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2007.02.25
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カテゴリ: BLマンガ
久々の偏頭痛の発作、土曜の夕方からイミグラン飲んで、ヒエピタ額に張って、水たっぷり飲んで断続的に睡眠をとった。12時、3時、6時半に目覚めたけど、最終的に8時に起床。すっきりとまではいかないけど、なんとか頭痛の嵐は去った。よかった~!

で、今日は外出もせず、朝からちらし寿司をつくる準備をしながら、昨日レッスンの帰りに立ち寄ったぶこふで仕入れたマンガ5冊を読む。


『夜の童話』紺野キタ

「SALVA ME」で驚いちゃった作家さん。これは非BLでなんとポプラ社刊! 子供の頃お世話になった児童書の老舗が、マンガの単行本レーベル持っているとは知らなかった。ここ、ユニークな社長さんだよね。日経の記事読んで「ほえ~」と思った。

紺野さん、好きだ。なんていうか、まだ汚れた大人の世界を知らなかった純真だった頃の自分に戻れるような気がするよ(いや、絶対無理だが)。

同人誌からの再録の短編集だけど、コミケでこういう童話みたいなオリジナルを受け入れる余地もあるの? ていうか読者がいるの? ああなんとなくめるへんめーかーとか中山星香と同じジャンルなのかな。系統は違うと思うけど、絵的には納得。

こういうマンガも世の中にはあるんだなと思った。発表の場が極端に限られるだろうことが惜しまれる。

どんな人間にも残っている良心の部分に直接話法で語りかけてくる。人は善だと信じて疑わず、それがあざとくない。
須藤真澄もこういう風味の作品描くけど、彼女は選ぶ題材がユニークで、そちらにカムフラージュされている。だけど、紺野さんも須藤さんも、なにを描かせても性善説マンガになるのは、もはや天性の質なんだろう。

まさか、わずか6ページの短編で泣かされるとは思わなかった。


そうだなあ。立ち位置は清原なつのと同じステージかな。紺野さんは奇をてらったりしない、もっとわかりやすい話だけど。ツウ受けするけど、売れないという。

とにかく、絵がいい。子供も大人も年寄りも、みんなハートフルだし。この絵柄がやさぐれると国枝彩香になるのを、坂井久仁江名義の15年ぐらい前の作品読んで確信したし。つまり完成された絵は別物だけど、同じ系統なんだよな~ちょっと嬉しい発見。

お話の印象がみな同じなのに、それぞれ泣かせのツボや胸キュンのツボが違う。家族でも他人でも、年の差があっても、みんな心で触れ合って、人を信じられる作品。

表題作の3部作は、まるで山下和美の「不思議な少年」の猫バージョン。同人誌の小説でも、同じように、特定の人にしか見えない猫が人の悩みを解決したり望みを叶えてくれるお話があったな。カイユキコさんのマンガにもあったかも。つまりファンタジーの世界では、珍しくない定番の設定なのかもしれない。でもどれも短編で、大人の心にも切なく響いてくる内容がいい。

本当にこの人、何者? すごすぎる。

『やさしい悪魔』坂井久仁江

この人はデビューの頃から知っている。もう20年以上前だよね。おそらくほぼ同年齢ぐらいと思う。
ハンサムな吸血鬼が、もてない女の子や失恋した女性、離婚危機にある男性を図らずも救う話。なんてミもフタもないあらすじ……。でも、内容はこれこそ「不思議な少年」ならぬ「不思議な吸血鬼」だっ! 

驚いた。紺野キタ読んだ直後だったので、設定が同じ! こっちはコメディ! しかも初版は1992年! やっぱり面白いよ坂井さん。

「花盛りの庭」シリーズは結構痛いストーリーでどんより暗かったけど、この人の基本はコメディだよね。「雨の日は恋をする」シリーズは、今でも好きだし。

BL来てからなんかどろどろした話ばかり描いていたので、コメディ読みたいな~と思っていたら、暮れに出たアンソロジー(不細工特集)で久々にはじけていて笑った。

もう坂井名義では描かないのかな。現代の若いカップルのラブストーリーは、もう年齢的に描くの苦しいのかな。絵もBLになったらやたら怖いんですけど。






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Last updated  2007.02.25 21:58:57
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