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2008年02月04日
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カテゴリ: 日本文学






このミステリがすごい2007年版 国内編 第2位



佐々木譲さんの、今年の 「このミス1位」の『警官の血』 を読んだのがきっかけで、警察小説への苦手意識が払拭されました。


主人公の川久保篤(あつし)巡査部長は、人口6千人の田舎町の駐在署員として単身で赴任してきました。それまでの25年、札幌で盗犯係や強行犯係などを経験した第一線のベテラン刑事でしたが、経験のない単身赴任の駐在所勤務です。物語は、短編形式。川久保は捜査の限界に阻まれながらも大小の事件に遭遇していきます。表向きは平和な町、、でも。。



北海道警察本部始まって以来の大規模人事異動は、ひとつのセクションに7年以上、ひとつの地方に10年で移動するという政策で、捜査員に専門性を持たせない、地域に詳しい警察官は要らぬ、という方針によるものです。このために、北海道の各警察署や方面からベテランの捜査員がすべて追放となった。


・地域に詳しい(癒着する)警察官を作らない警察の方針は、現場に詳しい捜査員を無くすこととなる。

・田舎町は独自性が強く、外部の者では分からない因習や人間関係があり、土地に精通していないことが、捜査の妨害にもなる。


↑これの間で板ばさみになりながらも、川久保は真摯にお仕事されていると感じましたね~。第1話の『逸脱』で、町の防犯協会長らとの酒の入った会合時、墓場でのケンカ騒ぎの音の通報がきます。町の有力者たちの、「そんなのは無視していい。」的な態度には、しょっぱなから「は!??」という感でしたが、その辺の有力者たちの傲慢な姿勢が、読み進める毎に鼻につき、最後に明らかになる彼らの体質。

よそ者(警察)には明かさない頼らない 村独自の方針 と、 警察の腐敗防止のための組織改革だけど地域に不慣れな人事異動 の、バランスの難しさを感じました。

ほんとに、このような政策を警察では行っているのでしょうか?
地域に精通した、町の騒動を治めてくれるこうした「町の駐在さん」というのは、現代ではもういないのですかね。。現代に頻発する様々な事件、隣人トラブルや家族間の事件など、、もう親身な目に見守られることがなくなったせいなのかと、ふと思いました。











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最終更新日  2008年02月04日 11時34分52秒
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