治療だけでなく入院が出来る病棟施設の建設も行うからです。 学校の建設では教育設備を整えるためにスマホやインターネットの提供をします。 農業生産を向上させるための技術と機材の提供、漁業の船や養殖場などの提供。それらのメンテナンスを地元で出来る設備。 それぞれの地元で出来るだけやれることを増やす努力をします。 (話の流れ7)に続きます。 国際支援団の活躍https://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/5022/
2018年01月15日
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支援団の活動資金が集まり日本からの参加企業や人も予想以上集まり日本の役割は徐々に決まっていきました。 世界平和が実現するかどうかは国際支援団の活躍で決まってしまいます。それぞれの地域の人たちが満足するか?そのためには小さなことまで決めて納得してから行動します。 (話の流れ5) 国際支援団の目的は世界の貧困や格差を無くすことですが、世界のあらゆる地域が独自の文化が守られ 安心して生活できるお手伝いをすることです。 そのために参加国の団員や企業の代表には国際支援団としての心得や役割を学びます。自国で教育を受けながらインターネットを活用して共通認識を持ちます。 活動内容に気を付けなければいけないことは先進国のシステムがどこでも使えるわけはなく地域ごとの都合に対応しなくてはいけません。「道路はアスファルトで舗装しない」とか「上水道より井戸水のほうが良い」とか「水洗トイレよりバイオトイレが良い」とか世界の現状を把握をするためにそれぞれ国と地域の実情を語り合い解決策の意見交換をしなければなしません。 それらを実施するために活動の分野ごとの分科会が行われます。日本など各地で観光を兼ねて行いますがどうしても現地参加できない人たちはインターネット配信で参加します。 そこでは企業ができること個人ができること自国で働く人他国で働く人それぞれの立場の仕事内容も話し合われます。 (話の流れ6)に続きます。 国際支援団の活躍https://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/5022/
2018年01月13日
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参加する会社や団体、人たちが増えると大量のお金が要ります。国連本部で世界からの寄付金を集計し各企業や参加者へ支給されます。 会社や団体には人件費以外の活動費。働く人たちには給料として支払われます。お金の要るシステムの中で活動しますからね。 (話の流れ4) 日本は防衛費から1兆円の寄付と1万人の自衛官を国際支援団に登録することを決めます。新しい武器を購入する必要もなく自衛隊の仕事が少なくなれば定員を減らし第一団として1万人を支援団に移行します。 また、大手企業や中堅企業の善意で50兆円の内部留保のお金が寄付されます。 参加を表明した各国は日本の行動に感動して軍事費の半分以上拠出する国もあり、そのお陰で100兆円を超えるお金が集まります。 そして国連本部では参加国の意見交換が始まります。各国の要望や支援できる事柄を発表しあい国連本部で集計し各国へ配布します。各国は自国の企業などの支援内容を決めます。 日本では各分野での意見交換が始まります。道路整備、生活水の確保、電気・ガスの確保、下水道の整備、ゴミ収集のシステム、資源ゴミの処理とリサイクルシステムの確保。病院や介護施設、衣料や食料生産工場の設置。それらを国ごとに対応するための意見交換です。 日本の企業は何が出来るのか?どの国へどのような支援が出来るのか?日本が支援してもらいたいことは何なのか?相手国の企業に技術提供する方法など。国内ではそういう議論も進めています。 (話の流れ5)に続きます。 国際支援団の活躍https://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/5022/
2018年01月11日
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それでは次に何をすればいいのか?賛同する国は何をすればいいのか?国際支援団は個人だけでなく会社もあれば大学や民間の研究所も多数います。 (話の流れ3) 国連本部では参加国に国際支援団への参加一覧表を作るように依頼します。日本ではすでに活動しているODA(政府開発援助)、NGO(非政府組織)、NPO法人などが率先して参加を表明しています。 一般企業からは後継者が居ない、受注の少ない工場など立派な技術を持ちながら持続が難しい工場など「私たちの仕事が世界平和に役立つなら」と多くの中小企業が名乗りを上げます。 大企業も先行き不安な石油業界や自動車業界など自分たちが培ってきた技術や情報網を国際支援団にどう役立つかを考えとりあえず参加を決めます。 個人からは大学を卒業しても就職が出来なかった若者。今の社会システムに馴染めなかった若者。定年退職して何かしたいと思ってる高齢者。いろんな立場の人が参加を希望してきます。 参加者は国内で働く人と国外で働く人に分かれます。そして彼らに最低限の知識を得てもらうためにすでに活動しているODAやNGO団体の人たちに教育の場を作ってもらいます。 できれば稔君が国連本部で言った「和をもって貴しとなす」という日本の心です。意味は「何ごとをやるにも、みんなが仲良くやり、いさかいを起こさないのが良い」と言うことです。 (話の流れ4)に続きます。 国際支援団の活躍https://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/5022/
2018年01月09日
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