あかずきんのバスケット

2006/10/30
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お久しぶりです
週1回の日記になりつつありますが・・
先週は夏のような東京で汗をかいて、日帰りで初冬のような仙台に帰って
きて、風邪をこじらせました。
風邪をひきながらも仕事漬けの1週間でした。
今週もお仕事です。。

風邪で味覚がなくなって寂しい食生活でしたが、今夜は、ワインで
エネルギー補給♪

ワイン屋さん、自信をもってもおすすめは、奇麗な女性の絵がついてる

この美人さんの髪飾りは葡萄です。そこが気に入ったというのもありますが、
おいしいとお勧めなので、試してみることにしました♪

香りは。。。
岩山にオリーブの木々のある風景に吹く風のようです

そういう光景が広がりました♪
これは美味しいかもしれない。。。と期待しつつ。。お味は。。。

少し苦いです、喉にぴりっと来るのはまだ喉が腫れてるからかな。。
飲みやすいです。。。つまり薄いです
すごく苦いというほどでもないのですが、芯が苦味でその周りに、渋さや
固い物質がからみついています。酸味もあります
香りがいいだけに、お味がいまいちなのが、憎らしいです

おいしいとは思えない。。。です。
風邪ひいてまだ味覚アナーキーかしら。。。
ふわんとひろがる感じがないです・・・
ワインパンにしようか。。。笑

今度ワイン屋さんへ行ったらそのまま感想をぶつけましょう!

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サーモン、ほたて貝、マスタードグリーン、リーフレタス、クレソン、セルフィーユ
ディル、レモン、胡桃、オリーブオイルのドレッシング、レッド・ペッパー
塩、胡椒



今夜はワインなので久しぶりに、あきば系をやろうかなあと思いましたが、文学にします

開高健です

彼は美食家、そして釣りをなさる方には有名ですね。
開高の釣りの表現は、活き活きとして目の前で魚が飛び跳ねている様子が
わかります。
彼の作品の中にワインのお話があります「ロマネコンティ 1935年」です
ロマネコンティといえば、ワインを知らない人でもこの名前は聞いたことがあるかも
しれません。
この作品によって、日本ではこのワインが有名になり、ひとり歩きをして、
今では手に届かない高嶺の花になってしまいました。

内容は、料理店で二人の男がワインの飲み比べをするというお話です。
ラ・ターシュとロマネコンティーの飲み比べです。
ラ・ターシュは6年ものの若くて美しいワイン、そしてロマネ・コンティは37歳
老婆です。葡萄の畑はお隣どうしです。

若いワインは美しい花をひらき、片方の老婆のワインはどうにもならないワインなのですが
最後の段階で、ロマネコンティは37年ものあいだ、火のでるような修行をしてきたのだと
男(小説家)は気づく。のです。

これを読んだとき、このワインはだれなのだろうと想いました。
ワインと書いていながら女性の存在を感じました。
その後、私は、「夏の闇」を読んで、ここに登場する女性がロマネ・コンティ
ではないかと想いました。
「夏の闇」は開高が自身を赤裸々に綴った話とされています。愛し合っていた
女性を書いた作品は、夫人の牧羊子さんを激怒させたのは有名です。

夏の闇の女性は交通事故で亡くなったと友人の菊谷匡祐氏が書いています。
この頃が昭和35年です。
1935の35です
「ロマネコンティ 1935年」は、彼女のための餞として書かれたと私は思っています。
愛した女性を想って書いた作品は、その後、日本で、「ロマネコンティ」を有名にし
ワインは開高の手を離れ、ひとり歩きしました。
世界中でも、ワインの王様として君臨しています。

開高はその後、ロマネコンティを菊谷氏と一緒に焼肉屋で、
ビール会社のマークのついたコップで飲み飛ばしています。

独りで飲むには哀しすぎるワインです。

ココまで書いて、Vosne Romanee2002は、少し解けてきたようです
でもこの苦さと渋さは私は苦手です

明日は、このワイン変わるでしょうか。。。







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Last updated  2006/10/31 01:15:14 AM
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