2022年12月01日
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3月17日付けのメールを掲載したNewsweek
からお借りして載せてみます。

『<ウクライナ侵攻が始まる以前、ロシアは
「かなり真剣に」日本との局地的な軍事紛争
を計画していたとするFSB職員のメールを入
手>
ウラジーミル・プーチン大統領が率いるロシ
アは、ウクライナへの大規模侵攻に着手する
何カ月も前の2021年夏、日本を攻撃する準

本誌が入手した。これはロシア連邦保安庁
(FSB)内部告発者からのメールで明らかに
なったものだ。
3月17日付けのこのメールは、「Wind of Ch
ange(変革の風)」と名乗るFSB職員が、ロ
シア人の人権擁護活動家ウラジーミル・オセ
チキンに定期的に送信しているメールのひと
つだ。オセチキンは、ロシアの腐敗を告発す
るサイト「グラグ・ネット(Gulagu.net)」
の運営者で、現在はフランスで亡命生活を送
っている。

しているのは、米ワシントンを拠点とする非
営利団体「ウィンド・オブ・チェンジ・リサ
ーチグループ」の事務局長イーゴリ・スシュ
コだ。本誌は、同氏から全メールのやりとり
を入手した。

FSB専門家でオープンソースの調査報道機関
べリングキャットの代表のクリスト・グロー
ゼフによって分析されている。グローゼフが
このメールを「FSB(現・元)職員の知人」
に見せたところ、「FSBの同僚が書いたもの
に間違いない」という答えが返ってきたとい
う。
オセチキンが3月に受け取った内部告発者か
らのメールには、2021年8月にロシアは、
「日本を相手にした局地的な軍事紛争に向け
て、かなり真剣に準備をしていた」と書かれ
ている。このFSB内部告発者によれば、ロシ
アが攻撃相手をウクライナに変えたのは、そ
れから何カ月も後のことだった。
「日本とロシアが深刻な対立に突入し、場合
によっては戦争に発展する可能性はかなり高
かった。最終的にはウクライナが選ばれた(
シナリオ自体はそれほど大きく変わっていな
い)が、その理由は私が答えることではない」
とメールには書かれている。
■ロシアにとって北方領土は「交渉の切り札」
内部告発者は、日本を標的にした電子戦用ヘ
リコプターの展開について詳しく語っている。
また、ロシアがプロパガンダ・マシンを作動
させ、日本に「ナチス」「ファシスト」とい
うレッテルを貼る作戦を強く推し進めていた
ことについても説明している。
内部告発者は、ロシア政府と日本政府の間に
ある「主な障害物」は北方領土だと述べてい
る。「日本政府にとっては、北方領土が現在
の地政学的関係の土台となっている。日本に
とって北方領土の返還は、戦後のステータス
の見直し(場合によっては取り消し)を意味
することになる」とメールには書かれている。
21年8月に始まった「反日情報キャンペーン」
それに対し、ロシア政府にとって北方領土は
「有利な交渉の切り札」であると、内部告発
者は続けた。「中国は、戦後の取り決めを見
直す試みをすべて、非常に否定的に受け止め
る。そして、北方領土を巡る紛争で日本が勝
利するようなことを、中国政府は容認しない。
絶対に認めることはできず、ロシアがそうし
た『贈り物』をすれば、中国は対露関係をた
ちまち複雑にするだろう」
FSBは2021年8月、第2次大戦中に日本の特
殊部隊がソビエト連邦の国民に拷問を与えた
とする文書や写真などの機密を解除した。内
部告発者によれば、こうした機密を解除して
「ロシア社会で反日情報キャンペーン」を開
始するのがFSBの目的だったという。「機密
解除はまさに唐突で、ほとんど予想外と言え
る動きだった」とメールには書かれている。
機密解除された情報には、第2次大戦時の日
本陸軍大将で関東軍総司令官だった山田乙三
に尋問した際の情報も含まれている。
「もともと8月8日の時点では、ロシアのマス
メディアは機密解除のニュースをかなり控え
めに報じていた。その内容は、日本が1938年
から対ソ連戦争に備えて、攻撃計画を密かに
立てたり、陽動作戦を計画したりするなどし
ていたというくらいのものだった」と告発者
は書いている。
「しかしロシアのメディアは8月16日、文字
どおり爆発的に報道を開始し、それと同時に、
機密解除された文書についての論調も一変し
た。たとえば、日本が細菌兵器開発のために
ソ連軍の捕虜を使って残酷な実験を行ったり、
捕虜を非人道的に扱ったりしたと報じた。捕
虜の拷問に使われたシラミについての話が、
至るところで書き立てられた」
■「彼らは戦争の相手をウクライナに置き換
えた」
だが結局、この「軍事攻撃」計画が実行され
ることはなかった。「彼らは、戦争の相手を
日本からウクライナに置き換えたようなもの
だ」と告発者は続けている。「いずれにせよ、
彼らは正気ではない。日本への攻撃を検討し
ていたことも、ウクライナ侵攻を実行したこ
とも、両方とも狂気の沙汰だ」
内部告発者によれば、2021年夏には「日本に
対するロシアの諜報活動が活発に行われてい
た」ようだ。「彼らは、日本は残忍な生物化
学の実験を行い、残酷で、ナチズムへと向か
う性向があると主張することに賭けようとし
た。日本は、第2次大戦後に非武装化される
べきだったが、そうした『規制』に違反して
おり、ロシアを危険にさらしている、と」
「しかし結局のところ、ロシアが戦争に向か
うことは避けられなかった。なぜなら、ロシ
アの指導者が狂ったように戦争を望んだから
だ。そうしていま、戦闘準備の整ったその方
面の部隊のほとんどが、ウクライナに再配備
されている」と内部告発者は述べている。
(翻訳:ガリレオ)』

これが本当だったら、恐ろしいですね。現代
において、どこでも良いから戦争がしたかっ
たというプーチンの狂気・・確かに彼は格闘
技に熱心に取り組み、体を鍛えあげ、それを
常々誇示していた姿は尋常を逸脱していた。
それにしてもどういう理由があって日本から
ウクライナに標的を変更したのか・・?第二
次世界大戦終戦後に、日ソ不可侵条約を一方
的に破棄して北海道に侵攻したことを思えば
あり得ない事ではなかった。今のウクライナ
の惨状が日本で起こっていたかもしれないと
思うとぞっとする。それを考えると悠長な議
論を延々と続け、いつまで経っても日本を守
るという国家として一番重要な事を何時まで
経っても進めない国会というところに価値は
あるのでしょうか?





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最終更新日  2022年12月01日 17時52分49秒
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