日々、考察中。

日々、考察中。

スライム!

スライム!

2004/6/30
 スライムというのは、小型のポリバケツに入ったドロドロの玩具の事だった。
 少なくとも、ファミコンにドラゴンクエストが出現するまでは、巷の子供達の間では常識であったはずである。しかし今では、ドラゴンクエストのやられキャラとして、あの愛敬のある笑顔を振り撒いたスライムが、"スライム"としてのイニシアティブを握っているようだ。
 かなり昔に僕は、付き合っていた彼女から、「笑った口がスライムみたい。」と言われて、週末におもちゃ屋さんで直径30cmほどもあるスライムのぬいぐるみを買ってきた。特に彼女にプレゼントをするというわけでもなく、そのぬいぐるみは僕の手元にあって、実は今でも僕の手の届く範囲にある。買った時に比べると幾分全高が低くなってはいるが、どう見てもスライムだからまだしばらくは枕としても十分に使える。(?)
 それからかなりの時を経て、"スライム"という存在を改めて僕の目前に引っ張り出してくれたのは、僕が大好きな人物で、彼は電話口で言った。「ゲームボーイアドバンスの、"すらいむもりもりどらごんくえすとしょうげきのしっぽだん"が欲しい。」はじめに聞いた時は、どこで区切っていいのかわからない名詞だったが、何回か聞きなおしているうちに、"スライム"と"ドラゴンクエスト"と"衝撃"という単語がわかった。ゲーム名だということはすぐに理解できたので、僕は了解してメモをした。"スライムもりもり・ドラゴンクエスト・衝撃のしっぽ弾"。その時はそう思いこんでしまったからか、"しっぽ弾"としか考えられなくて、実物を目にして"しっぽ団"ということがわかると、恥ずかしながらも納得した。
 そのすぐあとに、会社の同じ部に所属している女の子から、「ゲームセンターでたくさんとってきました。」と、直径2cmあまりのスライムを2個もらった。テレビの上に飾っておいたら、それが7つぐらいになった。(?)
 なんだかんだとスライムな日々である。
 しかし、最も気になっているのは、僕のHPを見に来てくれる人のプロフィールに、"リップスライムファン"と書いてある人が多い事なのだ。


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: