愛し愛されて生きるのさ。

愛し愛されて生きるのさ。

『GONIN2』

『GONIN2』(1996・石井隆監督)

 再び石井隆監督作品。前作『GONIN』が男性映画であったのに対して、こちらは女性が主役のバイオレンス・アクションである。

 あまり世評は芳しくないようであるが、私はけっこう楽しく観た。冒頭、5人の女性を結びつける宝石店での強盗シーンはなかなか迫力があった。主要人物が序盤であっさり死んでしまったりと、意表を突く展開が待っている。

 夏川結衣は男性恐怖症の役。しかし大竹しのぶ・余貴美子・喜多嶋舞のキャラが強いためか影が薄い。男性恐怖症というキャラもありきたりな描き方であるが故に、今いちパッとしなかった。

 映画としてはなかなか楽しめたが、夏川結衣を堪能することはできなかった。むしろ余貴美子のかっこよさが際立った作品かな、と思う。

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