《櫻井ジャーナル》

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2016.04.05
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 中東/北アフリカやウクライナでは戦乱が拡がり、多くの住民が難民化した。この戦乱で西側諸国、ペルシャ湾岸産油国、イスラエルなどが手先として使っているダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)は女性や子どもを拉致してきたことでも知られている。自分たちが奴隷として使うだけでなく、商品として売りさばいてきたのだ。

トルコで良い生活ができると親を騙して娘を引き取り、強制的な結婚、性的虐待、人身売買、売春、レイプなどの世界へ引きずり込んでいる と問題になっている。こうした娘の買い手はペルシャ湾岸産油国の富豪たちだという。トルコへ逃げた女性はキャンプの内外で売春を強いられているとも報告されている。

 トルコやサウジアラビアに限らず、アメリカ支配層の手先は人身売買に手を出す傾向がある。例えば、西側のメディアが「民主化の旗手」であるかのように扱ってきたミハイル・ホドルコフスキーはソ連時代、ロシアの若い女性を西側の金持ちに売り飛ばしていた疑いが持たれている。

 当時、彼はコムソモール(全ソ連邦レーニン共産主義青年同盟)の指導者で、KGB(国家保安委員会)にも人脈を持っていた。それを利用し、 ロシアの女性を「モデル」としてニューヨークへ送るビジネス を始めている。

 1991年12月にソ連が消滅した後にホドルコフスキーはメナテプ銀行を設立、95年に石油会社のユーコスを買収して中小の石油会社を呑み込んでいく。その間、情報操作の重要性を忘れたわけでなく、モスクワ・タイムズやサンクトペテルブルグ・タイムズを出している会社の大株主になっている。彼のビジネス・モデルはジョージ・ソロスから学んだもので、ヘンリー・キッシンジャーやジェイコブ・ロスチャイルド卿と親しい。

 西側の支配層はユーゴスラビアを軍事的に破壊して分割して乗っ取るが、コソボもそうして手に入れた。コソボで西側の手先になったKLA(コソボ解放軍、UCKとも表記)の指導者は約300名のセルビア人捕虜から生きた状態で、つまり「新鮮」な状態で臓器を摘出、売っていたと旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷の元検察官 カーラ・デル・ポンテ が自著の中で書いている。

臓器の取り引きの黒幕はトルコ系イスラエル人のモシェ・ハレル だとする話をガーディアン紙は伝えている。イスラエル人は密売臓器の重要な顧客だともいう。 トルコの医師によって行われていたとされる違法な臓器移植 もこの取り引きに関係していたと言われている。

 2009年12月にスウェーデンの新聞はテル・アビブ近くにあるアブ・カビル法医学研究所の元所長、エフダ・ヒスの証言として、 イスラエルが1990年代までパレスチナ人から許可なく臓器を摘出していた と伝えた。臓器を取り出すために殺したかどうかは不明だという。

 2014年2月にキエフでクーデターを成功させたネオ・ナチ(ステファン・バンデラ派)はアメリカ/NATOを後ろ盾にしているが、東部や南部で反クーデター派の抵抗が始まると軍隊が派遣されて住民を殺し始め、住民は難民化してロシア領へ逃げ込む。難民によると、 ポーランド人狙撃手が市民を銃撃し、避難しようとする人びとは殺され、子どもたちは誘拐されてアメリカへ連れ去られ、そこで臓器が摘出されている という。

 この話を伝えたBBCはそうした証言を確認しようとしていない。恐らく、信憑性があると判断、明確にしたくなかったのだろう。なお、臓器の話はBBCより2週間近く前に プラウダ が報道、スラビヤンスクでは住民側の部隊がクーデター軍の墓を発見、数百の死体は腹が切り裂かれ、臓器が持ち去られていたと伝えていた。昨年9月にはクルド民主党からの情報として、イラクの都市 モスルにダーイッシュは臓器の取引所を開設したという話 も流れている。

 アメリカ支配層の手先が行っている稼業は人身売買と臓器の密売以外にもある。麻薬取引だ。本ブログでは何度も書いてきたが、ベトナム戦争のときは東南アジアのケシを原料としたヘロイン、ニカラグアの革命政権転覆工作ではラテン・アメリカで生産されたのコカイン、アフガン戦争から現在に至るまではパキスタンからアフガニスタンにかけての山岳地帯で作られるヘロイン、ハリウッドでは合成麻薬のLSDを売ってきた。現在、アフガニスタンのケシ畑を守っているのはアメリカ軍だ。

 アメリカ支配層は破壊と殺戮のほか、カネ儲けの手段として人身売買、臓器密売、麻薬取引に手を染めている。アメリカは「唯一の超大国」ではなく、巨大な犯罪組織と言うべきだろう。犯罪組織が石油、金塊、カネなどを盗むのは当然。そうした人びとが庶民のために働くはずもない。





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最終更新日  2016.04.05 23:48:16


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