《櫻井ジャーナル》

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2013.01.07
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 癌の治療を続けているベネズエラのウゴ・チャベス大統領だが、ここにきて病状が悪化しているようだ。そのチャベス大統領を2009年に暗殺しようと試み、3名のドミニカ人と一緒に逮捕されて懲役4年の判決を受けていたフランス人、 フレデリク・ローレン・ブーケがフランスへ追放された

 ブーケのアパートにはプラスチック爆弾C4が500グラム、突撃銃14丁、そのほかマシンガンが3丁、拳銃が4丁、ショットガンが5丁、さまざまな口径のカートリッジが2万近く、さらに電子起爆装置、ウォーキートーキー、防弾チョッキ、ガスマスクなどが保管されていたという。こうした武器の不法所持で有罪判決を受けている。

 裁判の過程でブーケは自身がフランスの情報機関DGSEのエージェントであり、イスラエルで訓練を受けたことを認めたという。また、暗殺を命じたのはニコラ・サルコジ仏大統領(当時)だったとされている。

 勿論、暗殺は珍しい話ではない。例えば、CIA内部に各国の要人を暗殺するプロジェクトが存在していたことも明らかになっている。ZRライフルだ。ドワイト・アイゼンハワーが大統領だった1960年からアレン・ダレスCIA長官の下で始まり、キューバのフィデル・カストロは何度も命を狙われている。

 この時期は要人暗殺が流行った(あるいは失敗した)ようで、例えば、イラクの王制を倒した自由将校団のアブデル・カリム・カシム准将を米英の情報機関は暗殺しようとしている。石油利権を守る、要するに他国の資源を盗み続けることが目的で、暗殺者として目をつけられた若者がサダム・フセイン。

 最近の例では、1992年にイギリスの情報機関MI6がユーゴスラビアのスロボダン・ミロセビッチ大統領の暗殺を検討している。セルビアの反体制ゲリラを使う、イギリスの特殊部隊に暗殺させる、ジュネーブの会議に出席する際に自動車事故に見せかけて殺害するといった方法が検討されたと言われている。

 ヤシル・アラファトの暗殺も噂されている。最近、 衣類や歯ブラシなど身の回りの品々から放射性物質、ポロニウム210が検出されたという話 も流れている。2004年11月にアラファトは死亡し、アーマウド・アッバスが後継者。この時から暗殺説は流れていたが、その疑惑が再浮上したわけだ。



 そのド・ゴールは1962年に命を狙われている。OASなる秘密組織に所属するジャンマリー・バスチャンチリー大佐のグループに命を狙われたのだが、このOASは「NATOの秘密部隊」、そしてCIAの計画局(テロ担当)につながる。

 この当時、CIAロンドン支局長だったフランク・ウィズナーは計画局の前身、OPCの初代局長。1962年にウィズナーはロンドンから帰国させられて引退し、65年にショットガンで自殺している。

 ウィズナーの息子が結婚した女性、クリスティーン・ド・ガナイはニコラ・サルコジの義母。つまり、クリスティーンの元夫はニコラ・サルコジの実父であり、同じ父親を持つニコラの兄弟は法律上、フランク・ウィズナー・ジュニアの子どもになっている。





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最終更新日  2013.01.08 03:06:51


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