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2005年01月30日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
『スイミング・プール』 (2003) SWIMMING POOL   ジャンル ミステリー/サスペンス/ドラマ
シネマトピックス
公式サイト
スイミング・プール【TBD-1103】=>20%OFF!スイミング・プール スイミング・プール【無修正版】<DVD/洋画>
フランソワ・オゾンが新作「スイミング・プール」で来日eiga.com

●「デブラ・ウィンガーを探して」で
監督ロザンナ・アークウェットが、シャーロット・ランプリングの前で「ただのファン」のようになってしまう場面がある。「ファム・ファタール(運命の女)」を演じられるオーラを持つのは今では彼女しかいないのでは。この作品では、彼女は犯罪小説のP・D・ジェイムズやパトリシア・コーンウェルやアイリス・ジョハンセンのような女流作家の役。イギリスだから、アガサ・クリスティのようなっと言いたいところだけど、ちょっと時代が前過ぎるでしょうね。 アガサの役でも似合いそうですけどね。 いかにもイギリス女性と言う感じですから。

●美人じゃないけど 魅力あるランプリング
唇が薄く、瞳も陰鬱そうで、不機嫌そう。 ちょっと機嫌がよさそうだったり、何かに惹かれたり、、、と、表情がほとんどないのに、その時その時の感情が伝わってくるのですよね。 "おひとりさま"の姿が実に堂にいってて絵になってます。 オーラがあるってことなのでしょうか。 年齢的に50~60といった感じですが、ラストの方では何かの呪縛から解かれたような、開放感を漂わせてて若々しいですね。 

以下はネタバレ注意です

●ラストのひねりですが、私なりに二つの説を考えました。

(1)二人のジュリーは同一人物である
ジュリーが連れ込む男達がみんな 出っ腹やおじんといった、イケテナイメンだということから、サラの見ていたジュリーは、ただ そのように見えた。 若さにはじけた美の化身のようにジュリーが見えたのだろうと思うのです。 もし実際にアレだけの オッパイと足と顔の持ち主なら、もっとイケメンをいくらでもゲットできるはず。。 (ただし、ジュリーは 生い立ちの影響から自分を大事に出来ずになっていたから ほんとに手当たりしだいだったのかもしれないのですが。、)んで、 やがて サラが若さを取り戻した心で見たら、ほんとのジュリーはあんなだった、と。 真実の姿が見えたという結末。


なんらかの方法で 社長の別れた愛人の一人かが、ジュリーの名を騙って、別荘にやってきた。おそらく、社長にぽいっと捨てられたかケンカをし、長年の愛人として確固たる地位を持つサラを嫉んで。 サラは社長にとっては大事なベストセラー作家で、愛人とはいえ金脈だから絶対に手放せないし機嫌もとってもらっている。 同じ愛人でも他の代わりのきく愛人とは違う存在。 サラの別荘滞在については、社長からか情報を得ていて知っていた。 それで せいぜいサラを悩ませようとして来たが 思いがけず だんだん生い立ちを語るなど心を許した。 嫉んではいたけどまだ自分は若いし なにか吹っ切れたので 共感を覚えたサラに正体を隠したまま、原稿だけ残し、去った。 
ジュリーの破壊的な行動はティーン・エイジャーにありがちな奔放さなのかもしれないけれど、 ちょっと捨て鉢すぎる。社長と別れた痛手でああだったのかな~っと、、。我がまま放題に育った奔放さにも見えますけれども。。自分を認めない男にだから恨みがつのって!!!と、なってしまった。。 
最後のサラのアップは それを合点したという表情ということかな。でも、謎めいた展開で、しかも彼女は無表情だから、動揺も感じられず、やっぱり謎ですね~。。 

っと、いかようにも 想像逞しくあれこれ説を考えられて 実に面白い作品でした!





出演:
シャーロット・ランプリング Charlotte Rampling サラ・モートン
リュディヴィーヌ・サニエ Ludivine Sagnier ジュリー
チャールズ・ダンス Charles Dance ジョン
ジャン=マリー・ラムール Jean-Marie Lamour フランク
マルク・ファヨール Marc Fayolle マルセル
ミレイユ・モセ Mireille Mosse マルセルの娘

【解説】
フランソワ・オゾンの新作は、エンドロールが流れる瞬間まで謎が消えない知的なミステリーゲームだ。この映画には説明書きは一切ない。登場人物の関係も最期まで謎のままだ。サラの小説が書き上がり、これでストーリーの全容が明らかになるかと思いきや、エンドロール直前での巧みなまでの展開で、観る者はミステリー・イリュージョンへとまんまと嵌められてしまうのだ。そしてまた、女優の演出の憎いほど完璧なこと。シャーロット・ランプリング、リュディヴィーヌ・サニエというオゾン作品の新旧を代表する2人が、女性の花開く美しさと熟していく美しさを存分に観せ、スクリーンに釘付けにさせる。この作品は一秒たりとも見逃してはいけない。 





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最終更新日  2005年08月27日 01時44分11秒


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