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2005年04月30日
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カテゴリ: カテゴリ未分類

『イル・ポスティーノ』 (1994) IL POSTINO LE FACTEUR[仏]THE POSTMAN[米] ジャンル ドラマ
製作国 イタリア/フランス
イル・ポスティーノ ラインちょうちょ.gif

主演のマッシモ・トロイージの遺作

どのシーンも全部絵葉書でも見てるように美しい。
郵便配達をしているマリオがネルーダの家へと自転車を走らせる、
広がる空、海、風、。
ネルーダと妻が雑音交じりのレコードで、テラスでゆるやかに踊る、
テラスの赤茶の素焼き色の壁 鉢に咲く花々の赤や緑や黄色、。 
砂浜を歩くネルーダ。 打ち寄せる波 泡 岸壁、。
まさに美しい詩のような作品でした。

マリオの成長



出会い

ネルーダのような世界的要人が、マリオに示してくれた友情、それはネルーダにも大事な友情だっただろう。 けれど、帰国が許されれば 世界中を飛び歩くし、大事な同士は大勢いるし、、。島でのことが遠いことになってしまうのは致し方ないことだ。 マリオには寂しいことだっただろう。でも、マリオは寂しさの中から、ネルーダとの出会いが自分に起こした改革にちゃんと気付く。 「この島の人間はあまりにも無知だ」(以前の自分も含めて)ということも自覚する。 一方で島の美しさにもキチンと気付き 島の音を記録に残す。 共産党大会でネルーダを讃える自作の詩を読もうと参加する。 ネルーダには人生の1ページにすぎない島での触れ合いが、ひとりの青年には人生を変える大きな出会いだった。  そんな人生の機微があふれてた。”ネルーダを讃える詩”が読まれることが無かったのが残念です。

アカデミー賞
この映画は1995年のアカデミー賞の作品賞やら主演男優賞にノミネートされたが、受賞はちょっと無理だった。この年の作品賞は、メル・ギブソンが製作・監督・主演した「ブレイブハート」が取った。

俳優
主演の人は撮影12時間後に亡くなったというから、壮絶。。自分の最後の作品と知りつつ撮っていたんでしょうが、、でも、ぜんぜん悲壮感はないのは喜劇役者さんだったからなのか。それにしても、顔色も悪いし、恋してる若者っというような輝きは無かったし、体調は相当悪かったでしょう。。フィリップ・ノワレは「タンゴ」での飄々とした感じより、も少ししっかりした存在感でした。ノワレの作品では「ニュー・シネマ・パラダイス」が名作でしょうが、これも良いですよ!



製作: マリオ・チェッキ・ゴーリ Mario Cecchi Gori
ヴィットリオ・チェッキ・ゴーリ Vittorio Cecchi Gori
ガエタノ・ダニエレ Gaetano Daniele
原作: アントニオ・スカルメタ Antonio Skarmeta
脚本: アンナ・パヴィニャーノ Anna Pavignano
マイケル・ラドフォード Michael Radford
フリオ・スカルペッリ Furio Scarpelli
ジャコモ・スカルペッリ Giacomo Scarpelli
マッシモ・トロイージ Massimo Troisi
撮影: フランコ・ディ・ジャコモ Franco Di Giacomo
音楽: ルイス・エンリケス・バカロフ Luis Enriquez Bacalov

出演: マッシモ・トロイージ Massimo Troisi
フィリップ・ノワレ  Philippe Noiret
マリア・グラツィア・クチノッタ Maria Grazia Cucinotta
リンダ・モレッティ Linda Moretti
アンナ・ボナルート Anna Bonaluto

実在した詩人パブロ・ネルーダに材を取ったA・スカルメタの原作を基に、イタリアの喜劇俳優M・トロイージが病に蝕まれた体で映画化にこぎつけた執念の作品。1950年代のイタリアを舞台に、ひとりの素朴な青年の成長をあたたかい眼差しで描き出している。
 ナポリの沖合いに浮かぶ小さな島。そこへチリからイタリアに亡命してきた詩人パブロ・ネルーダが滞在する事になった。老いた父と暮らし、漁師になるのを望んでいない青年マリオは、世界中から送られてくるパブロへの郵便を届けるためだけの配達人の職につく。配達を続ける内に、年の差も越えて次第に友情を育んでいく二人。詩の素晴らしさを知ったマリオは、詩の隠喩についても教わる。やがてマリオは食堂で働くベアトリーチェという娘に一目惚れし、彼女に詩を送ろうとするのだが……。
 異邦人との触れ合いによって、自分の故郷をもう一度見つめ直す主人公の姿が静かな感動を呼ぶ。逮捕命令が撤回されてパブロはやがて母国へと帰っていくが、それ以降の展開こそが重要な物語だ。パブロに届けようとマリオが島の様々な音を集めていくシーンなど一番の見せ場と言ってもいいだろう(もちろん美しい撮影と情緒豊かな音楽も忘れてはならない)。友を、女を、故郷を愛する事の素晴らしさが淡々とした演出の根底に確かに息づいている。P・ノワレの笑顔とそれに負けないくらいのトロイージの表情。主演マッシモ・トロイージは持病の心臓病をおして出演したが、撮影直後に死去した他界してしまったが、ここにその足跡はしかと刻まれた。

                ◇   ◇   ◇   ◇

原作を読んで映画化を決意したマッシモ・トロイージは、原作の主人公の年齢設定を30代に引き上げて脚本を書き、映画化できる日まで温めていた。そして3年後、ついに映画化の機会が訪れた。ちょうどその頃、トロイージの心臓は極度に弱っていて、アメリカ・テキサス州のヒューストンの大学病院で心臓移植の準備が進められていた。しかし、トロイージは手術を延期し、映画製作を優先。治療を続けながら、1994年3月に撮影をスタート。トロイージの体は日増しに弱っていったが、憑かれたように撮影を続け、6月3日にはすべてを撮り終えた。そしてわずか12時間後の6月4日、完成作品を見ることなく、トロイージは41歳の若さで世を去った。死後、アカデミー主演男優賞にノミネートされた。

この作品のサウンド・トラック版がアメリカで発売されることが決まった時、ネルーダの詩を愛し、本作にも感動した人々により、ネルーダの詩の朗読も収められることになった。顔ぶれは、グレン・クロース、アンディ・ガルシア、イーサン・ホーク、サミュエル・L・ジャクソン、マドンナ、ジュリア・ロバーツ、スティングなどのアメリカの映画、音楽界を代表する大物ばかり。ネルーダの詩とこの映画は、多くのクリエーターの心を動かした





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最終更新日  2005年05月01日 00時25分35秒


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