《櫻井ジャーナル》

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2013.09.23
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 今、「 従軍慰安婦

 チュニジアは「アラブの春」が始まった国として知られている。そのベースにあるのは社会的な不公平さに対する庶民の不満。サウジアラビアなどに比べると遙かに民主的で、政教は分離され、女性の権利も認められていたが、大統領など支配層の腐敗が目に余ったことも事実。WikiLeaksが公表したアメリカの外交文書も、そうした腐敗を確認させることになった。

 怒りのエネルギーが高まる中、ひとりの青年が抗議の焼身自殺を行い、それが抗議活動の引き金になる。当初、運動の中心にいたのはチェ・ゲバラの顔写真や赤旗を掲げるような若者だったのだが、途中からムスリム同胞団が主導権を握り、サラフィ主義者が台頭してくる。ムスリム同胞団の背後にはカタール、サラフィ主義者の背後にはサウジアラビアが存在している。

 若者たちには体制を倒すエネルギーがあったものの、次の体制を築く組織力がなく、民主化とは逆の方向へチュニジアは動いていった。そうした中、 イスラエルやアメリカの情報機関、つまりモサドやCIAが活発に活動 しているが、この両機関がムスリム同胞団と同盟関係にあったことはリビアやシリアでの動きを見ても明らかだ。

 ヨルダン出身でシリアに住むサラフィ主義の聖職者、ヤシル・アル・アジュロウニは今年の春、 反シリア政府軍の戦闘員に対し、スンニ派以外の女性をレイプしてもかまわないというファトワ (勧告)を出したと伝えられている。その一方、同じ頃にチュニジアの 大ムフティー(最高イスラム法官)が「性的聖戦」を批判し、警告する発言 をしていた。







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最終更新日  2013.09.23 23:00:20


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