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2006年11月22日

『十字の刻印を持つふたり』　ローレル・K．ハミルトン

テーマ：ミステリはお好き？(1498)

カテゴリ：カテゴリ未分類

ヴァンパイア連続殺人事件　人間とヴァンパイアが共存のパラノーマルな世界

アニタ・ブレイク――チャイナドールのように華奢で美しい若き女性。だが彼女の職業はふつうではない。特殊な技能で死者を蘇生させるのが仕事。さらに彼女には裏の顔があった！　罪を犯したヴァンパイアを殺す処刑人として、闇の社会で恐れられていたのだ。

D・ガバルドン、J・D・ロブ絶賛の妖しくミステリアスなサスペンス・シリーズ、ついに登場！

アメリカのセントルイスを舞台に、人間とヴァンパイアが共存しているパラノーマル世界の物語、人間とアンデッド、すなわちヴァンパイアや、獣付き人間（鼠人間や狼人間）、ゾンビ、グール、、が共存する社会なのです。法律でヴァンパイアを殺すことは禁止されているというのですから驚きです。

アニタ・ブレイクは死者を蘇らせる蘇生師、一方で警察の捜査に協力し、罪を犯したヴァンパイアを殺す『処刑人』と言う名でも知られています。ある晩友人の結婚前のお祝いパーティーでヴァンパイア・クラブに出かけます。ここのショーの呼び物が、ヴァンパイアやヴァンパイア・ジャンキーといわれる美形の男性ダンサーたち。　アニタの友人はすっかり夢中になりますが、アニタは商売柄クール。やがて、アニタはとんでもない依頼を受け入れざるを得なくなります。ヴァンパイアを忌み嫌うアニタなのに、ヴァンパイアの連続殺人事件を調査しなければならないはめに。

吸血鬼のはなし、、と言っても、思ったよりも軽く、グロで、スプラッターな部分はあるのですが、アニタの一人称で書かれていて、その語り口がとっても軽い。ので、コミックでもよんでるようです。シリーズの１作目ということで、このパラレルな世界観に、ちょっと、まだつかることが出来ず、話に入りずらいのが難点でしょうか。中盤からは、かなりはまり一気読みでした。ダイアナ・ガバルドンやＪ・Ｄ・ロブが絶賛という「アニタ・ブレーク」シリーズ。次回を期待します。

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