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モチーフについて

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アクセサリーのデザインによくある、ハートやクロスやクローバー。
モチーフひとつひとつに込められた意味を知ることで、アクセサリーはより奥深さを増します。
アクセサリーを選ぶ時、そして大切な人に贈るときの参考にどうぞ。

■モチーフとは?

モチーフとは、フランス語(motif)

1.芸術的創作活動の動機となるもの。
  特に、作品によって表そうとする中心思想や主題。動機。モーティブ。
2.音楽で、楽曲の最小単位になる旋律断片、または音型。動機。
3.編物で、つなぎ合わせて大きな作品とするための一模様の単位。


「大切なもの」 といえば、愛、希望、生命、情熱、幸せ、約束、忠誠・・・。
確かに人生の中でどれも大切であり、そして目に見えないものばかりです。
昔の人達は、この大切なものを伝えるために、形あるものに託して表そうとしました。

愛してる人に花を、生きる希望を失いそうな時には天を目指す大樹を仰いで勇気を、
動植物の生きる様や、物の持つ特徴に想いをかぶせて、 大切な人に「大切なもの」を伝える 手段としたのです。

しかし、時が経てば物の形は変わります。花は枯れるし、ものは壊れたり色あせたりするかもしれません。
「大切なもの」を、美しい姿のまま大事にしておきたい 、そしていつも自分のそばや、大切な人につけてもらいたい。そんな気持ちの表れが、モチーフとしてアクセサリーになった訳です。

■ハート(HEART)は永遠に愛する力を与えてくれる
ハートは人間の心臓を表しています。人が生を感じるのは、愛する人のことを考えて心臓の鼓動が高まるとき。だからハートは生きるしるしであり、愛のシンボルなのです。古代エジプトでは、ハートは不滅だと信じられていました。たとえ肉体が滅んでも、ハートさえ生き続けていれば、きっといつか復活できる。それがエジプト人たちの希望でした。 ハートは、「愛」と「生命」の象徴 それを身につけることで、人は永遠に愛し生きる力を得たい と願います。

■神秘的な出会いを約束する十字架(CROSS)
十字架をシンボルとして用いた起源は古く旧石器時代で、太陽や、地水火風という4元素などを表わしたのだそうです。そしてキリスト教の聖なるシンボルですが、中国や中近東などでも「宇宙」や「生命」を表す形として使われてきました。その宇宙には、人間の知恵が及ばない不思議な力が働いているようです。十字架が交わるごとく、人が超自然の力と出会う瞬間におぼえた深い感動を、「信仰」や「神秘」と名づけてきました。十字架のモチーフには、 熱い願いをかなえる神秘的な力 があるのです。

■こころを潤す神々の涙のしずく(TEARDROP)
生命の泉、乾いた大地に降り注ぐ恵みの雨を、昔の人達は 「神々が流す涙のしずく」 といっていました。農作物を豊作に導く雨は、特別に「黄金の涙」と呼ばれて、感謝されてきました。涙は悲しいときにばかり流されるわけではありません。大きな歓びや感動をおぼえたときに溢れ出る涙は、悲しみの涙とは成分が違うといわれます。神々の涙は、地上に住む生き物にとって、 生きるエネルギーを与えてくれる 、豊かな成分をたっぷり含んでいるに違いありません。

■月と星(MOON&STAR)は優しさと強さの象徴
夜空に輝く月と星は、太古の時代から、闇夜をを照らす明かりとして、行く道を示す道しるべでした。そして、月の満ち欠けや星々の煌き、宙の巡りが、人間のからだの調子や運命に、大きな影響を与えると信じられていました。 月は女性のやさしさや純粋さ を、そして 星は希望と運命をあらわす といわれます。月や星のモチーフ・アクセサリーをつける事で、たとえ 辛いことがあってもつねに前向きに、そして優しさと生きる強さを持つこと ができるのです。

