《櫻井ジャーナル》

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2009.04.27
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 メキシコとアメリカの国境線地域で「豚インフルエンザ」に1000人以上が感染、100人を超す死者が出ていると報道されている。WHOも「緊急事態」だと認定しているのだが、このショックは権力層にとって好都合な「目眩まし」として機能しつつあることも否定できない。経済システムの破綻が明らかになってから自分たちの強欲さを庶民に知られ、怒りの矛先を向けられ、体制の崩壊もありえる事態になっていただけに、好都合だということだ。「神風」が吹いたとも言えるだろう。

 アメリカをウォッチしている人なら覚えているだろうが、1990年代の前半にニュー・メキシコのあたりで12名の先住民が原因不明の「奇病」で死亡したことがあった。そのときに注目されたのが先住民保留地。ヨーロッパからの移民に先住民の大半は殺されたのだが、わずかに生き残った人たちの子孫が押し込められている地域だ。ここは一種の自治が認められていて、捜査機関は簡単に踏み込めない。そこで、情報機関の一部は極秘の工作や研究の拠点として利用、ロサンゼルスの東にもそうした保留地が存在している。

 勿論、奇病と先住民保留地とを結びつける証拠があるわけではなく、単なる「噂話」の域を出ないのだが、その保留地でトラップ・ドアを組み込んだコンピュータ・システムが全世界で売られ、武器が製造されていたことは報告されている。秘密工作の拠点としても利用されていた。こうした保留地の役割は「イラン・コントラ事件」の調査で明るみに出たのである。

 世間では、この手の疑惑は自動的に「トンデモ話」だとされることになっている。その典型例が「エイズ」に関するもの。1980年代から「生物兵器説」が流れているのだが、これは荒唐無稽な話であり、ソ連の情報機関が流した偽情報だと「善良なる知識人」も主張している。

 しかし、1969年に開かれたアメリカの下院予算委員会における公聴会で国防総省の国防研究技術局の副局長は、伝染病からの感染を防ぐための免疫や治療のプロセスが対応困難な「伝染性微生物」が1974年から79年の間に出現すると予告していた。エイズの出現を予言していると注目されている証言はこれだ。この発言は日本の国会図書館でも確認できるが、拙著『テロ帝国アメリカは21世紀に耐えられない』(三一書房)にも書かれているので興味があれば一読を。

 こうした出来事があったことは事実だが、豚インフルエンザが人間に感染するまでのプロセスは明らかになっていないことも確か。ただ、体制崩壊におびえる権力者たちが今回の騒動を最大限、利用しようとすることは間違いない。





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最終更新日  2009.04.27 13:52:46


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