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2006年06月21日

DEAR WENDY　ディア・ウェンディ

テーマ：レンタル映画(818)

カテゴリ：カテゴリ未分類

『DEAR WENDY　ディア・ウェンディ』　(2005) DEAR WENDY

　「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「ドッグヴィル」の鬼才ラース・フォン・トリアー監督が脚本を手掛け、同じ“ドグマ95”のトマス・ヴィンターベアが監督した社会派青春ドラマ。アメリカの架空の町を舞台に、偶然本物の銃を手にした若者たちが辿る皮肉な運命をリアルなタッチで描く。主演は「リトル・ダンサー」のジェイミー・ベル。

ストーリー：

アメリカの小さな炭鉱町。坑内が苦手な青年ディックは、食料品店で働きながらも、鉱夫ではない自分に劣等感を抱いていた。そんなある日、ディックは家政婦の孫の誕生日プレゼントにしようと、おもちゃの銃を買い求める。だが、結局それを渡すことはなく、おもちゃの銃はダンボール箱にしまわれた。それから数年後、父親を亡くしたディックは、ダンボールに眠っていたおもちゃの銃を発見し、それに"ウェンディ"と名づけて携帯するようになる。だが、おもちゃだと思っていたその銃が、実は本物だったことが判明し…。

感想：

「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のラース・フォン・トリアーが脚本ということで、見ました。＜皮肉な運命＞の描き方はさすがです。ラース監督の作品は実は　どれも最後まで観たことがないのですが、とにかく悲惨、というイメージが強くて、。「奇跡の海」「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「ドッグ・ヴィル」をいつか、なんとか見通したいです。。

「リトル・ダンサー」のジェイミー・ベルにも注目でした。「リトル・ダンサー」でも、炭鉱町でが舞台で、普通の男の子とは違ってﾊﾞﾚｴに魅入られる少年の話には、涙がだ～だ～でした。でも、負の感動ではありません。＜夢を追う少年＞が軸ですから。本作でも、悩み、迷走する若者を魅せてくれてますね。

彼らの＜銃＞への興味。大人顔負けな、銃の知識。いわゆる＜銃＞オタクなグループといったトコロ。あくまで平和主義だということですが。。銃と同じくレトロな衣装をまとっての銃撃戦に臨む様子が、どこまでも同好会のようなノリに感じました。保安官の言葉を、彼の持つ銃のタイプで＜裏切り＞を看破。数百メートル離れた場所の見張りを、距離と風向きと銃のタイプ、弾の重さで推し量り　撃ち落とす。彼らの銃への見識、技能が、もっと明るい展望をもたらしてくれたらよかったのに。ちょっとした専門家レベル、現代なら銃専門家としてプロファイラーになれたんじゃないかと。

「目覚めよ　○○○○○（銃の名前）」

得意技を披露する機会が得られた瞬間、彼らは最も充実していた？

ジェイミー・ベル出演作

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ラース・フォン・トリアー作品

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監督：トマス・ヴィンターベア　Thomas Vinterberg
製作：シーセ・グラウム・ヨルゲンセン　Sisse Graum Jorgensen
製作総指揮：ボー・エアハルト　Bo Ehrhardt
ピーター・ガード　Peter Garde
ブリギッテ・ハルド　Birgitte Hald
ペーター・オールベック・イェンセン　Peter Aalbak Jensen
脚本：ラース・フォン・トリアー　Lars von Trier
撮影：アンソニー・ドッド・マントル　Anthony Dod Mantle
音楽：ベンジャミン・ウォルフィッシュ　Benjamin Wallfisch

出演：ジェイミー・ベル　Jamie Bell ディック
ビル・プルマン　Bill Pullman クラグスビー
マイケル・アンガラノ　Michael Angarano フレディ
クリス・オーウェン　Chris Owen ヒューイ
アリソン・ピル　Alison Pill スーザン
マーク・ウェバー　Mark Webber スティーヴィー
ダンソ・ゴードン　Danso Gordon セバスチャン
ノヴェラ・ネルソン　Novella Nelson クララベル
ウィリアム・フットキンス　William Hootkins
トマス・ボー・ラーセン　Thomas Bo Larsen

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