イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

2005/08/01
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テーマ: 海外生活(7808)
カテゴリ: ワタクシ事
あっという間にこのブログを始めてから1年が経ってしまいました。

しかし、1年で104件の日記しか書いていないって一体...。

この気まぐれっぷりでしか続けられなそうですが
こんなんで許していただけたら、これからもどうぞよろしくお付き合い願います。


1年前は申し込んだ料理学校が開講せず(結局5ヶ月も待ったのですが...)
何かせずにはいられない焦燥に駆られて
遊び感覚でブログを始めてみたのですが
これは始めて本当に良かったと思っています。



タイムリーにお料理のお話やらそれぞれの国の状況を話せたり
自分の生活で忘れていた何かを思い出させてもらったり...。


こんなに素晴らしい世界が広がっているとは思いませんでした。
今やブログは海外で生活していく上で、私の心の支えになっております。
ブログ上でお知り合いになれた皆様、
これからお知り合いになるかもしれない皆様も
ご意見・ご質問、ガンガンぶつけていただいて、これからもよろしくお願いします。


******************************


さてさて、ブログ上で○○バトンなるものが流行っていたのは知っていましたが
受け取ったことがなかったので全く忘れていて気付かなかったのですが
先日トルコのturkuvazさんから「調味料バトン」を渡されたとたん



そのDelizia母も真っ青になったDeliziaのバトン事件とは...。



あれは忘れもしない幼稚園の運動会。


結構な園児数のいる私が通っていた私立の幼稚園は
毎年広いグラウンドを持つ近所の小学校の校庭を貸しきって
保護者もみんな勢ぞろいでハデに運動会を開催していた。





が、クラス対抗リレーとなると話は別で
チームプレーな上に、最終的な順位には、少なからず自分にも責任がかかってくる。


なぜ超運動音痴のDeliziaがリレーに参加していたのかはナゾだけど
とにかく、その日は走らなければならなかったのだ。


そしてとうとうDeliziaの順番がまわってきた。


グラウンドを半周して私にバトンをまわしてくれる
同じクラスのお友達をドキドキしながら待つDelizia。


保護者のお父ちゃんやらお母ちゃんも興奮気味に我が子やお友達に声援を送っている。


みんなが見ている。


バトンを持ったお友達はかなりイイ順位でバトンタッチしてくれそうだ。


緊張が最高潮に達したDelizia。
バトンをもらったら、あとは全力で走るだけだ。


何回も練習したバトンタッチの仕方。
右手後方でもらって左手に持ちかえる。
あとはただ次の人にバトンタッチするだけ。


とうとうDeliziaにバトンがまわってきた。


バトンを手にして頭が真っ白になった。

そうだ、後は全力で走るだけだ。


Deliziaは走った。



会場は「おぉぉ~ぃ!」とドヨめいた。


ななな、なんと、Deliziaは進むべき方向とは逆...
つまり全力で逆走していたのだっ!


そんなアホな~!
バトンをまわしてくれた友達が走ってきたコースを逆戻りしているのだ~!


傍らで応援していたDelizia母は血の気が引く思いをしたという。
なんと恥ずかしい我が子の失態よ...。
個人競技ならまだしも、責任重大なクラス対抗リレーでありえない逆走...。



もちろん本人は気が付かない。
とりあえず前方に敵無し。(←当たり前)
頭の中は真っ白なのだ。


誰かが後ろから追いかけてきた。
先生だった。


「Deliziaちゃ~んっ!そっちじゃな~い!
 バトンもらった時に向いていた方向に走るのよぉ~!」


確かに幼きDelizia、バトンを受け取る時、顔だけは後方を向いていたのかもしれない。


しかしそんな理屈は通用せず、方向転換してビリでバトンをまわしたのである。


それからというもの、運動会が近づく度、Deliziaの逆走伝説は語り継がれ
Delizia母がどんな思いであの場面を見守ったかを何度となく聴かされたのであった....。


あれ以降、バトンを握ったことはない。

そして成長したDeliziaは、チームプレーを必要とするあらゆるものを避けてきた。


スポーツはまず、ノータッチ。
書道を愛し、ピアノを愛し、
やっと高校生になってスポーツでも...と思ったけど
やっぱり動かない弓道部に入って、黙々と弓を射った。

唯一チームプレーを受け入れられたのは音楽に関するものだけで
パーカッションとフルートだけは仲間との競演が実現した。


個人プレーが好き。孤独が好き。


あのバトン事件は、私の人生を決定付けたと言っても過言ではない...。



しかし、「調味料バトン」はなんともお気楽そうなので試みてみようかな。


あなたは何派?

