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2015.08.22
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★★★★
岡嶋二人の著書の中、絶版になっていて電子書籍としてしか読めない作品を古本屋で二冊見つけて先に読んだ「眠れぬ夜の殺人」が面白かったので、もう一冊の本作を期待して読んでみた。読後感想としては「眠れぬ夜の殺人」より、サスペンスミステリーの本作の方がさらに面白かった。
結婚式を控えシドニーから帰国した里見は、婚約者の彩子が沖縄 旅行中に倒れ入院したと聞く。しかも彩子は2日間の記憶を失い、女友だちの乃梨子は行方不明。乃梨子の兄の赴任先にともにでかけるはずだったのに、彩子が男といたという証言に動揺しながらも、婚約者を信じ真相を追い求める里見の前に立ちはだかるのは…。 南の楽園の悲しみが明かされる長編サスペンス。(裏表紙引用)
岡嶋二人の後期の作品の中であまり評価が高くないようだが、私は異色のサスペンスミステリーとして好き作品にあげたい。海外勤務から結婚式を日本であげるため帰国した里見であるが、帰国早々知ったのは、盲腸を患い、そのショックで記憶を無くしたしまったという婚約者の乃梨子の容態だった。入院先での乃梨子の気になる発言から里見が乃梨子の空白の記憶を探っていくと様々な驚愕の真相が明かされていく…。というどこかの映画にあるような内容だがそこは傑作揃いの岡嶋二人である。途中に伏線を交えながらハラハラしながら読み進めると、最後は全ての謎が合理的に解説され、こんな結末だったのかと唸らされます。ちょっとまとまり過ぎる感がぬぐえないが南国を舞台にした純粋なサスペンスミステリーとして楽しめた。次は井上夢人の単独作品を読んでみようと思う。





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最終更新日  2024.05.03 19:22:08
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