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愛し愛されて生きるのさ。
原田眞人
○『KAMIKAZE TAXI』
元々Vシネマとして製作された作品が一般公開された。物語はシンプルだが、様々なエピソードが盛り込まれているので3時間近い映画に仕上がっている。ちょっとカットしたほうが良かったかなとも思う。
自分が属している組織に恋人を殺されたヤクザが組織を裏切り逃走、それに巻き込まれた日系ペルー人のタクシー運転手とのロードムービー。
ペルー人運転手役に役所広司。原田監督と役所広司はこの後しょっちゅう顔を合わせることになるが、これがその記念すべき第一作。ヤクザ役には高橋和也。そういえばこの人って元ジャニーズなんだよなあ。気がついたら演技派に俳優に脱皮し、日本映画に欠かせない存在になりつつある。男闘呼組の中でも勝ち組かも。
ストーリーの途中でなぜか突然自己啓発セミナーに潜入したりする。ここのシーンがなんかとても面白い。ヤクザものではあるが暑苦しくなく、どこか飄々としたムードが流れる映画である。
ラストの議員宅襲撃シーンはなかなかに迫力がある。さえない人間が派手にやらかしてしまうシーンって滑稽だけどカッコいい。
○『バウンスkoGALS』
別ページの「泣ける映画」のところでも書いたが、ラストでかなり泣いた。映画自体は援助交際・ブルセラなど卑俗なテーマを扱ってはいるが、爽快な青春映画に仕上がっている。この映画もコギャルたちの1晩限りのロードムービーである。ラストの別れのシーンできっちりツボを押さえてくれている。メリハリの効いた、完成度の高い映画になっている。コギャルものだからといってナメてはいけない。同時期に公開された『ラブ&ポップ』より数倍いい。
○『金融腐蝕列島「呪縛」』
高杉良の経済小説を、『バウンスkoGALS』『突入せよ!「あさま山荘」事件』の原田眞人監督が映画化。ハリウッド仕込みの演出で経済という難しいテーマを一流のエンターテイメントに料理している。その手腕に脱帽。
大手都市銀行である朝日中央銀行(ACB)は、証券会社の利益供与事件をきっかけに総会屋との癒着を暴かれ、東京地検から前代未聞の家宅捜索を受ける。バブル経済が崩壊したことによって黒い癒着が不良債権となって浮き上がってくる。地検はバブル清算の絶好の機会であると考え、ACBをあの手この手で追いつめていく。その状況を見ても焦りを感じていないACB上層部を見て、ACB若手ミドル4人が立ち上がる。しかしその先には総会屋の嫌がらせや脅迫など困難な事態が待っている。
この映画は経済界を舞台にしていながらも、あたかも冒険映画や戦争映画を観ているようなスリルと緊迫感に包まれている。登場人物がみなそれぞれの戦いに身を投じていて、道を切り開こうとしている姿に興奮させられる。銀行の人間も地検の人間も、はたまた報道の人間も自分の信念のもと、真っ向から突き進んでいる。この懸命な姿を見ると、「仕事って、ただ金を稼ぐためにやってるんじゃない」ということに気づかされる。
原田眞人監督は『突入せよ~』や『バウンスkoGALS』などといった群集劇を描かせたら日本映画界ではナンバーワンだと思う。この映画でも役名がついている役者だけでも100人は超える。エキストラを含めたら1000人近い、もしくはそれ以上の人間がスクリーンの中で動き回っている。しかしそれらの人々からちゃんと躍動感が伝わってくるのが凄い。聞くところによると、若手の役者たちは、画面に映っていなくても、セリフを拾われていなくてもきっちり芝居をしていたそうだ。そんな役者たちのパワーは観ているこちら側にもちゃんと感じ取れる。クライマックスの舞台はは株主総会であるが、株主総会をこんなに迫力たっぷりに描ける監督がいるだろうか。「活劇」の魅力がたっぷり詰まった映画である。
役者陣も演出に負けじと頑張っている。サラリーマンという人種がこれほどまでにかっこよく見える映画はそうそうない。
強面のためか悪人役が多い、石橋蓮司と佐藤慶が会社のために善意を尽くす人間を演じているのが印象的である。彼らの芝居があるからこそこの映画が引き締まって見える。
もたいまさこはやり手弁護士役として出演している。いつもの飄々とした演技プラス緊迫感のある芝居、と緩急つけたメリハリのある芝居をしていて、さすがだと感じさせる。彼女と本田博太郎は一種のコメディリリーフとして、シニカルな笑いを引き起こさせる。
その他にも日本を代表する俳優が総出演していて、大作の楽しさが存分に味わえる。若手とベテランのバランスもよく、きっちりと役柄をこなしている。
そしてこの映画の中での大きな黒幕となる仲代達矢は迫力充分である。皆がリアリティ溢れる芝居をしている中、彼は大仰な芝居をしているが、まるで古典の舞台を演じているような芝居で圧倒してくる。悪役を心から楽しんでいるように見えた。
余談ではあるが、オダギリジョーも「小田切譲」という名前で出演している。端役のため何度見ても確認できないが…。
役者たちはみなリアリティを追及した芝居をしているため会話が聞き取れなかったり、また経済という難しいテーマを扱っているために充分に内容を把握できないところもあるが、それ以上にエンターテイメントとして充分に楽しめる作品に仕上がっている。平社員だろうが役員だろうが、頑張っている姿を見ると「サラリーマンがこの国を支えてくれている」ということに改めて気づかされる。なんとなく勇気付けられる、そんな映画である。
○『狗神』
今までの原田作品とはうって変わって、高知県の山奥を舞台にした伝奇ロマンである。渡部篤郎・天海祐希主演。坂東眞砂子原作。
この映画は「角川冬のホラー」として製作された映画である。原作小説ではラストに「鵺(ぬえ)」という怪物が登場する。しかし映画では「鵺」は登場しない。この映画のラストは村に伝わる祭りの進行と共に、集団自決というカタストロフィーを迎える。ここでも原田監督お得意の集団劇が展開される。一人一人の表情が生きていて、集団自決という恐ろしい結末に戦慄を覚える。
天海祐希を始めとする坊ノ宮一族の女たちは、代々「狗神筋」として差別される。「狗神」というのは村の守り神であるのだが、時折外に飛び出して悪さをする。渡部篤郎演じる教師が村に訪れたことから、村には奇妙な事件が相次ぎ、村の人々は「狗神の仕業だ」と坊ノ宮一族を糾弾し始める。
物語が進むにつれ、忌まわしい血の系譜や男女の交わり、村という閉鎖的な環境などが露呈し、おどろおどろしいムードに包まれる。都会にはない、山奥の村という空間が醸し出す不穏な空気が伝わってくる。
渡部篤郎は相変わらずである。良くも悪くもない。天海祐希は40代の女性で、徐々に若返っていくという設定。でもさすがに40代には見えない。薄幸な女の役であるが、元々天海祐希はコメディ向きなのでちょっと違和感があるかなとも感じる。
この映画は脇役の人々が生き生きしている。深浦加奈子演じる天海祐希の義姉は、坊ノ宮家が「狗神筋」であることを知らずに嫁いできたという女。天海祐希をなじるシーンがあるのだが、深浦加奈子のサディスティックな芝居が光る。
天海祐希の実の兄でありながら、妹に孕ませてしまうという男役には山路和弘。ちょっと井筒和幸に似ている。自分勝手でふてぶてしい男を熱演。この映画での裏の主役はこの男であるかもしれない。
そんな男の若い妻役に街田しおん。元々はモデルであったそうなのだが、徐々に正気を失い最期にはとんでもないことになってしまう女役を巧みにこなしている。特に、自分の子供を苛めた子供の家に鎌を持って襲撃しようとするシーンが秀逸。血走っていそうな目が怖い。
他にも矢島健一・藤村志保・淡路恵子といった芸達者たちが脇を固める。ここでの藤村志保の扱いも『シックス・センス』的である。どの役者も村の不穏な空気を醸し出すのに一役買っている。
この映画は一応ホラーとして製作されてはいるが、決してホラー的な怖さはない。その代わり切っても切れない血のつながりや、閉鎖的な空間が描かれており、「一番怖いのは人間である」と感じさせる。
世評はあまり芳しくなかった作品であるが、原田眞人のシニカルかつエネルギッシュな演出が光る傑作だと思った。私はこの映画、好きである。
○『突入せよ!「あさま山荘」事件』
映画というものは娯楽としての要素の他に、事件などの当事者の置かれた状況をリアルに感じることができるというメリットがある。たとえば、どこかで殺人事件が起こったとしても新聞やニュースでは客観的な事実しか捉えることができないので、犯人はなぜ殺人を犯したのかとか被害者の遺族たちはどんな気持ちなのかということまでは感じることができない。映画はフィクションであるにせよ、そういった当事者たちの気持ちを少しでも汲み取ることができる。
私は浅間山荘事件については、事件の概要しか知らなかった。私が生まれる10年近くも前の話なので、ニュース映像でしか観ることができなかった。この映画は実際にあった浅間山荘事件を警察の視点から描いている。連合赤軍側をも描いていたならば到底2時間で収まるわけはないので、あくまで警察の視点に徹したのは正解だったのではないだろうか。
ここでの警察を「正義」のみでとらえるのはいささか短絡的であろうが、警察がいかに犯人逮捕のために苦心したかはよく伝わってくる。警察内部の事情が非常にリアルに描かれているので、会話のやり取りがとても滑稽で面白い。原田眞人監督は本当に群像劇を撮るのが巧いと感心した。
警察が浅間山荘に突入してからの描写もとても迫力がある。史実を伝えるという役割を勤めていながらもちゃんとエンターテイメントに仕上げている監督の手腕はさすがである。
この映画を観るのであれば、その前に高橋伴明監督の「光の雨」を観ると良いだろう。こちらは浅間山荘事件を起こす前に起きた、連合赤軍のリンチ殺人事件を題材に作られている。こちらも傑作であった。劇中劇という方式を取っているため、現代の若者が連合赤軍の事件をどう捉えたか、そしてその時代を生きた人たちはいま何を思って生きているのかという違った視線が織り込まれていて、とても興味深かった。これらの映画を観ても、私には連合赤軍がどうしてこのような行動を取ったのか理解できない。でも事実を知ることはできた。それは映画という媒体の功績であろう。
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