■幸運を呼びよせてくれるクローバー(CLOVER)
クローバーには 魔除けの力があり、幸運を呼ぶ という伝承がヨーロッパの各地にあります。日本でも4つ葉のクローバーを見つけると、良い事がもたらされるというのはよく知られています。 良い事とは「名声」、「富」、「忠実な恋人」、「健康」の4つ 葉の1枚1枚が幸運を招いてくれる のです。また、5つ葉のクローバーはこの4つに加えて「金運」を、6つ葉は「予言の力」を、7つ葉は「無限の幸運」をもたらしてくれます。野原にでかけて探してみませんか。もし7つ葉のクローバーが見つからなくても大丈夫。クローバーのモチーフ・アクセサリーならば、3つ菓でも4つ葉でもきっと幸運を約束してくれます。

■永遠の絆を象徴する結び(KNOT)
中世ーロッパでは、戦場に旅立つ夫や恋人の無事を祈り、盾に紐を結びました。愛する人との永遠の絆を象徴する「恋結び」と呼ばれるその結び目は、「8」の字を横にした、無限をあらわす「∞」の形をしています。そして、 結ばれたリボンは、「愛」、「約束」、「結婚」をあらわして います。リボンを蝶結びにしたアクセサリーには、 〈永遠に結ばれたい〉という願い がこめられているのはもちろんですが、もうひとつ 〈私の心の結び目がほどけるのはあなただけ〉 というメッセージも含まれているのです。

■(ANGEL)天使は、あなたに幸せを運んでくれます。
天上にいる神様と、地上との間を行ったり来たりしながら 神様の言葉を人間に伝えるのが、天使の役目 です。あなたが悩んでいたり迷っているときに、ふと突然良い考えが浮かぶことがありませんか?そんなときはあなたの耳元で天使が囁いたのです。 天使はあなたに幸運を運んでくる かもしれません。

■(BIRD)鳥は恋する魂のシンボル
バレンタイン・デー。この日の起源は、古代ローマで祝われていた「ルペルカリア祭」です。神様はこの日、空を飛ぶ鳥たちを集めて、相手を決めてつがいにしました。烏たちが喜んで愛の歌をさえずり、いそいそと巣作りをはじめて春を知らせる日・・・それが転じて、人が愛を告白する日になったわけです。 鳥は恋する魂のシンボル 。そして 鳥の声は恋をする喜びの象徴 です。

■(WING)翼 「上昇」の願いをこめて
翼のない動物が翼をつけると、長所がさらに磨かれる と古代の人たちは考えました。足の速い動物は、翼をつけると飛ぶように走ることができ、目のよい動物は千里眼を得ることができます。 翼は良いところをさらに伸ばしていこうとする「上昇」のシンボル です。もっと賢く、美しく、勇気のある人になりたい。 高い志を抱いて、いつも上を見てがんばっている人たちに、最適なモチーフ です。

■(DOG&CAT)犬と猫 忠実な友となる犬。自由に生きる猫。
犬のモチーフは「忠実」の象徴 です。世界各地に残る伝説には、主人の帰りを忠実に待ちつづける犬の美談が数多く残されています。友と決めた人に対しては、どんな危険にあおうとも、たとえ自分の命を投げうってでも守ろうとするのが犬。一方、 猫は「自由」の象徴 です。自分の主人は自分。飼い主といえども、命令するのを許しません。なにものにも縛られず、気ままに生きていくのが猫・・・誠実な友達に恵まれて、まじめに生きていくか。それとも誰にも指図されずに、自由に生きていくか。あなたは犬派?それとも猫派?

■(SNAKE)ヘビ 不滅の愛と賢い知恵をさずけてくれるヘビ
ヘビは「永遠不滅の愛」 を象徴しています。古代エジプトの人々は、とぐろをまいたヘビを、永遠に終わりのない「環」の形とみなしました。また、ヘビには 豊作をもたらし、地上の悪を退治し、物事の本質を見抜く知恵がある と信じられていました。



このように 「大切なもの」への熱い思いを、着ける人、そして贈る人の想いを形にしたのが、モチーフです。
モチーフの一つ一つに込められた意味をを知ることで、アクセサリーはより奥深さが増すのではないでしょうか。


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