あかずきんのバスケット

2007/01/20
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カテゴリ: カテゴリ未分類
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お友達のみなさま、多忙でご訪問ができずにすみません。

  少しずつ、ご訪問させていただきますので、宜しくお願いいたします。



日記が週1回になっています。

今週は忙しさも最高潮で、土曜日ついにダウンしました。

夕方、もそもそ~っと起きて、栄養補給のワインを♪









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抜栓直後、ふわ~っと香りが立ち上ってきました
でもこのワイン、ちょっと渋めです。
病み上がりなので、味覚がアナーキーです。。 o(TヘTo) くぅ



このワインに合わせたお料理は、シーフードです。



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野菜は、アスパラ、パプリカ3色です。
ソースはカレー風味。
タイム、黒胡椒、生クリーム、カレー粉

パプリカの甘さに、スパイシーなカレーの香りが良いです。
牡蠣がぷっくりしておいしいです。

ワインは相変わらず渋め~
ほかほかして熱くなってきました。




ワインを飲んだら、文学散歩!



今夜は、私にしては、珍しく最近のものです!
今映画も上映中!
そうです、例のアレです! 渡辺淳一!

らら元気  さんも日記に載せていらっしゃいます。


今話題の「愛の流刑地」ですが、私は新聞に連載されていたのを読んでいました。
といっても半ばから読み始めたのではじめのほうがわからず、
書店で読んできました。
渡辺センセが連載を載せると、その年の景気がよくなると言われていますが、



ここで、作者の言葉を載せてみます。



いま、純愛ブームだという。肉体関係がない、精神的なつながりだけの愛が
純粋だと思いこむ。だがそれは単に未熟な幼稚愛にすぎない。精神と肉体と
両方がつながり密着し、心身ともに狂おしく燃えてこそ、愛は純化され、
至上のものとなる。

 今度の小説は、その純愛のきわみのエクスタシーがテーマである。
その頂点に昇りつめて感じた人と、いまだ知らぬ人との戦いである。
最高の愉悦を感じるか否かは、知性や論理の問題ではなく、
感性の問題である。
 はたして、この戦いはいずれが勝つのか、そして読者はいずれに
軍配をあげるのか、ともに考えていただければ幸いである。




これは、「冬ソナ」に対抗しているのか!? 笑


エクスタシーの頂点に昇りつめて感じた人といまだ知らぬ人との戦い
であると書いています。どちらに軍配を?との問いかけています。
が、それは、感想によって、その人がどちらのタイプなのか、推測できる!

という事ですね!

知っている人と知らない人、さらには、そこに導ける人と、導けない人!

今夜はワインで少し酔っていますが、ここは慎重にいきましょう! 爆

誰が勝ちなのか?
正直、私はわかりません。

ただ、すごろくでいう、「あがり」に一番で達したのは冬香ですね。
彼女は、深いエクスタシーを得て死んだ。
彼女が首を絞められたのは、1回ではありません。何度か「練習」がありました。
練習の度に彼女は自ら、死に近づいていった。

行き着くところまでいったら、死を望むものなのだろうか。。。
エクスタシーの後、ベッドに沈んでいくような感覚を、確か、
フランソワーズ・サガンは、「小さな死」と表現した。
小さな死なので、時間がくれば、目覚める。
そうすると、深いエクスタシーは、深い死なのだろう。。。

私は、冬香がかわいそうだとは思わない。
彼女は自ら望んで、そうなったのだから。

深い快感を得たのと同時に冬香は深い苦悩をも味わったと思う。

快感が深いのと同じくらい、深い悲しみや苦悩が、まるで、天秤が
バランスを取るように、同じ重さでつりあっているかのようです。

深い快感は知らないけれど、その分、苦悩も少ない人生と、深い快感と
それと同等の深い苦悩を持つ人生と、どちらがいいのでしょう・・・

人は一旦快感を知ると、さらに深い快感を求めるといいます。



という事は後者か!? 笑

渡辺淳一は、深い快感のために上巻のほとんどを割いています。

つまり、その深い快感を得るには相当鍛えなければならないようです。爆

もちろんそのためには心が深く結びついていなければならないことは
言うまでもありません。








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Last updated  2007/01/21 07:11:02 AM
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