《櫻井ジャーナル》

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2017.06.12
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カテゴリ: カテゴリ未分類
ミンダナオ島のマラウィ市にアメリカの特殊部隊が派遣されたと伝えられている。ここは 5月23日にマウテ・グループやアブ・サヤフ、つまりダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)とつながる武装集団が制圧 ドゥテルテ大統領はアメリカ側に支援を頼んでいないとしている

ダーイッシュの背後にアメリカ、イギリス、フランス、トルコ、サウジアラビア、カタール、イスラエルといった国々が存在していることはフィリピン政府は承知しているはず。ここにきてトルコやカタールが離脱しているが、アメリカ、イスラエル、サウジアラビアの枢軸に変化はない。

リビアやシリアで何が起こっているかを見れば、ダーイッシュを口実にしてアメリカ軍が侵略していることを知る人は少なくない。もしドゥテルテが本当にアメリカ側へ助けを求めたのだとするならば、フィリピン政府はアメリカに降伏したことを意味するが、そうしたことはないだろう。

今回、ダーイッシュがマラウィ市を攻撃したのはドゥテルテ大統領がロシアのウラジミル・プーチン大統領と会談していたとき。その会談では、経済の結びつきを強めるだけでなく軍事的なつながりを強化し、訓練の実施、情報の共有などでも合意していた。

すでに中国との関係を修復、ロシアとの関係を強めようとしていた最中のダーイッシュによる攻撃だ。中国やロシアとの関係を強めるドゥテルテ政権を脅し、フィリピンを不安定化させ、アメリカがヘゲモニーを再び握ろうとしているのだろう。





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最終更新日  2017.06.12 04:17:20


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