【Q1】次のメニューにどんな調味料をかけますか?
( 薬味は含みません。)


目玉焼き→塩&クミン またはしょう油

納  豆→からし・付属のタレ 

冷  奴→しょう油 か だしつゆ

餃  子→酢&しょう油&ラー油

カレーライス→何もかけません


ナポリタン→まだこのメニュー、存在しているのでしょうか...。
      何もかけないと思います。

ピ  ザ→ オリーブオイル

生キャベツ→豚カツの脇の千キャベツならソースだけど...
      コールスローサラダにするならマヨネーズ+ヨーグルト+塩+胡椒

トマト→そのまま切ったものには何もかけません。
    モロッコ風サラダにするなら、賽の目切りにして塩+胡椒+クミン+オリーブオイル

サラダ→普段は何もかけないでバリバリ食べます。
    ルッコラにはオリーブオイル+バルサミコ酢


カキフライ→ ソース

メンチカツ→ しょう油かな。

コロッケ→ しょう油だな。


天ぷら→天つゆ 又は 美味しい塩+抹茶

とんかつ→ソース  でも 大根おろしがあればしょう油

ご飯(おかず無しの時)→「萩・井上のしそわかめふりかけ 」激ウマ。
             それかもろみ味噌があったら最高。


【Q2】周囲に意外だと驚かれる好きな組み合わせはありますか?

    日本の焼肉が恋しくなると、バルサミコ酢としょう油と砂糖を煮詰めてタレを作ります。うまうま。

【Q3】それが一般的なのだとは知っているが、苦手な組み合わせはありますか?

    好き嫌いはありません。

【Q4】バトンをまわしたい5名は誰ですか?

    もちろん、トラウマ持ちのDeliziaがバトンをまわすことはありません。
    ここで終了とさせていただきます。




イタリアに旅行にいらっしゃる日本人の皆様に
サラダにかけるドレッシングはないんですか?
とよく聞かれます。


日本ではノンオイルドレッシングやらなにやらかにやら
それはそれは種類豊富にドレッシングが取り揃えられておりますが
イタリアでは基本的にオリーブオイル+塩+胡椒
気が向いたらそこにアチェートバルサミコをかけるだけで
バールなどでサラダを頼んでも「ドレッシング」なるものは存在しません。


スーパーの野菜売り場に行けば、アメリカ人が好きそうな乳白色のドレッシングなどが売っていますが
イタリア人がそれをかけて食べているところを見たことはありません。


うちでは夫がオイルも何もかけずにサラダをバリバリ食べるので
私も野菜をそのまま食べることに慣れてしまいました。


観光先のイタリアでサラダを食べる時には
オリーブオイルと塩・胡椒などで自分で調味して食べてみてください。
素材の味を楽しめてより一層美味しくいただけると思います。


モロッコでよく登場する
ゆで卵や目玉焼きに塩+クミンの組み合わせは
卵の臭みが気にならなくてとっても美味しいのでオススメです。













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Last updated  2005/08/03 01:09:30 AM
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Comments

Delizia @ Re[1]:モロッコの掟~産後編~(07/25) くんみさん はじめまして。ご訪問あり…
くんみ@ Re:モロッコの掟~産後編~(07/25) レモンの塩漬けのレシピを探していた通り…
Delizia @ Re:おひさしぶりです(07/18) bunさん >しばらく覗いてない間に、お二…
bun@ おひさしぶりです しばらく覗いてない間に、お二人目を産ま…
Delizia @ Re[1]:私の大好物。(07/18) 夏の大空さん >だんなさまの作で暮れる…

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