あかずきんのバスケット

2009/05/07
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カテゴリ: le cinema




  仙台が舞台のこの映画はここが先行上映されています。


roseさん がお勧めしてくださっていたので、楽しみにしていました。


  roseさんの映画の評は毎回、楽しく拝読させていただいてるの(*^_^*)

  いつもありがとです♪



  15時からのを観ましたが、多くのお客さんが入っていました。



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 私はこの映画は観てないので、今回、初めて彼の作品を観ます。



 舞台が仙台。。と言われても、私がわかったのは、スズメ踊りをやっていた

 街中。これはニュースで、映画の撮影で市も協力していて、

 お祭りでない時期に一番町でスズメ踊りを繰り広げたと報じていたのを覚えて

 いたからでした。

 それと、大学からの景色。ここはずいぶん通ったので。。。笑

 それから、春の描いた絵ね、、この間お散歩に行った場所です、たぶん。。




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 他はどこの町なんだかさっぱりでした。。

 でも赤い屋根のお家はどこかで見てて知っているような。。。そんなお家です。




 お話は、放火とグラフィティアート、それとDNAが螺旋になってぐるぐるしてて





 面白かったのは、長男の泉水(いずみ)は遺伝子解析の学生(原作では会社員)ですが、

 遺伝子解析をするのに、DNA抽出をします、(一般的には、遠心分離をします。

 その遠心分離はもちろん、機械です。映画の中にはでてこないけど、、)

 が、 お父さんが、養蜂をしていて、蜂蜜を取り出すのに、手回しの遠心分離機



 これは観てて面白かったなぁ。。(*^_^*)

 DNA分析の遠心分離と蜂蜜抽出の手動遠心分離の対比がね♪

 って、へんなとこで面白がってるのは私だけかもぉ・・・あはは。。(*^_^*)

 手動の遠心分離機って温かみがあっていいですよね、おまけに蜂蜜だしぃ♪♪




 お話は、弟の出生の秘密が底に重たく流れています。秘密はうわさになり

 口々に伝わり、いじめになり、家族を苦しめていくのです。



 地方は近所の付き合いが濃密なかわり、排他的なところがあります。



 私は家族で東京から仙台に移ってきたので、当時、母はそれだけで大変な思いを

 したと随分してから聞きました。 東京からの「くだりもの」と言われ、

 やおやさんへ行っても「よそものに売るものはない」と野菜を売ってもらえない

 とかあったようです。

 今ではそんなこともないけど、でもやっぱりDNAかな、、異質のものは排除しようと

 しますよね。 顔はでかいとか、歯がでてるとか、そういうことでいじめられる子は

 いまだにいます。これは日本のどこでもそうなんじゃないかな。

 みんな、違って当たり前なのにね。。

 オランダでは、体のことで、意地悪を言った子は先生にみっちり注意されて

 いて、周りもそういう空気があったけど、日本にはそういう空気がいまだに

 見られることが少ないのは寂しいです。



 いろいろな過去のしがらみの重力を超えるもの、そんなものがこれから

 できればいいな。。



 と映画とは離れましたが、そんなことを思いながら観ました。

 帰りに紀伊国屋で文庫を買い、一気読みしました。

 いろいろな引用がこれでもかと出てくるのはまるでサーカスの華々しさ

 そのものでした。













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Last updated  2009/05/07 01:42:52 AM
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