《櫻井ジャーナル》

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2023.11.17
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カテゴリ: カテゴリ未分類

 中国の習近平国家主席は11月14日にアメリカを訪問、15日にはサンフランシスコでジョー・バイデン米大統領と会談した。会談後の記者会見でバイデンはアメリカと中国が「直接的で、オープンで、明確で、直接的なコミュニケーションに戻る」と語っている。

 バイデンは「これまでで最も建設的で生産的な話し合いだった」とも述べたが、その直後、習近平を「独裁者」と表現。それに対し、中国の外交部(外務省)で報道官を務める毛寧は16日の記者会見で、バイデンの発言は「極めて不適切で、無責任な政治操作」だと批判した。これほど愚かな人物を大統領に据えているアメリカという国に未来はない。

 若い頃から好戦的なことで有名なバイデンは大統領に就任した直後の2021年3月、ABCニュースのインタビューでロシアのウラジミル・プーチン大統領を人殺し呼ばわりし、ロシアに対する経済戦争や軍事的な挑発を強めたことが思い出される。ウクライナへの軍事介入を誘ったのだが、その結果、アメリカやEUは窮地に陥った。

 世界的変革の時代において中国とアメリカには2つの選択肢があると習近平は指摘したという。ひとつは手を携えて世界的課題に対処し、世界の安全保障と繁栄を促進すること。もうひとつは競争と対立によって世界を混乱と分裂へと追い込むこと。どちらの道を進むかによって人類と世界の未来は決まるというわけだが、バイデンは一貫して混乱と分裂への道を突き進んでいる。

 現在、EUや日本はアメリカへの従属度を強めているが、アメリカやイギリスを支配している人びとは表面に出てこない。米英は19世紀から金融資本が支配していることは否定できないだろう。その金融資本が混乱と分裂、つまり戦争への道へと世界を導いている。19世紀以来、米英支配層の最終目標はロシアや中国を征服し、世界の覇者となることだ。そのためにイギリスは明治維新を仕掛け、米英は明治体制にアジアを侵略させた。本ブログでは繰り返し書いてきたが、第2次世界大戦後の日本も明治体制下にある。

 来年、アメリカでも大統領選挙があるのだが、これで問題が解決される可能性はないに等しい。バイデン以外の人物がアメリカ大統領になっても事態に大きな変化はないだろうからだ。






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最終更新日  2023.11.17 01:24:54


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