Oneちゃんの年間300本映画日記

その2



アメリカの州にはそれぞれの特徴を表した愛称が付けられているそうですが、
Arkansasは”The Nature State"で、相当にcountryであることがこの命名からも窺えます。

現に娘の話では、家の周りには馬や牛がいたり、ハイウェイでは轢き殺された動物の姿も見かけるそうです。

通学しているのは、Fayetteville Christian Schoolという私立の学校で幼稚園から併設されているようですが、とてもこじんまりしていて、生徒数も300人程度、みんな顔見知りになれるようです。

留学生は娘の他にもいるそうで、とりあえずアジア系の顔をしている人は(ヨーロッパ人がいてもアメリカ人と区別がつかないので)他に二人いるそうですがどちらも台湾の人だそうです。日本人は多分自分だけではないか、とのことでした。
日本・東京から来たというと、大概の子が”すごい!クール!”と反応するそうで、嬉しかったと言っていました。

アメリカの授業科目はアメリカ史と英語以外は殆んど自分で選択する、みたいに聞いていたのですが、娘には学校側から6教科<History,English,Life of management,Bible,Music,Algebra(代数)>が指定されたそうです。留学生にはそういうシステムをとっているのかもしれません。また、留学生には何年生という区分は与えられないそうです。

楽しみにしていたクラブ活動は、残念ながらバスケットとチアリーディングしかないそうです。

アメリカでは州ごとに学校や教育の規則が異なるそうですし、私立校ではまた独自の規則があるのかもしれません。

予想通り、歴史の授業なんてチンプンカンプン、???が頭の中を飛び交っていたようです。

しかし、日本と違ってどの科目も毎回宿題が出るし、そして毎回小テスト(娘はクイズと言ってましたが)があるそうで、英語もまだまだ不十分なのに毎日すごい量の文章を読まなくてはならず、覚悟はしていたものの、相当なハードさに早くも先行きが心配になっているようです。

しかし言ってみれば、殆んど泳げない人を海の真ん中に放り込んだようなものですから、すぐにスイスイと泳ぎ出すのは到底無理なこと。みんな同じことを感じているはず、焦らずに、でも毎日の勉強は怠らずに、と励ましました。

大体の人が、3~6ヶ月位の適応期間を要するようです。

なんといっても一番辛いのは食事のようです。
野菜が圧倒的に足りない、野菜不足。そして同じようなメニューの繰り返し。
一時はチキンを見たくもなくなったそうです。

学校のカフェテリアでの昼食、この間のメニューはホットドック、フライドポテト、クッキーにキャンディで、「殆んどお菓子だった、これじゃ太るはずだぁ~」と嘆いていました。

「留学生は殆んどが10~15キロ太って帰って来ます、でも日本に戻ると自然と痩せて元に戻りますので」と事前に聞かされていたので、体重のこともですが(元に戻るという保障はないし)、健康上からも食事のことは大いに気がかりです。

娘は若いし、覚悟していたとはいえ、やはり慣れるということはなかなか出来ないようですね。
日本食のことは思い出さないようにしている、それから私達がご飯を食べる時は有難さを噛み締めて食べてくれ、とも言ってました。


日本の食事は本当に、美味しくて、バラエティに富んでいて、栄養バランスがよくて、おそらく世界一だと思いますねぇ。 (9月13日記)

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