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ジョニー・デップ


2006年04月20日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
『タッチ・オブ・スパイス』 (2003) A TOUCH OF SPICE

タッチ・オブ・スパイス DTSスペシャル・エディション ◆20%OFF!
ギリシャとトルコの間で翻弄された古都コンスタンチノープル(イスタンブール)の複雑な歴史を背景に、故郷を追われたギリシャ人一家を巡る物語を描き本国ギリシャで「タイタニック」に次ぐ歴代2位の興行記録を打ち立てたヒューマン・ドラマ。少年と祖父の心温まる交流を軸に、移民としての生活を余儀なくされた主人公の故郷への哀切の想いをユーモアを織り交ぜノスタルジックに綴る。
公式サイト
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ギリシャ映画つながり


タッチ・オブ・スパイス 大好きなおじいちゃん.JPGストーリー:

人生は料理と同じ。
大切なのは“スパイスのさじ加減”――
それを教えてくれたのは、大好きなおじいちゃんだった。
1960年代、トルコのイスタンブールでスパイス店を営むおじいさんの家で暖かい家族、大好きな友達に囲まれ育った少年ファニスは、屋根裏部屋でおじいさんからスパイスの効用、天文学の話を聞き引き込まれていく。そんなある日、戦争の煽りでギリシャ人強制退去の命を受け、「後で追いかける」と言うおじいさんを残し一家はアテネへ移住。しかし、おじいさんと会えぬまま時は過ぎ、ファニスは料理の上手な子供から青年へ、そして天文学者へと成長していく。やがていよいよ おじいさんから移住の連絡が。しかし、料理をし、皆で到着を待つ席で電話のベルが鳴った・・・。

感想:


ストーリーは「ニュー・シネマパラダイス」とそっくりな、こころあたたまるおはなしでした。大人になった少年、ファニス役は、やけにジャック・ぺラン似だった。特に、髪型とうっすら白髪の雰囲気がそっくりです。

料理になぞらえての構成。

<前菜>章
イスタンブールでの暮らしぶり。おじいちゃんの豊かな知識と愛情を一身に受けた、ファニスの記憶の黄金時代。

<メイン・ディッシュ>章
イスタンブールからの強制退去。
「人生は匙かげんが大事」「少量の塩が人生に味付けをする」
人生の苦さ、辛さを、知り始める。おじちゃんとの長きの疎遠。

<デザート>章
ふたたびイスタンブールに帰ってきて。。



~親子三代の思い~

・おじいちゃんは、イスタンブールを離れられなかった。
家族 < イスタンブール  おじいちゃんの中の比重

・お父さんは、ギリシャ人への退去命令に、"イスラム教改宗"か"町への残留"の選択を迫られる。 人生で最も辛い瞬間を味わった。
 自分の悲しみを胸に、なかなか新しい暮らしに馴染めない息子ファニスのことを心配するお父さんが、よかった。
家族 > 宗教 > イスタンブール おとうさんの比重


・ファニスは、40年間一度も町に戻らなかった。退去の辛い思い出させるからというが。。。

お父さん、初めは怖いような人でしたが、徐々に滑稽さいや哀愁も出てきて味のあるおじさんでした~。それにしても、あれだけかわいがられかわいがってた 祖父と孫が40年も会わないというのは、可哀想ですね。。おじいちゃん、家族とも暮らしたかっただろうけど、イスタンブールから離れることはどうしてもできなかったようですね。おとうさんはまた、ギリシャ人でおじいちゃんより、厳しい状況でしたし、孫より、息子の方が守り育てる責任は重いワケで。。
 東西の文化の交流地イスタンブール、イスラム教とキリスト教、民族も人種も宗教、、複雑ですね。 この<強制退去>、人々の生活を脅かし、心に傷を追わせたのでしょう。 平和ボケしている、自分には思いもつかない深い故郷への郷愁。本国ギリシャで、爆発的興行成績だったのも、どこの家でも、きっとこの<強制退去>などが家族の歴史の関わるものだからなんでしょうね。地元の人でないと分からないモノがあるんでしょうね~。


ストーリーもよかったけど、このという町が、とても魅かれました。 冒頭、いかにもイスラム風に、塔から歌う男、モスクで祈る人、、尖塔の多い町の風景が、情緒たっぷり。。この町の歴史、文化。すごいな~。


この地に最初に建設された都市コンスタンチノポリス、ビザンチン帝国の首都にしてキリスト教ローマ帝国の最初の首都は、信じられないほど壮麗だったにちがいない。---ローマ帝国の冨と原始キリスト教の神秘主義の融合体だ。何十ものモスクやミナレット、みごとな織物が掛かるバザール、そして四本の角を生やしたハギア・ソフィア。」(「ヒストリアン」より 抜粋)

イスタンブール

ハギア・ソフィア大聖堂1453年にこの町を征服した オスマン帝国 メフメト2世 はただちにエディルネから遷都し、 イスタンブール は引き続き東地中海を支配する帝国の首都となった。町の支配的な宗教は イスラム に改められ、聖ソフィア大聖堂をはじめとする多くのキリスト教の教会が モスク に転用された。

メフメト2世はモスクと病院、学校などをくみあわせた複合施設群を設立し、ローマ帝国の引いた水道(ローマ水道)を補修し、後のグランドバザールの前身となる屋根付きバザールを始めとする商業施設を建設して都市インフラを再興した。さらに、被征服者のキリスト教徒にズィンミー(庇護民)としての保護を与えて新都にそのまま住まわせる一方、アナトリア半島の諸都市からムスリム(イスラム教徒)の富裕者を強制的に移住させる政策をとったので、15世紀後半の50年間にイスタンブールはビザンツ帝国の末期には激減していた人口を大きく上回る大都市となった。

各街区には君主や大臣などの有力者が設立したモスクがつくられ、イスラム都市の伝統にのっとったモスクと公共施設が整備された。また、東方正教やアルメニア正教の教会、ユダヤ教のシナゴーグも数多く維持され、ムスリムのトルコ人のみならず、ギリシャ人、アルメニア人、ユダヤ人、そして西ヨーロッパ諸国からやってきた商人・使節など、様々な人々が住む多文化都市、東西交易の中心都市でもあった。



監督: タソス・ブルメティス Tassos Boulmetis
脚本: タソス・ブルメティス Tassos Boulmetis
撮影: タキス・ゼルヴラコス Takis Zervoulakos

出演: ジョージ・コラフェイス George Corraface ファニス
タソス・バンディス Tassos Bandis 祖父ヴァシリス
マルコス・オッセ Markos Osse ファニス(少年時代)
バサク・コクルカヤ Basak Koklukaya サイメ
イエロクリス・ミハイリディス Ieroklis Michaelidis サヴァス
レニア・ルイジドゥ Renia Louizidou ソルタナ






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最終更新日  2006年04月20日 19時09分07秒


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