めざせ!社会復帰

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2023.10.28
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カテゴリ: 自然


​​​史上最悪の動物事件は?


1915(大正4)年12月に北海道北西部の苫前(とままえ)村で発生した「三毛別羆(さんけべつひぐま)事件」は、10名の婦女子が殺傷され(死者7名、負傷者3名)、日本史上最悪の獣害と言われている。
この惨劇をもとにしたドキュメンタリー長編『熊嵐』(吉村昭・新潮社)では、臨月の妊婦を含む女性や子供が次々と犠牲になっていく様子が克明に描かれている。

また、苫前町には「三毛別羆事件復元地」があり、凄惨な事件を風化させまいとしている。地元住民が後世に語り継ぐ、戦慄の人喰いヒグマの凶行とはどのようなものだったのだろうか――?

「おっかあが、少しになっている」
「10歳の少年が聞いた妊婦の断末魔」
「老練の猟師が語る羆の女への執着」


詳細はこちら ⇒ ​​ 【三毛別羆事件】女子供がヒグマに襲われて… 生き残った10歳の少年が聞いた「骨をかみ砕く音」と「妊婦の懇願」 ​​

羆嵐





ヒグマの食生活 ​​ ( ​のぼりべつクマ牧場のホームページ ​​ )​ ​​

9月に入りのぼりべつクマ牧場では紅葉も進み、秋が深まってきました。
秋といえばスポーツの秋、芸術の秋、食欲の秋などなにを始めるのにもいい季節です。

今月は食欲の秋にちなみ「ヒグマの食生活」についてお話をしました。
「ここのヒグマには肉を与えているの?」とお客様から質問されることがあります。
のぼりべつクマ牧場では動物の肉は与えていません。
ヒグマは草食傾向の強い雑食動物で、全体の約7~8割は木の実や野草など植物質のものを食べています。
サケや昆虫といった動物質のものは、全体の約2~3割しか食べていないといわれています。

そんなヒグマですが、実は茎や固い葉など繊維質の多い植物はうまく消化できていません。
これは牛や馬たち草食動物のような、植物の消化に特化した消化器官がヒグマにはないからです。
うまく栄養が取れないのに植物ばかり食べるなんて面白いですよね。

ライオンやトラのように肉を主体に食べる動物により、植物も食べることで棲める環境が増える為、
ヒグマは現在アジアや北アメリカ大陸の広い地域に生息しています。
植物の中でもドングリに注目すると、クマ牧場のヒグマたちはドングリの食べ方にも個性が出ます。
ワイルドに皮ごと食べる個体もいれば、器用に皮だけ残す個体もいます。

あんなに大きな口でどうやってドングリの実だけ食べるのかというと、唇や前歯と舌をうまく使い、皮と実を分けているのです。

牧場のヒグマたちに最近大きな変化がありました。果物はヒグマの好物の1つですが、牧場のヒグマたちはバナナを食べませんでした。
それは北海道にはもともとバナナが生っていない為、バナナを食べ物と認識していないと思われていたからです。しかし何度もあげているうちに、バナナを食べ物と認識するようになりました。ヒグマの順応性の高さには驚かされます。

北海道では毎年トウモロコシが実る時期に、「ヒグマがトウモロコシを食べに来た。」というニュースが流れます。
これはヒグマがおいしいトウモロコシの味を覚え、執着してしまったからです。クマは人が食べるような味の濃い食べ物を、おいしいと感じてしまいます。

最近では、観光客の野生のヒグマに餌付けをする行為が問題となっています。
これはヒグマが普段食べている物よりも、人の食べる味の濃い物をおいしいと感じて、執着してしまうかもしれないからです。
クマが人から食べ物を貰えると覚えてしまうと、そのクマは人里に近づくかもしれません。
そうなると人が襲われたり、ヒグマが駆除されたりとお互い不幸な結果になってしまいます。

また山で人の食べ残しなどの生ごみもクマのエサとなりかねませんので、きちんと持ち帰るようにしましょう。










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最終更新日  2023.10.28 23:56:56
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