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2012年02月22日
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「このミステリーがすごい!」より





BBCで2010年夏に放送されたドラマ『シャーロック』が面白い、というニュースは、わりと早くから伝わっていた。それが2011年夏、めでたくNHKBSプレミアにて放送された。
本作はヴィクトリア朝末が主な活動時期であるシャーロック・ホームズの活躍を、現代に置き換えたところがウリ。

いそいそと観てみると、これが予想以上の面白さ。しかしシャーロキアンでないと見逃してしまいそうな美味しい場面も。というわけで、本作をより楽しむ為の注目ポイントを指南しましょう。

脚本はスティーブン・モファットとマーク・ゲイティス。モファットはSFドラマシリーズ『ドクター・フー』のエピソードにより、ヒューゴ賞を獲得。一方のゲイティウ者俳優でもあり、なんと本シリーズでシャーロックの兄マイクロフトを演じている。

ホームズの奇人ブリを本作ではより強調し。少々「嫌な奴」でさえある。ワトスンは原作では第二次アフガン戦争から帰還した元軍医だが、アフガンでの紛争が続いてる現代、これもそのまま踏襲。

第1話 「ピンク色の研究」は、ストーリー自体が原作の第一作『『緋色の研究』を敷衍しアレンジしたもの。2番めの被害者が傘を取りに帰ったまま戻ってこなかった・・・というところで、シャーロキアンならニヤリ。なぜならば原作には作中でタイトルや概要だけ紹介される「語られざる事件」というものがあり、そのひとつが「傘を取りに帰ったまま消えてしまったジェイムズ・フィリモアの事件」なのだ。被害者名がちゃんとジェイムズ・フィリモアになっているところもポイント高し。

ワトスンの怪我のくだりもナイス。本作でジョンは脚を引きずっているが、戦場で撃たれたのは脚なのか肩なのか分からない所に由来している。



原作では、ワトスンの懐中時計について兄から貰ったものだろうとホームズが推理するくだりがあるが、それを本作では スマートフォン に置き換えているのがおかしい。

同様なのが、「都合がつけば、ただちにベーカー街へ。」「都合がつかなくても、とにかく来い」というシャーロックからジョンへの、 メール 。原作では「這う男」という作品中のエピソード。もちろんメールではなく電報だ。

原作でホームズはパイプを吸い、時にコカイン注射を行う。現代版では薬物注射は当然ダメだし、ロンドンでは喫煙できる場所が少ないということで禁煙中。そこでシャーロックはニコチンパッチを3つ使い「三つ必要な難題だ」とのたまう。言語で聞くと「スリー・パッチ・プロブレム」。原作でも有名なセリフ「スリー・パイプ・プロブレム」(パイプ三服分の問題)のもじり。

シャーロックの兄マイクロフトやレストレード警部、そして宿敵モリアーティ教授も原作の重要キャラ。

第2話 「死を呼ぶ暗号」は特定の原作はないが、複数のエピソードが導入されている。あちこちに謎の暗号が残されているというのは「踊る人形」だろう。中国の工芸品が絡むところは「恐喝王ミルヴァートン」か。

そして 第3話 「大いなるゲーム」。兄の持ちこんだ事件は原作の「ブルース・パーティントン型設計書」そのものだが、宿敵との対決という側面は「最後の事件」の要素も用いられている。

その他、シャーロックが死体を乗馬鞭で叩いていたこと、下宿の壁を撃ったこと、地動説を知らなかったこと、記憶容量をハードディスクに例えたこと、「Raeche」の文字、兄弟の推理合戦、ボヘミア産の封筒、警告としてのオレンジの種(の代わりの時報)が五つだったこと、(考えは)今のところ七つある」とか「見るだけで観察しないからだ」といったセリフ等等、要所要所にお楽しみがちりばめられている。

とはいえ、重度のシャーロキアンでも洋ドラマ好きでも視聴後の思いは同じ、、早く続きが見たいぞ!」  

「このミステリーがすごい!」より


『トレインスポッティング』のジョニー・リー・ミラー、「シャーロック・ホームズ」アメリカ版テレビシリーズでホームズ役に決定

映画『シャーロック・ホームズ』オフィシャルサイトニュース・予告編など最新情報を随時更新。3月12日公開.












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最終更新日  2013年08月24日 13時08分44秒


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