日々、考察中。

日々、考察中。

好きな車!

好きな車!

2004/6/29
 数年前、7つも歳の離れた女の子と好きな車の話をした。
 僕も彼女も、Z31が好きだという事が発覚して、ハーフリトラクタブル・ヘッドライトの話題で盛り上がって、僕はすっかり良い気分になった。
 年齢がある程度離れていて、ましてや女の子を相手に、こんなマニアな話題は有りなのか。と考えつつも、分野によっては僕以上の知識と経験を話す彼女を眩しく感じていたのだ。

 Z31は好きな車の中の1つである。Zシリーズの中では1番好きな形だ。ロングノーズ・ショートデッキのスポーツカー好きならば理解できる話だと思う。さらに、あの悪役っぽいハーフリトラ。後方から迫られたらおしっこちびりそうな風貌。かっこいい。
 それに通ずる車にスズキ・カプチーノがある。Zと通ずる?と、疑問を持つ人もいるかもしれないが、僕の中では同類の"ロングノーズ・ショートデッキ"の車である。他に、コルベットも。限定可なら、スティングレイ。あと、ダッジ・バイパー。この手の車は、とにかくかっこいい。
 この中で、バランスという点で最も優れているのは、最も排気量の少ないカプチーノであると思う。低出力であるが、軽量という利点を持って、メリハリのついた動作をする。ハイパワー・ヘビーウェイトの他の車種も魅力的だが、操るならばカプチーノか。
 面倒な事を全く考えずに所有したい好きな車は、ケータハム・スーパーセブンだ。ケータハムという名前に憧れているだけで、スーパーセブンを実際に所有するとなればバーキンでもウエストフィールドでも納得するのだろう。あの、"走る"事だけを目標にした余計なものがない所に憧れる。
 ロータス・エリーゼもその手の理由で好きな車だ。
 内装のアルミパネルなんて、見ただけでどきどきする。心臓の病気か?スーパーセブンよりも幾分洒落たつくりではあるが、走りに妥協のない所はそっくりだ。
 ルノー・サンク・ターボ2も良い。無理やり室内にエンジンを持ち込んでミッドシップにしてしまうなんて、正気の沙汰ではない。そこが凄く良い。乗った事はないけど、挙動なんて予想も出来ない。
 アルファロメオ・SZもかっこいい。悪者そうなフロントマスクがしびれる。
 マセラティならば、クーペよりもセダンか。国産のセダンと変わらないような形をしていて、スポーツカー顔負けのエンジンを積んでいるというコンセプトが良い。ひつじの皮をかぶって、本当は中身が狼なのだけど、隙間からネプチューンの3本槍が見えてるぞ、という感じだ。(?)
 思いつくままに書いていると、どうしてもスポーツカーに片寄ってしまうので、意識的にセダンなどに目を向けると、まずはじめに思いつくのが、イスズ・ベレットGTRだったりする。このころの4ドアセダンはコンパクトで高性能なエンジンを載せて良い走りをするものが多く、好きな世代だ。510ブルーバードSSSもかっこいい。
 スポーツカーの所で名前を出さずに、ここで満を持して言ってしまうのが、"スカイライン"だ。最初は名前で圧倒されて、次は乗って惚れた。スポーツカーとして生まれた車ではないのだ。出身は4ドアセダンなのだ。それなのに速いというのが素晴らしい。
 形的にはR32GTRが最も好きである。古いところに目を向けるならば、箱スカGTRもかっこいい。でも、やっぱり自分が乗っている車だから、スカイラインではBNR32が好きだ。
 過去にR31も乗っていて、これも好きな形である。フロントアンダースポイラーが自動で出し入れされるという稀有な機構を持った車種だったが、フロントスポイラーを出した時の精悍さはかなりのものだった。ただ、ボディーが重くて遅かったけど。

 好きな車の事を書いているとわかってくる事がある。
 それは、僕の趣味が、最近の世の中の流れとは全く違うという事だ。


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: