The days that I lost

背中




君のこの平べったい背中を独占していいのは僕だけだから。



その代わり、この僕のこの膨らみのない小さな胸を独占していいのは君だけだから。















背中


















「なぁ、今日どっか出かけるの?」

「うーん・・・予定はないな。」

「じゃぁ、一緒に日向ぼっこしよ?」

「日向ぼっこ?・・・翔は本当猫みたいだな。」

「猫じゃなくても、こんだけ天気がよくて、少し風が吹いてるようだったら日向ぼっこしたくなるよ。・・・あー気持ちいい。」

「ハハハ・・・やっぱ猫だよ、翔は。」

「も、猫でもいいや。ほら、守もおいでよ、凄く気持ちいいんだから!!」

「分かったよ、・・・あ、本当だ。凄く気持ちいい。」





そう言いながら、大きな体で僕の胸にごろごろとどっちが猫だか分からないような仕草で、守は懐いてくる。



それが又一層と僕には気持ちよかった。






守が僕の傍でこうして一緒にいてくれることが本当に嬉しいんだ。



日曜の朝から電車に乗って、2人して出かけていくのもいいけど、

こうして2人で家の中で日の当たるテラスで日光浴するのも悪くないんだ。














のんびとした空気を壊すように、守が飛び起きた。

何事だ、というように僕が守を困惑したように見つめると、守は焦ったように喋りだした。










「翔、今日ってこないだの振り替えの分で学校あるんじゃなかったけ?」

「・・・あっそう言えば・・・今、何時?」

「9時10分前・・・。」







講義はたしか通常通り、9時5分から・・・。





今から行っても間に合うはずはない。



守の方をちらりと見る。









「どうする、翔?」

「うーん・・・守が行くなら行くけど、行かないでいいならもうちょっとこうしていたい。」

「・・・しょうがないな、午後からの講義だけ出るか。」

「やりぃ!!」





そう喜ぶ俺の鼻を掴み守は言う。









「午後からはどんだけ天気がよくても行くんだぞ?」

「うへっ、わぁってるよぉ・・・。」

「よしっ!じゃぁ、朝飯作るかな、何がいい?」

「うーん・・・フレンチトーストが食べたい!!」

「ん、分かった。じゃぁもうちょっと待っててな、子猫ちゃん、牛乳もつけようか?」

「あーそれは、どうも・・・。」

「ハハハ・・・・。」

「笑ってるなよー!!!」
















『今日のお天気です。今朝は全国的に晴れ間が見えていますが、午後からは一部の地域では、大雨となるでしょう。午後からお出かけになられる方は、傘をお忘れずにお出かけ下さい・・・・。』




















午後からはきっと雨が降り始めるだろう。




だからこそ、今、たくさんの日光にあったっておこうと思う。








**後書き**

この頃やたらと、orizi書きたくなります。
なんかあんまりこの頃コレと言ったものにハマってないような気がする。
どっちかっていうと、自分で考える方が好きかも。
でもそのうち絶対ハマルものが出てくるような気がするから、
その間に少しでもoriziものを書きたいですね。笑

ここまで読んで下さり、有難うございます。


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