《櫻井ジャーナル》

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2011.02.23
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 リビア情勢は時々刻々、悪化し、犠牲者数は1000人を超えたとする話も伝わっている。そうした中、 反政府勢力が相当の地域をコントロールしているという話

 こうした状況を「チャンス」と判断しているのが中東/北アフリカを支配してきた欧米の一部支配層たちで、中には「大量殺戮を防ぐため」という理由で軍事介入を主張する人も出てきたらしい。ユーゴスラビアを先制攻撃して以来、定番になった軍事侵略の口実。東アジアでも準備を進めている。

 遅くとも1998年にアメリカ軍は、朝鮮に対する体制の不安定化→先制攻撃→体制転覆→傀儡政権の樹立という作戦OPLAN 5027-98を、1999年には朝鮮の金体制が崩壊した場合を想定したCONPLAN 5029(後にOPLAN 5029)も作成している。黄海で朝鮮と韓国の艦船が交戦したのは1999年のことだった。ともかく、体制が揺らいでいるとき、軍事侵攻して自分たちに都合の良い体制を築くという戦略はアメリカのパターンだ。

 で、リビア。かつては「反米」でならし、イスラエルを敵視していたはずなのだが、最近ではそうでもない。治安当局がイギリスの訓練を受けていたことはすでに書いたことだが、それだけではない。 2008年以来、リビアのロビイストを務めていたホワイト・アンド・ケース法律事務所ではネオコンの大物、リチャード・パールが在籍している のだ。その前、2006年にパールはリビアを訪問、アルカダフィと会談し、ディック・チェイニー副大統領に内容を報告していることを示す文書が存在する。

 少なくとも最近では、革命の「理想」よりも体制を「護持」することにアルカダフィは熱心だったようだ。





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最終更新日  2011.02.24 01:24:59


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