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2004年12月13日
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カテゴリ: カテゴリ未分類


『スリング・ブレイド』 (1996) SLING BLADE  ジャンル ドラマ
シネトピ


スリング・ブレイド
●ビリー・ボブ・ソーントンが監督・脚本・主演 アカデミー脚色賞
1997年のアカデミー賞は 9部門を受賞した「イングリッシュ・ペイシェント」コーエン兄弟の「ファーゴ」が脚光を浴びた年。 「スリング・ブレイド」はまるでノーマークだった。 監督、脚本、主演とも無名だった時代。 それが口コミでヒットしロングランとなった。(シネマ・トピックスより)
もともとは、俳優やミュージシャンとして活動していたそうですね。 それにしても、こんなすごい作品を撮れちゃうなんて、監督してもっと活躍してもらいたいと言う声があるのもうなづけます。 俳優だけど監督やって、でも1作のみ、という人も結構多いようですが。

●スリング・ブレイド=鉈(なた)
草を刈る鉈。刃はバナナのような形をしている。
25年前に母親の浮気現場を目撃し、母とその相手を殺害した知的障害者のカールの使った凶器。 
25年間の精神病院生活を終え、故郷の町に帰ってきた日から物語りは始まる。カールは 
父親のいないフランクという少年と親しくなる。

●心の交流 と ヒヤヒヤ感 

不思議な喋り方なんだけど、なんだか惹きつけられる。 少年は「カール(ソントン)の話し方が好きだ」と言い 心から友だちとなる。 一方でカールがそのまま穏やかに暮らせていけるのかという、ヒヤヒヤ感が常につきまとう。 カールと少年の人生の行方にしだいに引き込まれていく。 

子ども時代のカールの話は可哀想で、その両親はゆがんだ信仰で、知恵遅れで生まれたカールを自分たちへの神の罰と解釈し ひどい扱いをしていた。 カールには 何かをとても深いところで悟っていると感じさせるところがある。 「子どもに聞かせる話ではない」とか「子どもは悲しい思いをしてはいけない、(悲しい思いをするのは)子どもを大事にしない大人が負担するべきだ」「フランク(少年)の居場所は 彼の心の中にある。そこはとても広い場所なんだ。」といったカールの言葉は、自分の子ども時代を振り返っているようでもあり、 過酷な"歴史"をもつからこそ悟った考えなんだろうかと思った。 カールにとって少年は 初めての友人、 子ども時代の自分、 弟、 なによりも守るべきものとなった。 

 ある友人が「君は何もかも分かっているようだ。まるで哲学者のようだ。」と言って「今 何をかんがえているんだい」と聞くと「ポテトがあまったら持って帰ろうと考えてた」と言う。「じゃあ、その前は?」「(こないだ貰った缶詰がおいしかったから)まだ 余っているなら8ツばかり欲しいって考えてたんだった。」  なにもかも悟ったようでいて、子どものようで、、。カールの不思議な魅力には すっかりはまってしまうのです。まるで、神の使い、天使のように感じました。 

「シンプル・プラン」とか「バーバー」とか「チョコレート」と見てきたけれど、どれも別人のように演じきってますね。 作品によってはそのすごい演技力がもったいないとさえ言えるかも。。 


監督: ビリー・ボブ・ソーントン Billy Bob Thornton
出演:
ビリー・ボブ・ソーントン Billy Bob Thornton カール
ロバート・デュヴァル Robert Duvall カールの父
ドワイト・ヨアカム Dwight Yoakam ドイル
J・T・ウォルシュ J.T. Walsh チャールズ
ジョン・リッター John Ritter ヴォーン
ルーカス・ブラック Lucas Black フランク
ナタリー・キャナディ Natalie Canerday リンダ
ジェームズ・ハンプトン James Hampton ウールリッジ







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最終更新日  2005年10月05日 00時47分28秒


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