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2019.05.20
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カテゴリ: 読後レビュー


★★★★
2月に塔子の成長物語である警視庁殺人分析班シリーズ5作目の聖者の凶数を読んだあと直ぐに6冊目となる本作を購入していたのだか先にエラリー・クイーンやアガサ・クリスティの超伝説本を間に挟んで読んでいたためのびのびになっていたのだが出張からしばらく解放されたので会社の通勤電車の中で前作同様期待して読んでみた。

空き家だった洋館で火災が発生。鎮火後、殺人分析班の如月塔子は納戸の奥に隠し部屋があることを知る。部屋には無数の蒐集品とともに、白骨化した遺体が布団に寝かされていた。しかも人骨の頭部は男性、胴体は女性のものと判明する。別の部屋からは血痕が。複雑怪奇な難事件に推理捜査チームはどう挑むのか。(BOOKデータベースより)

今回も超難問の本格謎解きミステリーで今度の事件は東京都下国分寺で白骨死体が発見されるが、なんとそれは頭部が男性で身体が女性。この謎めいた事件を事件現場で押収された証拠品の分析捜査、現場近くの目撃者への聞き込み、事件関係者の相関の捜査、過去の事件の調査などチームがそれぞれ役割分担して地道な捜査で事件解決に進んでいく。それら捜査の過程の中で事件の動機や発生の経緯などの答えを見つけていくパターンは健在です。本作では塔子の捜査技能テストも兼ねていたようだがチームみんなが塔子の成長を認めているあたりは一人前に近づきつつあるのは読んでいてわかります。7作目以降と続く本シリーズでさらなる塔子の成長を見届けたいと思います。





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最終更新日  2019.05.20 23:40:18 コメントを書く


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