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toshiba_reizokoさんキーワードサーチ
ある日私は独りで出掛けた。あの頃から、独りになると、大胆になる私だ。人とはめったにつるまない。ようし、この犬釘を電車に踏ませれば、巨大な磁石ができると、胸をときめかせて、線路へ向った(篤弘がいたらきっと止めたに違いない)。大人の指を五、六本束ねたような大きさのずっしりと重い犬釘をレールの上に置いて、電車が来るのを息を殺して待った・・・。
「おい、お前、その釘をどけろ」。隠れていた私は、「はい」と言って素直に取り除いた。素直はいいが、とんでもない悪童だった。大阪弁でやんちゃという。もしも居眠り運転でもしていたら、確実に転覆事故。今考えても冷汗が出る。(つづく)
