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2006年12月12日
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カテゴリ: 海外文学
マキャモン 少年時代
出版社 / 著者からの内容紹介






世界幻想文学大賞も受賞

スティーブン・キング、ディーン・クーンツに続き、モダンホラー界第3の男と呼ばれているマキャモン。多作ではないですが、”ストーリーテラー”(物語の語り手)としての手腕は、彼らと肩を並べる力強さです。「少年時代」は不朽の傑作といえるでしょう。この年の”このミス”第一位は「女彫刻家」ミネット・ウォルターズだった。


吸血鬼本を検索していたら、マキャモンの「奴らは渇いている」という本があった。けれども絶版ですね。例によって(笑)。題名だけ知っていた「魔女は夜ささやく」。ところがこの著者の本で一番人気はこの「少年時代」のよう。納得の読後感です。


殺人事件が縦軸で、60年代のトム・ソーヤー的 boy's life(原題通り)が、生き生きと描かれてます。愛情深い両親、親友たち。太っちょベン、インディアンの血をひくジョニー、フットワークと口の軽いデイヴィー・レイとの、夏休みが始まる日に空を飛ぶ幻想的シーンは、彼らの背中の翼とゼフィーの町の上空からの風景が見えるよう。4人と4匹(愛犬)と4台(自転車)。不良とのいじめと闘い、作家への夢、夜毎の悪夢、徐々に憔悴していく父。

「トム・ソーヤーの冒険」大好きでした。時代が下って、もっと内容を膨らませたような本です。基本はミステリー、ホラー要素も若干?ありですが、一人の少年の成長小説として 誰もがたいへん面白く読める本でしょう。

60年代のアメリカの風俗もリアルに描かれて、風俗小説としての面もおもしろい。 第二次大戦終了後、毎週土曜の午後に映画館に通う子供たち。黒人は白人とは違う地域で暮らし、同じ店やバスやプールは使用できない。クークラックスクランが小規模に暗躍し、取しまる警察は、保安官が一人だけ。消防士も町に一人だけ。大型スーパーが一軒やってきた事で、牛乳配達の会社に勤めるコーリーの父は失業する。大量生産、大量消費、”使えなくなったら捨てれば良い”古きよき時代の終焉を予感させる。時代背景は懐古的ですが、人の内面も奥深く、読み応え充分。  

キングの人気作品「スタンド・バイ・ミー」とおなじ少年のものがたり、でもまったく違った味わいで、すばらしかった。犬好きにもたまらないし、子供時代の自転車への郷愁もたまらない!子供の目線、でも町の人や出来事をしっかりと見ている。マキャモン、初めて読みましたが、大満足です。マキャモンの本は、いくつかを除いてほとんどが絶版になっている。今から新品を買うのは難しいですね。『魔女は夜ささやく』が文庫で出れば、新品が買えるでしょう。しかし、なかなか出てこないし。。「少年時代」は古書店で綺麗な状態で購入できでラッキーでした。


マキャモン 著作

1978 『Baal』
1980 『Bethany's Sin』
1980 『ナイト・ボート』
1981 『奴らは渇いている』
1983 『ミステリー・ウォーク』
1984 『アッシャー家の弔鐘』
1987 『スワン・ソング』
1988 『スティンガー』
1989 『狼の時』
1990 『マイン』
1990 『ブルー・ワールド』
1991 『少年時代』
1992 『遥か南へ』
2002 『魔女は夜ささやく』







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最終更新日  2007年01月30日 18時37分59秒


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