日本を取り巻く環境は厳しい。東アジアでも軍事的な緊張が高まり、COVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)騒動で人類の存続を危うくしかねない遺伝子操作薬を世界規模で接種、経済状況は悪化しつつある。いずれも原因を作ったのはアメリカだ。
アメリカの安全保障分野を支配しているシオニストの一派であるネオコンは1992年から世界制覇プロジェクトを始めた。これは本ブログでも繰り返し書いてきたことだ。
1990年代からネオコンは旧ソ連圏を分割、ユーゴスラビアを先制攻撃で破壊し、ニューヨークの世界貿易センターとバージニア州アーリントンの国防総省本部庁舎(ペンタゴン)が攻撃された2001年9月11日以降、アメリカは世界制覇戦争を始めた。2011年からはサラフィ主義者(ワッハーブ派、タクフィール主義者)やムスリム同胞団を手先として使い、中東を戦乱で破壊、ウクライナはネオ・ナチを使って植民地化、さらにガザで住民虐殺を続けるイスラエルを支援してエネルギー資源の供給を危うくしている。そして東アジアでは中国を挑発する一方、日本などで戦争の準備を進めている。
日本やEUはアメリカが短期間で勝利すると信じていたのかもしれないが、ウクライナではロシアに圧倒され、テロでインフラやロシア市民を虐殺しようとし、パレスチナではイスラエルによるアラブ人の大量殺戮を支援している。東アジアでは日本列島から台湾にかけてミサイル発射基地を建設、中国やロシアを攻撃する準備を進めている。
このまま進めば世界は破滅する可能性が高いのだが、日本ではそうしたことを懸念する声をあまり聞かない。日本は明治維新以降、イギリスやアメリカの巨大金融機関の影響下にある。これは第2次世界大戦の前も後も同じだ。その支配システムは米英金融資本の下に築かれた天皇制官僚構造にほかならない。
その構造は日本の人間、社会、自然を破滅へと導いているのだが、その構造を変える動きは見られない。せいぜい、その枠組のなかにおける「政策の民主化、または自由主義的な妥協」を目指すだけだが、そうした動きも頼りない。ヨーロッパ諸国はナチズムが復活、日本より状況は悪い。
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