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2006年12月24日
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テーマ: 映画と原作(87)
カテゴリ: 海外文学
『エラゴン 遺志を継ぐ者』(2006) ERAGON

エラゴンポスターメイン
クリストファー・パオリーニの世界的ベストセラーを空前のスケールで映画化したファンタジー・アドベンチャー超大作。邪悪な力に支配された世界を舞台に、世界の命運を握るドラゴンと出会った少年が、自らの大きな使命を悟り数々の困難に立ち向かい成長していく姿を描く。主演は新鋭エド・スペリーアス。共演に「運命の逆転」のジェレミー・アイアンズと「バイオハザードII アポカリプス」のシエンナ・ギロリー。監督はジョージ・ルーカスのVFX工房“ILM”に長年在籍し視覚効果の分野で多くの実績を残すシュテフェン・ファンマイアー。これが監督デビュー作となる。

監督: シュテフェン・ファンマイアー

原作: クリストファー・パオリーニ

出演: エド・スペリーアス エラゴン
ジェレミー・アイアンズ ブロム
シエンナ・ギロリー アーリア
ロバート・カーライル ダーザ
ジャイモン・フンスー アジハド
ジョン・マルコヴィッチ ガルバトリックス王
ギャレット・ヘドランド マータグ










『エラゴン』を観て来ました。楽しかったです。

原作は、膨大なページに相反する中身の薄さでしたが、。映画には向いてますね。しかし『指輪物語』に比べると、世界観の浅さでちょっと飽きがくる。第2巻『エルンスト』は未読で、そちらでは、もっと話に深みや広がりが出てくるのかな? 作者は17歳。生まれ育った土地の雄大さにこだわっただけに、映画「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのような景色が壮観でした。 


みどころ

■ドラゴン

やっぱり、一番の見どころはドラゴンですよね!ツーか、ドラゴンだけが目的で観たわたしのような人も多い筈。「サラマンダー」「ダンジョン&ドラゴン」「ハリポタ:炎のゴブレット」「ゲド戦記」と、ドラゴンの姿はどんどん画面に出る時間が長くなってきてますよね~。

エラゴン ゲド戦記風サフィラ

これは、幻想的。いかにも、ドラゴンが伝説の生き物という感じ。
卵から孵ったばかりの 赤ちゃんサフィラが と~ってもかわいかったです。
ハグリットの気持ちがわかるわ~(←それはハリポタのはなしですね)

エラゴン 落ちそう

馬じゃないんだから、、。
しかし、ドラゴン”ライダー”だけに、鞍まで付けられちゃう。
そして、ライダーとの結びつきが強くて、テレパシーで会話しちゃう、恐ろしい生き物ではなく、知性ある生き物として描かれます。さらに、また、ドラゴンがいるから最強なのではない。
師匠ブロムの言葉は「ドラゴンを守るのだ。」


エラゴン 火を噴くサフィラ

サフィラがようやく火を噴くシーン。
卵から生まれたて、エラゴンもライダーになりたて、二人はフレッシュ・コンビなのです。それで、いきなりの皆の期待を背に、試練の時。

そうそう、サフィラは女の子なんですよね。メスのドラゴン。


■主人公 エラゴン
ルーク風(SW) 金髪ヘア、ハリー・ポッター風 魔法が使える、フロド(ロード)風 使命のための旅 
全部共通するのは、「宿敵を倒す!」という目的もちである。

エラゴン ルーク&サム風

いや~、彼はフロドというより、ほそい”サム”でしょ~。
みんなが、「これが、ようやく現われたドラゴン・ライダー?」
とがっかりするわけです。いかにも、純朴な好青年。
まあ三部作ですから、これから逞しくなっていくのね。


■脇役のおじ様方 かっこよさ勝手にランキング
エラゴン おじさま方.JPG
第一位:ジェレミー・アイアンズ
第二位:ロバート・カーライル
第三位:ジョン・マルコビッチ


ジェレミー・アイアンズ:均整のとれた姿のよさに惚れ惚れデス。立ち居振る舞いは、やっぱ、役暦が長いだけに、余裕を感じましたねー。あ~、主人公の師匠という立場では、ガンダルフ&アスラン&オビ・ワン的 役どころですね。「ダンジョン&ドラゴン」での悪役は笑っちゃいますが。こちらはずっと素敵なファンタジー登場人物でした。「ベニスの商人」でアル・パチーノを馬鹿にして最後は屈辱的な目に合う、複雑な表情の出来る方ですよね~。


ロバート・カーライル:こんな こってりメイクに何時間かかったんだろうな~っとか、ゾンビな風貌が楽しかったデス。 主人公との空中戦では、なにやらカーライルの方に、がんばれ~、主人公をコテンコテンにやっつけろ~な、気分になってました。なぜなら、この主人公は苦労が無さ過ぎです。あ~ま、でも、三部作ですから、SW的展開でいくと、第二部では、「○○の逆襲」ってことで、主人公に試練が訪れるのですね。第一部では、主人公の華々しい旅の始まりですからね。 でも、カーライルさん、次回出演は無いから残念。

ジョン・マルコビッチ:SW的展開でいくと、彼がエラゴンの父である可能性大(爆)。ボスキャラ~。なんだかマッチョな雰囲気。。 



と、これまでのファンタジーの王道作品の特徴がいろいろ取り混ぜてあるので、そうした似たところをみつけるのが、一番の楽しみ方かも!

このようなはなしは、ファンタジーの定番なので、CGやFSXでちょいちょいっと作れてしまうんだろうな~っと感じてしまう。それに対し、製作が、なにやら難航している風な『ライラの冒険:黄金の羅針盤』は大丈夫かな、、と期待と心配が半々湧き起こります。さらにまた、『ダレン・シャン』などは、映画化の噂だけで、その後なんも聞かないですね。



*背景を変えてみました。冬なのに春の絵(^▽^)ってどういうこと、、ですが、前のが水色一色で、寒そうだったのでつい。。まもなく雪国へ帰省するので、ノロやらインフルやらに負けないように暖かい気分になりたくて。。(笑)









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最終更新日  2008年08月05日 22時51分17秒


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